小説『呪い使いの転生者』
作者:unworld()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

俺と恭也と決闘と

今、高町家の道場には俺と恭也が向かいあっている。
恭也は木剣を構え俺は拳を構える。

「ん、決闘うけてくれてありがとな」
「いいんだ。君からはただならぬ者の感じがする。
俺の実力を見ておきたい。」
「買いかぶりすぎんな」

俺の実力はある。が、恭也も相当なものだ。ただ、剣を振るいそれだけで強くなった奴。
本物の剣士だ。
あいつは強い、誰よりも…
だが、遠くを見過ぎて自分の周りを見ていないんじゃないのか?

「さあ、始めようか?」
「こい!!」
「始め!」

美由紀さんの合図で(さっき挨拶してもらった。)決闘が始まる。
その瞬間に恭也が動き俺に木剣を振るう。
そのスピードは速く俺はとっさに頭を避けたがそれでも前髪を掠めた。
はっきりいってここまでとは…強いな。

「はぁ!」
「!?」

そんなことを考えてる間にも次の剣が振るわれ俺を襲う。
ちっ、このままじゃジリ貧だっての!

「どうした、そんな程度の者だったのか?」
「うるせぇ!」

俺は拳を振るうが当たらず避けられる。
どうすりゃあいいんだっての!
てか、剣を止めねぇと近づけねぇ!
俺は自問自答しながら答えを見出した。

「そろそろ終わりだ!」

俺の身体に剣が振るわれる。
だが、俺はその剣を身体で受けた。
身体で剣を受けるというのは恐怖だ。痛み苦しみが伴い人間はそれを避けようとする。それは性だ。
しかし、俺はもう、そんなことは体験済みだ。
そんなことに耐えるなど朝飯前だ。
あと、これは木刀だからできることだ。
真剣だったら死んでいる。
はっ、でも、これで近づけた。

「うらぁぁぁぁ!!!!!」

俺は恭也の身体に渾身の一撃をねじ込み恭也は後ろへ倒れる。
俺の身体は悲鳴をあげてはいるが立ってはいられた。
恭也は倒れ動けない。
この事実は俺がこの決闘の勝者だということを告げていた。

「ほら、立てるか…」
「君…の…名は…なんていうんだい…」
「俺は蓮月薫だ。
あー痛っーんじゃ帰るわ…
あとよ、
なのはのことかまってやってくれ。
さみしがってたぞ」

俺はそういって高町家から立ち去る。
自分の家に帰る時に思った。

「そういえば高町なのはってさこの原作の主人公じゃなかったけ?」
『気づいてなかったのか?』
「嘘だろ!?しまったぁぁ!!!」
『どうした』
「俺はね!原作介入するつもりは毛頭なかったのよ!」
『日頃の行いが悪いからそうなるんだ。』

俺がここに転成してから数時間しか立っておりませんが?
俺は今日高町なのはっていう奴と出会った。
そして、原作介入でorzになった。


どうも、unworldです。
原作介入するつもりはなかったのにしてしまう薫くん…
かなしいですね。
これからもがんばりますのでご指摘ご指導のほどよろしくお願いします。
あと、コメントなど、応募中ですのでなにとぞお願いします!




-6-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える




魔法少女リリカルなのはtype (タイプ) 2012 AUTUMN 2012年 10月号 [雑誌]
新品 \0
中古 \1397
(参考価格:\820)