小説『vocaloid note』
作者:幻想狂想曲()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

非リア充はしねばいい


死ね 死ね 死ね 死ね


死ね 死ね 昨日の私 二度と現れるな
昨日までの記憶なんて 消えてなくなればいい
死ね 死ね 無様な私 二度と甦(よみがえ)るな
私覚えている人 みんな消え去ればいい
非リアな私 死ねばいい


生まれ育った家を離れて
新しい町私は来たの
ここではまだ誰も私を
知ってる人一人もいない


惨めな高校時代
友達はオタな腐女子だけで
リア充な同年代を
別の人種と思ってた


リア充な私に 今日から変わるのよ
新しいこの町で きっと生まれ変われる
見下される側から 見下す方になるのよ
私が手に入れた 新しい人生
非リアな私 死ねばいい


死ね 死ね 死ね 死ね


生まれ変わった私のことを
知ってる人いないはずだった
大都市圏わざと外して
大丈夫と思ってたのに


クラスも別々だったし
私に気づくはずないけど
親しみ変に感じて
話しかけられてもウザいし


人違いのふりして シラを切り通すか
しつこく調べたら 逃げ切れるはずない
アイツなんとかして 黙らせておかなきゃ
私の苦労が全部 水の泡になるのよ
知りすぎたヤツ 死ねばいい


死ね 死ね 死ね 死ね


入念に仕込んだ ヤツの抹殺計画
実行を前にして 決心が揺らいだ
ヤツも見る限りは リア充のはずもないし
運悪くたまたま 私の過去知ってた


だけど私もう二度と 非リアに戻りたくない
惨めなあの暮らしを もう味わいたくない
生まれ変わるためには 多少の犠牲は仕方ない
非リアな人生なんて ヤツも不幸に違いない
知りすぎたヤツ 死ねばいい


死ね 死ね 死ね 死ね


死ね 死ね 昨日の私 二度と現れるな
昨日までの記憶なんて 消えてなくなればいい
死ね 死ね 無様な私 二度と甦(よみがえ)るな
私覚えている人 みんな消え去ればいい
非リアな私 死ねばいい


死ね 死ね 昨日までの 私知っている人
そいつら全部まとめて 消えてしまえばいい
死ね 死ね 世界中の 私笑ったヤツ
跡形も残さず 消えてしまえばいい
みんなまとめて死ねばいい


死ね 死ね 死ね 死ね


死ね 死ね 死ね 死ね×2


死ね×10

-11-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える




ねんどろいどぷち ボーカロイド シリーズ01 BOX
新品 \7589
中古 \5700
(参考価格:\6000)