歩太は事務室に呼ばれた
壁には田の写真がかけられていた
「田さんは なんのチャンピオンなんですか??」
「やつはな…
日本ジュニアライト級チャンピオンなんじゃ」
「え?! 本当ですか??!!」
「写真に映っているベルトがその証拠じゃ
それよりもお主に聞きたいんだが
ボクシングで何が学びたい?
ボクシングをして何になりたい?」
「僕は……日本フェザー級のチャンピオンになりたいです
弱い自分から強き己を見せてみたいんです
今まで心配ばかりかけていた 母さんに……………………」
「そうか、ならワシから試験を行ってやる
ついてこい」
歩太はいわれるがままについて行った