汗がダラダラと吹き出してきた 歩太のスタミナは限界を超えていた
力を込めて打つ歩太のパンチは一方的で実にかわしやすい、が
当たればでかい。 徹とは相性が悪すぎた。 歩太のセコンド田はもう無理だと
ため息をついた。 当り前だこの状況は完全に徹の物 もう変わりはしない
漫画じゃないんだから逆転というのは稀すぎる 甘くない世界だ
ゴスッッ!
「・・…………え?!!」
田が声をあげた 歩太のパンチが当たった しかしダメージ性で言うと逆転につながるパンチではない
そう思った だが・・・