小説『GONG!!!』
作者:和樹()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

「ジ、 ジム?・…………」
バタッ っと歩太は 倒れてしまった

「お、おい! あ、気絶してるだけじゃん」

田は すぐにジムに歩太を 連れて行った


「ジジィ!!!! テーピング取ってくれッッ」


「なんじゃ 田!! お前 ロードワークはっっ??!!」

「んな事 どうでもいいんだよ!! 早く取ってくれ!」

このジジィ呼ばわりされている 者こそが

60年代 ボクシング界を驚愕させた かの有名な  鎌川 拓海 である

しかし、 歳を取るにつれ  ボクサーとして 危機感を感じたのか

今は ボクシングジムの会長をやっている


あっさりと引退してしまった
「・・・よし。 熱はねぇ  ちょっとしたらケロッとなるだろ」

-4-
Copyright ©和樹 All Rights Reserved 
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える