小説『Re:Write(仮)』
作者:桃飴()

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 今日は土曜日ともあって午前中までの授業で、昨日は熟眠していたのか、珍しく授業を全部寝ずに受けた。

 ノートを開くと各教科3ページ位しか書いていないし、字が汚いと言うかもう眠気との戦いで字が字じゃな

くなってもうミミズになっている。他の科目のノートも同様。2年の1学期もう半分過ぎているよねと思いつ

つ自分のノートで授業を受けるモチベーションが一気に下がった。

 それに比べ前原はHRが始まった途端爆睡コースに入っていた。

だが、前原に関すればそれが日常の授業風景なのだが、一体どうしたらこんなまで寝ることができるのだろう

か?なんて考えたことはない。俺も普段睡眠授業しているから人の事は言えない。

 昨日は熟眠していたのか珍しく授業中寝ることなく過ごした。と言っても、今日は土曜日ともあって午前中

までなのだが……

 ノートを開くと1学期が既に半分過ぎているのに、ノートは3ページも書いてないやる気の無さ。書いてい

る内容も、字が汚いと言うよりもミミズになってる所をみれば眠気の最中授業を受けようとした事は認めよ

う。でも書いた字よりも落書きが多いのは何故だろう。絵心の全く無い残飯マンやどざエモンやらこれはもう

別の生物だよねと突っ込みたくなる位だった。他のノートも同様で結局授業そっちのけで教科書やらノートや

らに落書きの絵が増えただけだった。

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