小説『Re:Write(仮)』
作者:桃飴()

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 前原宅に戻ってもまだ寝ている。放っておけば冬眠ならぬ春眠するんじゃね?と思いつつもコンビニ袋か

らパンとコーヒー牛乳を取り出してそれを食べつつまたテレビをつけそれを眺めていた。

 ニュースの合間にある7時45分のコーナー『今日のぬこ』を見みていた。

 今日は白いぬこでもう腹ばいになってうねる姿はとても可愛いらしかった。

 俺はペットは飼ってないがもし飼うなればぬこにしようかワンワンにしようかとしょうもない事を少しだけ

真剣に考えていた。すると

「いや、ワンワンだろ」

突然後ろから声がして体にビクっと電流が走った様な感覚に襲われつつ後ろを振り向いた。

 振り向くと同じ学校のブレザーを着ているもののネクタイの色が違って青色で、それは進学科を表す。ちな

みに俺ら専門コースは黒色で県内でも珍しい衛星看護科は赤色で男女ネクタイ・リボンの色は各科共通だ。

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