小説『レイア転生記 壱』
作者:カマッチ()

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小金(コガネ)「華夢璃(ハナムグリ)金分(カナブン)と協力して攻めろ」
華夢璃「冑と鍬の二の舞になるな」
金分「訓練生だからって舐めるなよ」
背斑(セマダラ)
馬糞(マグソ)
大馬糞(オオマグソ)
大黒(ダイコク)
黒(クロ)
伍奔大黒(ゴホンダイコク)
枯吹(コフキ)
蒼童(アオドウ)
豆小金(マメコガネ)
泉血(センチ)
多泉血(オオセンチ)
靈忍(タマオシ)
平田華(ヒラタハナ)
大虎(オオトラ)
虎碧華(コアオハナ)
碧華(アオハナ)
玄華(クロハナ)
白天華(シロテンハナ)
黒金(クロカナ)
葵金(アオカナ)
の20匹が3匹の後に続く。
さらに103匹が追う。
その数 126匹。


レイアは攻撃しようとするが、他の虫が牽制してくる。

レイア「鼻唄三丁
華夢璃「固まれ」
矢筈斬り」
126匹もの虫が正方形に固まり表面の約99匹の一部に浅い傷ができた。
矢筈斬りは一対多を目的に作られた技で、一体一体正確に急所を斬りつける技で相手が大きい程攻撃にムラができる。
相手は攻撃を受ける直前に一ヶ所集まり、一匹の大きな虫と認識されたのだ

レイア「さっきの奴等より頭いいじゃん」
金分「女楼(ジョロウ)様に鍛えてもらったんだ」
レイア「女楼というとジョロウグモか
ココには居ないみたいだが」
小金「疲労で倒れたよ
誰かが神を殺して廻ったせいでな」





レイア「さすがにこの数はキツイな」
レイアは標的を訓練生から変えた。
その先に居たのは


AGFの機械を持った姫妓婦(ヒメギフ)が居た。
靈忍「姫ーー逃げてください」
靈忍がフォーメーションを破り姫妓婦との間に降り立った。
しかし訓練生は一人では無力だった。
姫妓婦を守るためバラバラに襲いかかってくる。
焦っているようだ。
そんな中初めの3匹は落ち着いていた。
小金「落ち着け」
金分「騒ぐな」
華夢璃「皆まって」

「「「落ち着いて」」」
3匹の声が重なった時、焦りが止まった。
フォーメーションを立て直す。
しかしその数の残りは20匹にも満たなかった。
レイア「アタックチャンスはもう終わりかよ」






20匹のフォーメーションはさすがに難しかったようだ。
現在は初めの3匹だけになってしまった。

その時
???「ずいぶんとかわいがってくれたじゃない」
金分「女楼様・・・」
レイア「援軍かよ」


女楼「捕まえた」
10分後
レイアは蜘蛛の糸で周りの家の壁に束縛されていた。
小金が太刀を片手に近づく。
そしてふりおろそうとしたとき


ピカッ   ドーーーーン


雷が小金の太刀に落ちた。

エネル「どうじゃ
ワシの雷は」
レイア「AGFがあるんじゃねーのか」
エネル「AGFは神の力 でわなく 神に貰った力 を使えなくするものじゃ」


エネルの力を借りて戦っている途中で女楼の顔が蒼くなってきて


倒れた。
金分「女楼様っ」
レイア「隙アリッ」


華夢璃「キャーーーー」
バリッ バリッ バリッ
華夢璃の背中から神格化したハナムグリが出てきた。
ハナムグリは敵味方関係無く攻撃を始めた。


30分後、この場に立っているのは
レイア
姫妓婦
背閼伽
錫霧市
一般局員の中の精鋭 9匹
そして




ハナムグリ
の15名(匹)だけになっていた。

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