小説『スイーツバトルロワイアル』
作者:Mr,後困る()

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21 夜明けはまだ遠い

ほの7 5:45 ホテルロビー 

僕はマシュマロ・・・今お姉ちゃんとロビーで一休みしています
お姉ちゃんは休んで良いよって僕が言ったけど僕にばっかり働かせては悪いだろって
一緒に探してくれました、何を探したかと言うと階段です
このホテルは何所に階段があるんでしょうか?ホテルの地図は無いんですか?
全くあのお菓子の王様は困った人です、僕とお姉ちゃんを出会わせた事は感謝しますが
殺し合わせるだなんて最低の屑ですね、どうにかお姉ちゃんと一緒に脱出しないと!!
脱出する前にレアチーズケーキも殺さなきゃ、お姉ちゃんに傷をつけてなんて酷い奴だ!!
この世で最も美しいお姉ちゃんに薄汚いナイフを投げるなんて
ナイフは僕が持っている、本当はレアチーズケーキが触ったナイフは触りたくも無いけど
お姉ちゃんの血が付いている3本を貰う事にした
あぁ〜舐めたいよ〜、でもお姉ちゃん引くだろうな〜弱ったなぁ〜

あんみつ「お、おいお前ら」

・・・お前?お姉ちゃんに向かってお前?

ポップコーン「誰だ?」

あぁ〜お姉ちゃんの凛とした声〜素敵だなぁ

あんみつ「一体これはどういう事だ?」

野太い声で喋るな屑、死ね

ポップコーン「どういう事、とは?」
あんみつ「俺は眠っていて何が起きたか分からない説明してくれ」
ポップコーン「ああ、それはだな・・・」

お姉ちゃんと男が喋っている・・・あああお姉ちゃんが僕を見ない
やだ、やだ、やだ、ヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダ
ヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤ
ダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダ
ヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダ
ヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤ
ダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダ
ヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダ
僕を見て!!僕を見て!!!そんな男と話さないで!!僕だけを見て!!
どうにか話を中断させないと!!一体どうすれば・・・そうだ!!!

あんみつ「俺が寝てた時にそんな事が起こっていたのか」
ポップコーン「そうだ・・って何だマシュマロ抱きつくな」
マシュマロ「お、お姉ちゃんこの人何所から・・・」
ポップコーン「あ?・・・そう言えば何所から来た?」
マシュマロ「きっとレアチーズケーキの仲間だよ!!」

僕とお姉ちゃんは武器を構えて数歩下がる、あとは武器を使うそぶりを見せればこいつは殺せる

あんみつ「・・・いや、俺は上から来たんだが・・・」
ポップコーン「上?どうやって降りた?」
あんみつ「・・・シュークリームから教えて貰った非常階段で」
マシュマロ「シュークリームってそこで死んでいる人?」
あんみつ「・・・ああ、俺の目の前でいきなり飛び降りた」
ポップコーン「あんみつだったか?その非常階段まで案内してくれないか?」
あんみつ「ああ、分かったこっちだ」

あんみつとかいう屑が案内する、立ち上がる時に僕はお姉ちゃんに小声で言った

マシュマロ「お姉ちゃん、あいつ怪しいよ」
ポップコーン「・・・何でだ?」
マシュマロ「だって目の前で飛び降りる人を止めなかったんだよ?おかしいでしょ?」
ポップコーン「・・・確かにな」
あんみつ「どうしたこっちだそ?」
マシュマロ「今行きます!!お姉ちゃん警戒だけは怠らないでね」
ポップコーン「ああ・・・分かった」
「すみませーん!!誰か居ますかー!!」

誰かの声が聞こえた

ポップコーン「誰だ!?」
アイスクリーム(ストロベリー)(以下苺)「アイスクリームの苺味です
ちょっと休ませて下さい」

ピンクのスーツの女がやって来た、茶色のスーツの男を背負っていた
男の方は呑気に眠っている

ポップコーン「その男は?」
苺「アイスのチョコ味です」

ああああああああああああああああああああああまた男がぁぁ
・・・いや待て冷静になれ、同性愛もありえなくないから女の子もヤバい
どうする!?どうするんだ!?

マシュマロ「お姉ちゃんどいて!!きっと罠だよ!!」
苺「違います!!」

女ははっきりと否定した、その後長々と何かを話していたが
お姉ちゃん以外の奴の話なんて聞きたくも無いので聞き流した

苺「・・・と言う訳なので私はこの戦いを止めるのよ!!」

とりあえず殺そう

マシュマロ「・・・・・嘘、信じない」

僕はナイフを振り上げた

ポップコーン「マシュマロ!?」
苺「良いよ、それで貴方が信じられるなら」

下らない、そんな台詞で僕が躊躇うとでも・・・
あ、このナイフお姉ちゃんの血が付いた奴だ
じゃあ駄目だな諦めよう

マシュマロ「・・・・・止めよう、だけどお姉ちゃんを傷付けたら殺すから」
苺「・・・肝に銘じておくよ」
ポップコーン「・・・・・」
あんみつ「あのー、階段の場所に案内したんだが・・・」
ポップコーン「あ、そうだったなじゃあ早い所・・・」

ジリリリリリリリリリリ!!!!!!!!

お姉ちゃんの声をおかしな音が邪魔をした、何だよ一体

『御機嫌よう諸君!!第1回定時放送だ!!』

残り67名

アイスクリーム(ストロベリー)
状態:健康
道具:支給品一式
武器:8連発リボルバー、弾
思考
1.この戦いを止める
2.とりあえずチョコ君の治療を
3.マシュマロさん怖い・・・

アイスクリーム(チョコレート)
状態:足に被弾、眠り
道具:支給品一式
武器:ソーダ入り2リットルペットボトル
思考
1.このバトルロワイアルに勝ち残りアイスクリームに繁栄を!!
2.ZZZ・・・ZZZ・・・

あんみつ
状態:健康
道具:支給品一式
武器:ヘリコプターの鍵
思考
1.俺が寝ている内にそんな事があったのか!?
2.階段に案内する

ポップコーン(塩)
状態:やや疲労、右足に2箇所、左腕に傷、全て治療済み
道具:支給品一式
武器:パソコン、中華鍋、フライパン、投げナイフ15本
思考
1.ゲームに乗るかどうか迷っている
2.とりあえず仲間を集める
3.ホテルへ向かう
4.アンパンと桜餅と組む
5.危険人物(菓子)から逃げる
6.コンセントはどこだぁ〜
7.マシュマロ・・・・・

マシュマロ
状態:健康、ヤンデレ化
道具:支給品一式
武器:ホテルの最上階のスイートの鍵、包丁
思考
1.お姉ちゃん(ポップコーン塩)を傷つけたりする奴は皆殺し
2.お姉ちゃん僕だけを見て・・・

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