37 身の程知らずの末路
7:30、ホテル最上階スイートルーム
・・・!!
アイスクリーム(チョコレート)(以下チョコ)「ここは何所だぁ〜!!」
あんみつ「うおわ!!びっくりした!!」
苺「起きましたか？チョコ味」
俺の色違いの様な服を着た女が話しかけた
チョコ「お前は・・・苺味？」
苺「ええ、おはようございます、チョコ味」
チョコ「ここは・・・一体」
マシュマロ「大きな声出さないでよ、お姉ちゃん疲れて眠ってるんだから
起きたらどうする気だよ、殺すぞ」
白髪の青年がそう言った、こいつはヤバイな・・・
苺「ここに来るまでの事、憶えてますか？」
チョコ「え？あーそうだな、抹茶味と戦って殺されそうになった時に
変な煙を吸った抹茶味が倒れて、俺も気を失って・・・あれはお前がやったのか？」
苺「ええ、私の支給品を使って」
チョコ「そうか・・・今、何時だ？」
苺「7:30です」
チョコ「何!?放送とやらはどうなった!?」
苺「・・・21名脱落しました」
チョコ「良し!!そこまで死んだか!!」
マシュマロ「・・・良し？」
あんみつ「おいおい、まるでこの戦いに乗ってる様な」
チョコ「乗ってるよ？」
辺りの温度が一気に下がる
マシュマロ「・・・こいつ殺しますね」
そう言って白髪の青年が包丁を取り出す
苺「ま、待って下さい、きっと事情が」
マシュマロ「君も殺す」
あんみつ「なっ!?何でだ!!?」
マシュマロ「こいつとあの男はグルだ」
あんみつ「何を根拠に」
マシュマロ「うるさいなぁ、君も殺し」
ポップコーン「マシュマロ!!何をしている!?」
奥から女が現れる
マシュマロ「・・・このチョコ味ってのが戦いに
乗ってるから殺すのを邪魔するこいつらを殺す」
ポップコーン「マシュマロ・・・」
苺「ポップコーンさん、マシュマロさんを止めて下さい」
ポップコーン「・・・・・」
緊迫した空気が流れる・・・ここは何とか場を掌握せねば
チョコ「俺と苺味を殺しても、バニラ味が居る」
あんみつ「バニラ味は死んだぞ」
・・・俺は苺味の方を見た、黙って頷く苺味
チョコ「・・・本当か・・・」
マシュマロ「・・・・・彼はコーヒーフロートになったそうだよ」
チョコ「は？どう言う事だ？」
俺は白髪の方を見た
マシュマロ「コーヒーを飲んでコーヒーフロートになったんだって」
チョコ「・・・」
コーヒーを飲んでコーヒーフロートに・・・
単純だが明らかなパワーアップだ、そんな簡単に・・・
そうだ・・・バニラがコーヒーフロートになれるなら!!
チョコ「ふふふ・・・」
あんみつ「何がおかしいんだ？」
チョコ「俺の支給品を教えてやろう」
ポップコーン「え？あんたの支給品はソーダ・・・!!」
チョコ「その通り!!俺はソーダフロートになる!!」
俺はカバンからソーダを出す、後ろから苺味が掴みかかる
苺「止めて!!そんな事したら貴方死んじゃう!!」
チョコ「バニラが出来た事が俺に出来ないはずは無い!!」
あんみつ「おい!!馬鹿な事は止めろ!!チョコとソーダが合うはずねえだろ!!」
チョコ「意外と会うかもしれないだろ!!離せ苺味!!」
苺「止めて!!」
チョコ「離せ!!」
苺「きゃ」
俺は苺味を振り払い、ソーダを一気に飲み干した
苺「ああ!!」
チョコ「ぐ!ぐぐぐ・・・!」
体に力が満ちるのが分かる・・・!!これなら白髪の男に勝てる
チョコ「ハハハハハ!!!力が満ちて」
グチャ
腕から血が出た
チョコ「・・・は？」
グチャ、グチャ
足が折れた
チョコ「え、ちょ」
グチャ、グチャ、グチャ
目玉が潰れた、鼻が落ちた、胸から血が出る
チョコ「馬鹿なァァァァァ」
その後、全身がぶっ飛ぶのを感じながら俺は意識を手放した
アイスクリーム(チョコレート) 脱落
残り57名
アイスクリーム(ストロベリー)
状態：健康
道具：支給品一式
武器：8連発リボルバー、弾
思考
1．この戦いを止める
2．とりあえずチョコ君の治療を
3．マシュマロさん怖い・・・
4．チョコ味!!
あんみつ
状態：健康
道具：支給品一式
武器：ヘリコプターの鍵
思考
1．この戦いを止める
2．マシュマロを警戒
3．マジかよ・・・
ポップコーン(塩)
状態：右足に2箇所、左腕に傷、全て治療済みで治癒がかなり進んでいる
道具：支給品一式
武器：パソコン、中華鍋、フライパン、投げナイフ15本
思考
1．ゲームに乗るかどうか迷っている
2．とりあえずマシュマロと一緒にいる、なるべく他の人は近付けない
3．・・・
マシュマロ
状態：健康、ヤンデレ化
道具：支給品一式
武器：ホテルの最上階のスイートの鍵、包丁
軍事用回転椅子(組み立て式)とその設計図
思考
1．お姉ちゃん（ポップコーン塩）を傷つけたりする奴は皆殺し
2．お姉ちゃん僕だけを見て・・・
3．計画通り・・・!!