小説『カオススクールG×B』
作者:零崎哀識()

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ー修行ー

焼鳥野郎のせいであの後の部活は中止。

今は家にいる。

フェニックスか。不死を相手にするのはたりいな。

何回殺せばいいんだろうな?

風呂にでも入って考えるか。

ガラッ

零誠「あっ」

居候『えっ』

わぁ、俺知らない間に時間止める魔法を覚えてたみたい。

………やべぇ、今大浴場を居候達が使ってたの忘れてた。

零誠「悪い。直ぐに出る」

ガシッ

黒歌が後ろから抱き付いてきた。

零誠「何っ!?」

黒歌「一緒に入るにゃあ」

放せ!当たってるから!あれが当たってるから!

夕麻「そうですね。主様のお背中を流します」

零誠「白音とアーシアがいるんだぞ!」

アー「だ、大丈夫です。日本でのお風呂のルールを教えてもらっていますから」

零誠「こういう状況に当て嵌まるルールを俺は知らんぞ!」

アー「日本には裸のお付き合いという物があるんですよね?お風呂の中で親睦を深めるという」

零誠「それは同姓限定のみのルールだ!そんなこと教えた奴は誰だ!?」

アー「大切な相手と……レーセーさん。裸のお付き合いをしてください」

零誠「はい。話を聞いてない!白音!俺をぶん殴っていいからなんとかしてくれ!」

黒歌「白音ならレーセーのあれを見て気絶してるにゃあ」

零誠「白音ごめん!」

この後なんとか逃げましたよ。ええ、強化まで使って逃げましたよ。

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アーシアに正座させて頑張って説明しています。

零誠「女の子が無闇に男性に裸を見せてはいけません。大変危険です」

アー「危険ですか?」

零誠「男の人は狼なのでいけないことをしてきます。口では言えないことをしてきます。恐いだろ?」

アー「はい。恐いです。ですがレーセーさんが守ってくれます」

零誠「俺も男だからね」

アー「レーセーさんも恐いことするんですか?」

零誠「しないよ。しないけれどね。白音!代わってくれ!」

リアス「なんであなた達は朝から正座してるの?」

零誠「あれ?俺呼んだの白音だよな?」

リアス「泊まりの準備をしなさい。修行しに行くわ」

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翌日 リアス家所有の別荘

この別荘は魔力でカモフラージュされている。

荷物運びは俺と木場と白音でやった。

体を鍛えていたから楽だった。

女性陣は2階で着替えている。

木場「僕も着替えてくるけど覗かないでね」

零誠「串刺しにするぞ」

こいつのせいでBLの噂が流れんだよ!

零誠「俺も着替えないとな」

俺が着替え終わってリビングに行くともう全員揃っていた。

リアス「さて、早速修行を始めるわよ」

Lesson1 木場と剣術の修行

キン!キン!キン!

木場「レーセーくんの剣には形が無いみたいだ。君は誰かに剣術を習ったことがあるのかい?」

零誠「いや。経験で覚えただけだよ」

木場「一体君は何を経験してきたんだい?」

零誠「いくつかのヒーローを手伝ってきただけだよ」

木場「またまた」

本当のことを教えてやったのに。まぁ、信じろって方が無理か。

Lesson2 朱乃さんと魔術の訓練

朱乃「レーセーくんはもう魔法を覚えているみたいですが、蒸らがあるみたいなのでそこを直せばもっと純度の高い魔法が使えると思いますよ」

零誠「それって簡単なんですか?」

朱乃「アーシアちゃんがやる魔術の基礎の修行より数倍難しいですわ」

零誠「なんでそんなに嬉しそうな顔してんすか?」

朱乃「いやぁ、可愛いレーセーくんに教えてあげることが出来るなんて楽しみじゃないですか」

零誠「いい笑顔してますね」

ヤバいな。俺が下衆を相手にした時と似たような目をしてるよ。

ははは。この修行違うベクトルでキッツいな。

Lesson3 白音と格闘訓練

シュッ!シュッ!

絶賛白音の拳を避けています。

白音「………避けないでください」

零誠「俺にぶっ飛べと!?」

白音「………ライザーのルークに使った投げ技でも使えばいいじゃないですか」

零誠「無理無理。一度見られた技は二度目は通用しないんだよ」

白音「………なら他の技を使えばいいじゃないですか」

零誠「いくら数多くの技を覚えているとしても無数にあるわけじゃないんだが」

白音「………はぁ、真剣にやってください。面白くありません」

零誠「はぁ、一つ使ってやるよ」

白音「………来てください」

零誠「ふう」

零誠が息を吐くと白音は宙を舞った。

零誠は雪蘭の時と同じように抱き留め、すぐに安全に降ろす。

白音「………さっきのは何ですか?」

零誠「達人は直感で避ける。ならその直感を利用してぶっ飛ぶように避けさせればいい」

白音「………そんなこと不可能です」

零誠「さっきやって見せただろ。猫又の得意とする気を使えば俺より上手く使えると思うぞ」

白音「………さっきのを私が?」

零誠「この後は黒歌との気の訓練を一緒にやるか?」

白音「………はい!」

Lesson4 黒歌との気の訓練

黒歌「もっと集中するにゃあ」

零誠「……………おい。いい加減にしろや」

白音「………そうですよ。お姉ちゃん」

黒歌「だから集中すれば気にならないにゃ」

零誠「集中力を上げるのに座禅を組むのは分かる。だが、何故に抱き付いてるんだてめえ!」

黒歌「これが一番レーセーと白音の集中を乱せるにゃあ」

零誠「他に気の修行は無いのか?」

黒歌「私の気を体に直接流し込むって方法があるにゃあ」

零誠「どうやってやるんだ?」

黒歌「口移しにゃあ」

零誠「この修行でいいや」

すぐに座禅を組み、目をつぶる。

白音「………そうですね」

黒歌「むー」

ザラッ

零誠「首を舐めるな!」

Lesson5 部長と体力作り

リアス「はい、357、358。後142回よ」

零誠「キツい」

部長が上に乗って腕立て伏せ×500

この悪魔!はその通りか。

じゃあ鬼!鬼畜!露出魔!

リアス「500回追加ね」

零誠「マジで!?」

他にもランニング、腹筋などのメニューを行った。桁が一つ多いと思う物ばかりだった。

零誠「お、終わったー」

リアス「本当にやりきっちゃっわ。冗談で組んだメニューだったのに」

零誠「今、聞きずてならない発言があったのですが」

リアス「そろそろ夕食だから行きましょう」

零誠「話を変えないでください!」

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