小説『カオススクールG×B』
作者:零崎哀識()

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ー共鳴ー

白音とシロは俺をシーリスから庇うように戦っている。

南羽風の魔法攻撃は投影した盾で防いで時間を稼ぐ。

『Boost!』

待ちに待った4度目の倍加。

『Dragon booster second revolution!』

いつもと違う言葉をブーステッド・ギアは発し、手の甲にあった球が手首のところにも現れた。

原作通りにこのタイミングでギフトが使えるようになったか。

レーセーの頭の中に新しい技の使い方が流れ込んでくる。

零誠「こるはギフトじゃない!?」

このブーステッド・ギア、俺みたいなイレギュラーが使ってるから亜種化してやがる。

零誠「今はこの力に頼ってみるか。『強化開始』×『赤龍帝との共鳴(ブーステッド・ギア・レゾナンス)』!」

『Resonance!』

カーラ「ここに来ていきなり速さが上がった!?」

シー「くっ、あばらを3本ほど持ってかれた」

南羽風「攻撃が完全に見切られてる!?」

『赤龍帝との(ブーステッド・ギア・レゾナンス)』

溜めた回数を味方の人数分減らし、使った技を味方にも使用する。そして、味方の特性を得る。

今回の場合は4回&#8722;3人なので、木場、白音、シロにも1回分の強化を得る。

レイヴ「あなたの頭どうしたんですか?」

レイヴェルが俺の頭を指差す。

零誠「えっ?」

頭を触ると耳が生えてる。

零誠「えっ、猫耳!?」

良く見たら尻尾も生えてる。

※異種と共鳴すると見た目が変わる。

グレイ『ライザー・フェニックス様のナイト2名、ビショップ1名リタイアです』

木場「面白い力だね」

零誠「この見た目のことを言ってるのか?」

白音「………私とおそろいは嫌ですか?」

零誠「俺の猫耳って誰特だよ」

グレイ『リアス・グレモリー様のクイーン1名リタイアです』

木場「朱乃さんが!?」

木場と白音は朱乃さんがやられたことに衝撃を受けてる。

夕麻『追撃狙撃戦準備。地形データ収集。射撃用データ収集。標的を捕捉。地形誤差修正。射撃曲線形成。制御点補正完了。危険区域確認。射撃準備完了。弾種選定。装填。命中率97.89%』

ドオォォォン!!

爆発音が聞こえたと思ったら木場と白音が煙を上げて倒れてる。

グレイ『リアス・グレモリー様のルーク1名、ナイト1名リタイアです』

ユーベ「ポーン1人残りましたか」

零誠「一回で仕留めろ」

夕麻『発射!』

ユーベ「何を言って、っ!?グアアアア!」

森から発射された光の矢がユーベルーナを貫いていた。

零誠「相手が獲物を捕えた瞬間が最も油断する。ハンハン読み直してこい」

ユーベ「くっ、まだやれるわ」

零誠「光の毒でキツいはずなのに凄いな。じゃあまだ平気だな」

ユーベ「何を。グハッ!?」

ユーベルーナを貫いた矢は折り返し貫く。

零誠「夕麻に一回で仕留めろと言ったんだぞ。2発目を撃つまでもない」

グレイ『ライザー・フェニックス様のクイーンリタイアです』

屋上に向かわないとな。

レイヴ「まだ続けますの?」

零誠「そういやお前やられて無かったな」

レイヴ「忘れないでくださる。それて決着はもうついたのにまだやりますの?」

零誠「決着がついてる?非戦闘のお前しか残ってないお前らの負けか?」

レイヴ「笑えない冗談ですわね。不死である私達に勝てると思ってるんですか?諦めなければ奇跡が起こるなんて綺麗事を言わないでくださいよ」

零誠「そんな綺麗事一度も思ったことねえよ。だがなレイヴェル。諦めたら奇跡は絶対に起きないぞ」

レイヴ「行きますの?」

零誠「ああ。戦わないなら新校舎から出来るだけ離れろ。忠告したからな」

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屋上

ライ「リアス。もういい加減諦めたらどうだ?」

リアス「絶対に諦めないわ。あなたのことを2回も殺したのよ」

ライ「確かにあれはちょっときたな。だがあの程度なら後50回はしてもらわないとな」

リアス「………50回」

ライ「な。リザインしろ。それがグレモリー家の為にもなる」

ガチャ

零誠「アンリミテッド・ウエポン・ワークス起動」

『Exprotion!』

屋上の風景が変わる。

零誠「さぁ、殺しに来たぜ。焼き鳥野郎」

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