小説『カオススクールG×B』
作者:零崎哀識()

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ー三巻プロローグー

部室

リアス「レーセー。凄過ぎて、嬉しく思うよりも驚きが大き過ぎるわ」

中級試験のことが部員のみんなに伝わりました。

零誠「はい。俺も驚いてます。すーすー」

リアス「こら。話の途中で寝ない」

黒歌「ていうか、立ったまま寝るって器用にゃ」

零誠「昨晩、全然寝れなかったんでキツくて」

ーーーーーーーーーーーー

昨晩

ガチャ

寝ていた俺は扉が開く音を聞いて、目が覚めた。

零誠「黒歌。自分の部屋にも…………」

リアス「起きちゃった?ごめんなさいね」

零誠「なななな」

リアス「77?」

零誠「なんで裸でここに居るんですか!?」

リアス「私寝る時は裸だから」

零誠「ヤバい!日本語なのに言ってる意味が分かんねえ!」

ガチャ

アー「レーセーさん。大きな声を出して………部長!?」

零誠「この後どうなるのか予想出来たよ!」

白音「………部長が居るんですか?」

黒歌「何があったにゃ?」

夕麻「主様。どうしましたか?」

リアス「あなた達もレーセーのところに来たの」

全員『私達も脱ぎます(脱ぐにゃ)!』

そう言ってみんな服を脱ぎ出す。

はい。予想通り。

こうなったら

零誠「バルス!」

ブスッ!

零誠「目がっ!目がぁぁぁ!」

黒歌「自分に目潰しって、何とち狂ってるにゃ!?」

今度ドアに新しい鍵をつけよう。うんと頑丈なやつ。

ーーーーーーーーーーーー

回想終了

零誠「えっと、中級試験の話でしたよね?いつあるんですか?」

リアス「あなたが受けるのは7月の最後の辺りよ」

零誠「夏休みですか。結構先ですね」

リアス「中級試験を受ける人数が少ないから、試験自体少ないのよ」

木場「素直に喜べないな。こんなに早く抜かれるなんて」

白音「………仕方ないですよ。あのレーティングゲームで最初から最後まで活躍してたのはレーセー先輩ですから」

朱乃「そうですね。ヒーラーのアーシアちゃんとキングのリアスを抜いたら、戦績が1位がレーセーくん。2位が白音ちゃん。3位が木場くん。そしてビリが私ですものね」

零誠「いや、朱乃さんの相手のクイーンはフェニックスの涙を持っていたんですから仕方ないですよ」

朱乃「フォローしてくれてありがとう」

3人『はー』

暗い!3人の周りだけ電気がついてないんじゃないか?

リアス「あっ、私ちょっとお茶淹れてくるわね!」

零誠「いえいえ。主にそんなことさせるわけにいきませんよ!(逃がしませんよ!)」

夕麻「それを言ったら、使い魔である私が!(この空気から逃げるのは私よ!)」

アー「喉が渇いてるんですか?じゃあ、私が淹れてきますね(ニコッ)」

3人『え、あ、うん。じゃあお願いするよ(わね)』

3人ともアーシアの純粋さに屈服した。

黒歌「でもレーセー。レーセーの成長速度って赤龍帝ってことを抜きにしても少し異常過ぎないかにゃ?」

いつもならあの空気から真っ先に抜けようとする黒歌が黙っていると思ったら、そんなこと考えてたのか。

白音「………使い魔である夕麻さんも一撃でクイーンを倒してましたし」

木場「確かにそうだね。何か秘密があるのかい?」

朱乃「あるなら私にも教えてください」

夕麻「私が一撃でクイーンを倒せたのは完璧な不意討ちだったからですけど、あの技は主様が考えた訓練メニューで得たものですね」

リアス「訓練メニュー?どうやってレーセーは内容を決めてるの?」

零誠「えっとですね。部長は俺が最も得意とする魔法って何だと思います?」

リアス「うーん。やっぱり強化か投影よね。どっちなの?」

零誠「実は正解はその2つのどちらでも無く、構造理解の魔法なんですよ」

この発言にみんな驚く。

零誠「強化も投影もちゃんと理解しないと上手くいかないんですよ。つまり構造理解は俺の魔法の全ての基礎なんですよ」

リアス「なるほど。でもあなたの一番得意な魔法が構造理解ということは分かったんだけど、訓練メニューと何の関係があるの?」

零誠「まだ分かりませんか?自分の体の構造を理解し、その日にどの訓練が最も有効なのかを調べるんですよ」

リアス「なるほど。つまりあなたの体は徹底的に効率良く鍛えてあるのね」

零誠「はい。凄い時だと食事までそれで決めてましたから」

木場「僕達にも訓練メニューを作ってくれれば良かったのに」

零誠「俺は全然構わないんだけど、訓練メニューを作る構造理解は細部まで見るから個人情報がまる分かりになるんだよ」

黒歌「細部ってどれくらいかにゃ?」

零誠「体形はもちろんのことあの日なのかどうかまで幅広く分かる。だから木場はいいとして、女子にはオススメしないな」

朱乃「でも夕麻ちゃんにはやったんですわよね?」

白音「………不潔です」

零誠「人の部屋で脱ぎ出す奴に不潔って言われたくないわ!だいたい夕麻には了解を得てるよ」

夕麻「はい。私は主様の所有物なのですから管理されて当然です」

零誠「………最近夕麻の純情さが恐い」

木場「じゃあ、その方法で僕に訓練メニューを作ってくれないかい?」

零誠「分かった。今から1週間分のメニュー作るわ。『構造理解』」

木場にあったメニューを紙に書いて渡す。

零誠「注意点なんだが、このメニューをきっちりこなせよ。それより多くても少なくてもダメだからな」

木場「多くてもダメなのかい?」

零誠「多いと成長しずらくなる時があるからな。あとケガとかしたら作り直すから言ってくれ」

木場「うん、分かった。ありがとう」

零誠「どういたしまして」

黒歌「次は私の番にゃ!」

零誠「おい!さっきの聞いてなかったのか?」

黒歌「聞いてたけど、レーセーに見られて困ることなんて無いにゃ。むしろ見て欲しいにゃ」

零誠「この痴女が!」

白音「………わ、私もお願いします」

零誠「白音も!?黒歌を見習ったらダメだ。あれはダメな大人の見本だぞ」

白音「………私も強くなりたいんです。先輩の隣で戦えるくらい強く」

零誠「白音」

アー「私もお願いします。私もせめて自分の身は自分で守れるようにしたいです」

零誠「アーシアまで」

リアス「私も頼むわ。キングがやられたらみんなが強くなっても意味が無いしね」

零誠「はー、分かりました。みんなの分作りますよ」

朱乃「ごめんなさい。私はいいです」

零誠「そうですか。まぁ、これが普通の反応ですしね」

こうして朱乃さん以外の分の訓練メニューを作った。

個人情報を知られた方は恥ずかしいのは当たり前だけど、知った方も結構恥ずかしいもんだね。

あー、忘れたいけど忘れたくない。

ーーーーーーーーーーーー



今日はドアに頑丈な鍵をつけて、壊したら1週間口聞かないと言っておいたから平気だろう。

というわけで現在夢の中。

目の前にドライグがいる。

ドラ「久しぶりだな。相棒」

零誠「ああ。つーか、お前寝坊すんなよ。結構話が進んじまったよ」

ドラ「そうみたいだな。………この場所って前もこんな感じだったか?」

零誠「アア。コンナカンジダッタゾ」

ドラ「そうか。気のせいか。それじゃあ、俺の目ってこんな色だったか?」

零誠「ソンナイロダッタゾ」

ドラ「んな訳ねえだろ!なんで俺がオッドアイになってんだよ!?」

ドライグの右目は白目のところが黒く、黒目のところが金色になっている。

ドラ「景色だって前まで何も無い真っ白な空間だったのに、武器が地面にいくつも刺さってるし、地平線に炎が燃えてをじゃねえか!」

アンリミテッド・ウエポン・ワークスで現れる空間になっている。

ドラ「俺が寝ている間に何があったんだよ」

零誠「高2になってからいろいろあったよ。結果だけ言うと、悪魔になって、堕天使を使い魔にして、フェニックスをぶっ倒して、今度中級悪魔になる予定だ」

ドラ「その結果に至るまでに何があったかを教えやがれ!」

説明中

ドラ「………お前頭おかしいんじゃねえか?」

零誠「てめえ喧嘩売ってんのか!」

ドラ「いや、だってお前の生活ぶっ飛び過ぎだろ!普通死ぬし」

零誠「………確かに。なんで俺生きてんだろ?」

ドラ「ま、これからは俺が相棒と一緒にいてやる」

零誠「任した」

ドラ「任された。だいたいこんな面白い所有者簡単に死なせてたまるか。俺を発動した時から亜種化させるなんてな」

零誠「やっぱりあれ亜種化だったか」

ドラ「さて、そろそろ起きろ。白いのが来た時のために頑張れ」

この言葉を聞いて俺は目が覚めた。

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