小説『カオススクールG×B』
作者:零崎哀識()

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ーお泊まりー

兵藤家

サー「妹が迷惑かけていなくて安心しました」

父親「いえいえ。リアスさんはいい子で家事も手伝って貰って助かっています」

母親「家までリフォームしていただいて」

俺がした提案に部長は嫌がっていたが、魔王と最強のクイーンにかなうわけ無く、サーゼクスさんの横で赤くなっています。

サーゼクスさんはサーゼクス・グレモリーとして部長のお父さんの会社を継いだことになっている。

母親「そちらのメイドさんは?」

サー「ええ、グレイフィアです。………実は私の妻です」

『えええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?』

グレモリー家っ俺以外が驚きの声を上げた。

グレイフィアさんはサーゼクスさんの頬をつねり、

グレイ「メイドのグレイフィアです。我が主がくだらない冗談を口にして申し訳ありませんでした」

サー「いふぁいよ。グレイフィア」

見てて飽きないな。

アザゼルもそうだったが、トップは面白い人が多いな。

父親「サーゼクスさんも授業参観に?」

サー「ええ。仕事が一段落したので妹の学舎と授業風景を見ようかと思いましてね。そうそう父も来るそうです」

母親「リアスさんのお父さんも」

サー「父は駒王学園の建設にも関わっているので、この機会に見に来ると言ってました。まぁ、リアスの顔を見たいだけでしょう」

その部長の顔はまた一段と赤くなっていた。

そして部長は助けてと合図を送って来ている。

よし!

零誠「部長は久しぶりにお兄さんに会って嬉しいみたいだからみんな上に上がるとしよう」

部長はびっくりして慌てている。

俺は親指を立て、いい笑顔を向けた。

俺は部長がこの面しrゲフンゲフン。この試練を越えてくれると信じています。

部長が睨み付けているので退散します。

ーーーーーーーーーーーー

就寝前

コンコン

零誠「はーい」

俺は叩かれた扉を開けるとサーゼクスさんが立っていた。

サー「失礼するよ。今日はここの部屋を使わせて貰って構わないかい?」

零誠「いいですけど。部屋が沢山あるのに奥さんと一緒の部屋じゃなくていいんですか?」

サー「さすがにお邪魔した家で夜の営みをするのはマズいだろ?」

零誠「そこまで勧めていませんよ。で、何を開始してんですか?」

サーゼクスさんは部屋に入ってきて早々話をしながら家捜ししている。

サー「いやぁ、男子高校生の部屋に入ったらエロ本探しに決まってるだろ!」

零誠「そっち方向に興味深々だな!?」

サー「やはり定番のベッドの下かな?」

零誠「あ、そこは」

サー「おっ、なんだいこれは?」

サーゼクスさんがベッドの下から何かを見つけた。

サー「こ、これは!?」

零誠「見つかってしまいましたか」
サーゼクスさんが手にしているのは、

零誠「そうです。それがアザゼルと今日飲む予定だった幻の梅酒です」

サー「よし。飲もう!」

零誠「変わり身早いですね!?」

まぁ、飲む気分だったしいいか。

俺は準備していく。

サー「とっくりとは通だね」

零誠「日本酒飲む時はとっくり、西洋酒飲む時はグラス常識です。まぁ、その梅酒は中国の物なんですけどね」

サー「うん。美味い」

零誠「それは良かった」

サー「アザゼルと会ったそうだね。何か言っていたかい?」

零誠「『面白い奴だ』と『次は格ゲーで勝負だ』と『酒楽しみにしてるぞ』と言われました」

サー「てことはこの酒を無くしたらマズいな」

零誠「他の酒用意するんで飲んじゃいましょ」

サー「アザゼルに悪いことしたかな」

零誠「それで要件はアザゼルのことだけですか?」

サー「いや、一番はリアスのことだ。ありがとう」

零誠「部長のことで礼を言われる理由が思い浮かばないのですが」

サー「リアスは君のこと大切にしている。あんなに楽しそうなリアスは冥界でもあまり見れない。きっと今は毎日が楽しいんだろう。それは君のおかげだと思ってる」

零誠「俺のおかげというのはいささか言い過ぎだと思いますよ。俺以外にも仲間達が沢山いるんですから」

サー「全く妹も苦労するな」

その後、サーゼクスさんと朝まで飲み明かした。

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