小説『カオススクールG×B』
作者:零崎哀識()

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ーオイル塗りー

黒歌が泳げるようになったので休憩に入ったところで部長の使い魔に呼ばれたので部長の元へ向かってる。

俺、過労死すんじゃね?

零誠「ふぅー。お呼びでしょうか?」

リアス「お疲れのところ悪いんだけどこれ頼んでいい?」

差し出されたのはサンオイル。

零誠「構いませんが、悪魔って日焼けするんすか?」

リアス「悪魔は日焼けはしないけどこれは美容様よ」

零誠「なるほど。部長達の肌の綺麗な秘訣と言ったところですね」

リアス「ふふっ、女子は色々と忙しいのよ」

部長はちゃんと大事なところを隠しながら水着を外した。

零誠「行きますよ」

ピチャッ

リアス「あん!レーセー、手で温めてちょうだい」零誠「あ、すみません」

次はちゃんと人肌に温めてから塗る。

リアス「むらなく塗ってね」

零誠「それは安心してください。絵を描くのが得意でむらなく描くのは得意ですから」

リアス「レーセーって絵まで描けるの!?」

零誠「メインは抽象画ですね」

リアス「苦手なことは無いの?」

零誠「楽器が苦手ですね」

リアス「音楽が苦手なの?」

零誠「歌はいけるんですけど楽器はマラカスくらいしか」

リアス「何故そこでマラカスがチョイスされたの!?」

零誠「いや本当に得意なんですって」

リアス「今度聞かせてね」

零誠「マラカスなら構いませんよ。他の楽器は本当に酷いので止めた方がいいですよ。中学校でリコーダーの授業出禁になりましたし」

リアス「そこまで言われると逆に聞いてみたくなるわね」

零誠「ちなみに出禁になった理由は音が衝撃波になって窓を割ったからです」

リアス「公害レベルを通り越して兵器レベル!?」

ムニュン

朱乃「部長にばかりでなく私にも構ってください」

朱乃さんが後ろから抱きついてきた。

2つの山が当たってます。

零誠「いきなり何してんですか!?」

リアス「そうよ!何してるのよ!」

朱乃「レーセーくんを誘惑してるんですよ」

リアス「許さないわよ!」

朱乃「レーセーくんはリアスの物じゃないですから許可をとる必要ありません」

零誠「俺から許可をとる必要あるんじゃないすか?」

朱乃「ありません」

零誠「さいですか」

ハムッ

零誠「ひゃっ!?」

耳を噛られました。

朱乃「うふふ。レーセーくんったら可愛い」

リアス「ちょっと朱乃!」

朱乃「あらあら、部長が虐めますわ」


チューチュー

零誠「ヒッ!?アヒャッ!?」

耳を吸われました。

リアス「朱乃!いい加減にしなさい!」

部長が止めるために立ち上がった。

零誠「あ」

朱乃「あらあら、大胆ですわね」

部長はオイルの為に水着を外してました。

これだけ言えば分かるよね?

リアス「きゃーーーーーーーーーーーーーーっ!?」

レーセーは逃げ出した。

零誠「部長にも恥じらいがあったんだな」

夕麻「主様。ちょうど探してたんですよ」

零誠「お前も俺に何か用か?」

夕麻「ええ。主様にオイルを」

零誠「塗るなら他の奴に頼んでくれ。さっき酷い目にあった」

夕麻「いえいえ。私が主様に塗るんですよ」

零誠「お前が俺に?」

夕麻「はい。主様の美容の向上も下部の役目です」

零誠「理屈は分からんが、そういうことなら頼もうかな」

夕麻「じゃあ横になってください」

言われた通り横になる。

夕麻が綺麗に塗りこんでいく。

零誠「結構上手いな」

夕麻「お褒めの言葉ありがとうございます」

疲れていたのも加わり、だんだん眠くなっていく。

ズシッ

背中にかかる重量と面積が上がる。でも何故か苦にならない感覚がする。

眠たげな思考回路で考える。

なんかさっき感じた触感がすんだよな。

耳を噛られたのと吸われたインパクトが大きくて分かんねえや。

なんなのか見上げると夕麻が身体全体を使ってオイル塗りしてた。

零誠「何しとんじゃ!?」

レーセーは勢いよく立ち上がり、夕麻はその反動で尻餅をついた。

零誠「眠気が吹っ飛んだは!」

夕麻「主様。まだ前が終わってませんよ」

零誠「やらんでよろしい!」

またレーセーは逃げ出した。

夕麻「主様、待ってください!あっ!?」

全身にオイルを塗っていた夕麻は滑って転んでいた。

ーーーーーーーーーーーー

プール用具室

零誠「ここなら大丈夫だろ」

なんか大事なことを忘れてる気がする。

ゼノ「おや?レーセーどうしたんだい?」

零誠「ちょっとあってな。お前こそ全然来なかったしどうしたんだ?」

ゼノ「水着を初めて着たから苦戦してたんだ」

零誠「なるほどな。似合ってると思うぞ」

ゼノヴィアは青いビキニを着ている。

ゼノ「ううっ、なんでそういう発言が普通に出てくるかな」

零誠「ん?なんか言ったか?」

ゼノ「なななんでも無い!」

零誠「ならいいが」

ゼノヴィアは顔を真っ赤だが風邪ひいたか?

ゼノ「レーセーには折り入って頼みがあるんだ」

零誠「俺が力になれるなら手を貸すぞ」

ゼノ「そうか。ではレーセー。私と子供を作って欲しい」

あれ?俺の耳イカレタ?

零誠「はい?もう一度言ってくれ」

ゼノ「私と子供を使って欲しい」

零誠「うん。どうやら俺の耳がイカレタ訳じゃ無かった」

思い出した。原作でこんなことあったね。どおりでこのプール用具室で嫌な気配したわけだ。

ゼノ「では、早速!」

零誠「ちょっと待ちやがれ!貴様はさかりのついた犬か!」

ゼノ「ああ。私は卑しい負け犬だ」

零誠「まだそれ引きずってたのかよ!?」

録音データはパソコンに入ってるけどな。

ゼノ「さて、気を取り直して」

ああ。なんかゼノヴィアの頭にいぬ耳、尻に尻尾の幻が見える。そんなに尻尾振っちゃって。

零誠「どうしてそんな思想になったのか教えてくれ」

ゼノ「私の子供の頃からの夢や目標は信仰に関する物でね。悪魔になった今、それも無くなった。そこで私は部長にどうすればいいか聞いたんだ」

零誠「で、なんと?」

ゼノ「『悪魔は欲を持ち、欲を与え、欲を望む者。好きに生きなさい』と言われたよ。そこで私は教会に属していたときは女の喜びを捨てていたので、その封印を解き、女の喜びを謳歌しようと思う」

零誠「はー、それで子作りか。何故に俺チョイス?」

ゼノ「私は強い奴の遺伝子が欲しいんだ。赤龍帝の遺伝子なんて万々歳だ」

零誠「自分を大事にしろ。そういうことは好きな奴とやれ」

ゼノ「私はお前の『約束された勝利の剣』を奮った姿に好意を持ったのだ。強いだけなら聖魔剣の木場辺りも誘っている」

零誠「恥ずかしいから、いきなりそんな事言うな!」

ゼノ「なんだ?私では不満か?それとも初めての女は面倒か?」

零誠「お前は魅力的だし、俺も未経験だからそういうわけでは無い。ちゃんと段階を踏んでくれ」

ゼノ「女に恥をかかせないでくれ」

誰か助けてください。

リアス「なんか楽しそうな話をしてるわね」

白音「にゃあ、先輩は目が離せませんね」

黒歌「レーセーの初めては私の物にゃ」

朱乃「うふふふふふふふ」

誰かとは言ったがこのメンバーは無いでしょ!

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