小説『カオススクールG×B』
作者:零崎哀識()

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コメントください。
にじファンに乗せて無い内容も最後にあります。

ー魔王少女ー

放課後

部室に部員が全員集まっていた。

リアス「全く恥ずかしかったわ」

零誠「御愁傷様です。こっちは臨時収入があって有意義でしたよ」

アー「本当に凄かったですからね」

零誠「俺の魔術がそういうのに向いていたからな」

白音「……私も見てみたかったです」

零誠「今度うちでも作ってやるよ」

黒歌「じゃあ、モデルになるから私を作って欲しいにゃ」

零誠「それも面白そうだな。だが、別にヌードじゃなくていいからな」

黒歌「にゃ、にゃんで分かったにゃ!?」

零誠「はー。だいたいお前が考えてることは分かる」

黒歌「おお!もう私とレーセーは以心伝心の域に達してるにゃ!」

零誠「なんというポジティブシンキング!?」

白音「……羨ましいです」

零誠「頼むから白音は間違った方向に進まないでくれ」

夕麻「まぁ、私は実際にエーテライトで主様と繋がってますよ」

零誠「話をややこしくしようとすんな!あー、もう、ツッコミが足りない!木場、手伝え!」

木場「ごめんね。ちょっと面白いことやってるみたいだから外に行って来るよ」

零誠「面白いことってなんだ?」

木場「魔法少女が撮影をやってるんだって」

ーーーーーーーーーーーー

中庭

零誠「まさか木場がそっち系の趣味があったなんてな」

木場「だから勘違いしないでくれよ。学園内にそんな変り者がいたら気になるに決まってるじゃないか」

零誠「そっか。そーだね。俺はきちんと分かってるからな」

木場「なら目をそらさずに言って欲しいんだけど」

中庭に来るまでこうやって木場をいじってました。

零誠「予想通りあのバカみ来てたか」

フラッシュの嵐が起きてる前線にセクハラパパラッチがいた。

そいつに会うふりをして人垣を分けて進んでいく。

零誠「松田、調子はどうだ?」

松田「見てみれば分かる」

そう言われて見てみると同い年くらいの少女が魔法少女の格好をしていたのだが、驚くことに魔力が異常に多い。

木場も顔をしかめている。

零誠「木場、あの魔法少女」

木場「レーセーくんも気付いたみたいだね」

魔王クラスはあっからな。

木場「うん。あの魔法少女はダメだ。パンチラがわざとらしい」

このイケメンは何言ってんの?

木場「顔も良し、衣装もよく作り込んでいるのにあんなわざとらしいパンチラは全てを半減させてしまう」

さっきまでの道中のセリフは図星だったわけね。

松田「その通りだ。学園の男子連中に売るなら顔がいいからウケるが、本物には全く売れないな」

木場「やっぱりパンチラはビームを撃ったときに衝撃で軽く見えるくらいがいいんだよ」


『はがない』に出ること出来るくらい残念過ぎる。

松田「いけすかないイケメンだと思っていたが、あんたとはいい酒が飲めそうだ」

木場「『リリなの』フルマラソンしながらなら付き合うよ」

木場!全校女子生徒に謝罪しろ!

匙「はーい。解散解散。ほらほら、今日は授業参観なんだから騒ぎを起こすなよ」

生徒会がきたので蜘蛛の子を散らすように野次馬はいなくなっていった。

匙「あんたも問題を起こさないでくださいよ。もしかして親御さんですか?そうだとしてももう少し衣装を考えてくださいよ」

???「だってこれが私の正装なんだもん☆!」

匙は部長の親御さん達を案内しているところだったようで後ろにサーゼクスさん達がいた。

零誠「匙。忠告だがこの人には媚び売っといた方がいいぞ」

匙「ん?レーセーどういうことだ?」

ソーナ「匙、何事ですか?問題はいつも早急に解決しなさいと「ソーナちゃん☆!」きゃっ!?」

さっきの魔法少女は会長にいきなり抱きついていた。

サー「セラフォルーか。そういえば君も来てたんだね」

木場「セラフォルーってまさか」

零誠「魔力で気付けよ」

木場「あのパンチラへの怒りで」

零誠「今回でお前物凄い勢いでファンが減ってんぞ」

リアス「レヴィアンタン様はソーナのお姉様でもあるわ」

匙「えええええええええええええええええええ!?」

匙は会長とセラフォルーの性格の違いに驚いていた。

リア父「セラフォルーさんは相変わらず凄い格好だね」

セラ「あら伯父様。こういう格好が人間界で流行ってるんですよ」

リア父「そうなのかね?人間界はやはり興味深い」

流行ってるのは残念な方々の間です。

リアス「お久しぶりです。セラフォルー様」

セラ「あら、リアスちゃんじゃない☆おひさー☆」

リアス「セラフォルー様はソーナの授業参観ですよね?」

セラ「そーなのよ。ソーナたんったら、教えてくれなかったのよ。酷いと思わない?ショックで天界に滅ぼそうかと思っちゃったわよ!」

会長にはもっと素直になってもらおう。

リアス「レーセー。ご挨拶なさい」

零誠「リアス・グレモリー眷属ポーンを務める兵藤零誠です」

セラ「はじめまして☆セラフォルー・レヴィアタンです☆『レヴィアたん』って呼んでね☆」

零誠「セラフォルーさんと呼ばせてもらいます」

セラ「えぇー。ま、いっか。サーゼクスちゃん。この子が噂のドライグちゃん?」

サー「ああ。彼が赤龍帝のレーセーくんだよ」

零誠「そんなに噂になってんすか?」

セラ「ええ☆『イレギュラーが服を着てるって感じの新人悪魔』ってね☆」

零誠「それは喜んでいいのか?」

木場「ダメだと思うよ」

だよね!

零誠「セラフォルーさんのその格好はなんのキャラ何ですか?」

セラ「この衣装は魔界で日曜朝にやってる『魔法少女レヴイアたん』の衣装よ☆」

零誠「本人のオリジナル!?」

セラ「そうよ!きらめくステッキで天使、堕天使なんてイチコロよ☆」

ソーナ「お姉様。自重してください。お姉様がきらめいたら小国が滅びます」

さすが魔法少女ならぬ魔王少女。

会長はセラフォルーさんの姿を見て涙目になっていた。

ソーナ「もー耐えられません!」

会長は逃亡し、セラフォルーさんは追い掛ける。

セラ「ソーナたん!いきなりどうしたの?」

ソーナ「ついて来ないでください!」

スッゲー賑やかだな。

サー「シトリー家は平和だね。リーアたん」

リアス「『たん』をつけないでください」

サー「昔はリーアたんは『お兄さま、お兄さま』と後ろをついてきたのに」

リアス「どうしてお兄さまは幼少期のことを」

パシャッ!

部長のお父さんが怒った部長を激写した。

リア父「いい顔だ。よくここまで育ってくれた。来れなかった母さんにも見せてやらないとな」

リアス「お父様!」

賑やかだな。

零誠「魔王様って自由人ばっかだな」

朱乃「そうですね。その分身内が真面目になるみたいですよ」

零誠「見たらだいたい予想つきます」

ま、平和ならいいんじゃね。

これから少し後

零誠「セラフォルーさん。魔法少女になれるステッキあるんですけどいかがですか?」

セラ「え!そんなのあるの?ちょうだい☆ちょうだい☆」

零誠「ちゃっちゃかちゃっちゃっちゃー。『カレイドステッキ』ー」

あの世紀末覇者でも使えるんだから大丈夫だろう。

カレ『魔法少女力5。ゴミですね』

あの世紀末覇者に負けたよ!?

プチッ!

恐い!セラフォルーさん、笑顔なのに恐い!

ミシミシ

カレ『ギブギブ!折れる折れる折れる!』

セラフォルーさんがカレイドステッキをへし折ろうとしている。

零誠「セラフォールさん!一旦落ち着いてください!」

セラ「代わりにレーセーくんの首をへし折ろっか?」

零誠「どうぞ続けてください」

カレ『そんなレーセーさん!?裏切り者!』

零誠「うっせーよ!俺も命が惜しいんだよ!だいたい魔法少女力とか乙女のラヴパワーとか定義が分からん!」

カレ『乙女のラヴパワーは誰かに恋してるかどうかで魔法少女力は魔法少女のセオリーにどこまで忠実かです!』

零誠「魔法少女のセオリーにどこまで忠実か?」

カレ『はい。わざとらしいパンチラなんてもっての他です』

零誠「セラフォルーさん。ある人の教育を受ければ魔法少女になれます」

セラ「ある人?」

零誠「木場先生です」

木場「僕と勉強して魔法少女になってよ」

零誠「腹黒マスコットの真似とはノリノリだな!」

セラフォルーさんに木場は魔法少女のなんたるかを教えることになりやした。

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