小説『カオススクールG×B』
作者:零崎哀識()

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殿堂入りしました。

ー山籠もり 前半ー

温泉の翌日

中庭にリアス、グレモリー眷属、黒歌、夕麻、イリナ、アザゼル、匙、サイラオーグが集まっていた。

アザ「これからの修行のメニューだが、長期的に見てくんだ物だから成果が現れるのに個人差がある事を理解しろ」

全員『はい!』

アザ「よし。と言ってもほとんどの奴はレーセーが作ったメニューで済むんたけどな。全く立場がねえぜ」

零誠「水面下で虎視眈々と顧問の席を狙ってますから」

アザ「お前が言うと冗談に聞こえないな。まずリアスとサイラオーグはレーセーのメニューとこれを見て勉強しろ」

リアス「これは?」

アザ「過去のレーティングゲームの映像に情報だ。戦術、戦略をゲームの種類に合わせて考えろ」

零誠「俺からサイラオーグさんに一言。あなたが覚えた技は相手が悪人であり、自分より強い場合でしか使わないでください」

サイラ「分かった」

アザ「次に朱乃。お前は堕天使の力を夕麻から教えて貰え」

朱乃「わ、分かりました。夕麻さんお願いします」

堕天使の力にまだ慣れないのか、少し声が震えている。

夕麻「はい。出来るだけ限りのことをします」

アザ「木場は禁止化を長時間保たせられるようにしろ。剣術の方はお前の師匠とやらに任せる」

木場「分かりました」

アザ「ギャスパーには脱引きこもりメニューを考えておいた」

ギャス「が頑張りますぅー」

アザ「白音は黒歌に気、仙術、妖術を教えて貰え」

白音「………はい。お姉ちゃん。お願いします」

黒歌「にゃ、にゃあ。私に任せるにゃ………」

アザ「アーシア。お前はセイクリッド・ギアの効果範囲の強化。遠くに離れていても発動出来るはずだ」

アー「分かりました」

アザ「ゼノヴィアはデュランダル。イリナはエクスカリバーを使いこなせるようにしろ。まぁ、レーセーのメニューでなんとかなるだろう」

イリナ・ゼノ「「はい!」」

アザ「黒歌、夕麻もレーセーのメニューでいいだろう。そして、匙」

匙「はい!」
アザ「お前は修行期間を3つに分けて、前半と後半にレーセーと同じメニューをやって貰う。そして真ん中にセイクリッド・ギアの強化だ」

全員『!?』

匙「セイクリッド・ギアのことより俺がレーセーと同じメニューってのがインパクトが強すぎるんですけど」

零誠「それでメニューは?」

アザ「ドラゴンのことはドラゴンに任せるのが一番だ」

ヒュー!ズドン!

銀色のドラゴンと黒いドラゴンが降り立つ。

零誠「ティアか」

ティア「わらわが直々に手解きしてやろう」

???「本当にティアマットの奴がドライグに友好的だとはな」

ティア「ドライグにではない!レーセーとじゃ!そこを間違えるではない!タンニーン!」

タンニ「悪い悪い。まぁ、お前が一悪魔と友好的なのはどちらにせよ驚く物がある。そしてもう1つ驚くことはアザゼルが悪魔の領土で堂々としてることだな」

アザ「はん!サーゼクスから許可貰って堂々と入国してやったよ」

匙「………まさかこの大怪獣共と戦えと?」

零誠「さすがに手加減してくれるだろう。この2人が本気を出したら辺り一面何も残らないだろうし」

匙「手加減して貰っても死ぬ気がする!」

タンニ「赤龍帝相手には手加減を緩める予定だ」

零誠「………マジ?」

アザ「大丈夫大丈夫。アスカロンがあるからなんとかなるだろう」

零誠「いくらアスカロンつったってそこまで万能じゃねえよ!」

ティア「グレモリーの娘。あの山を借りてよいかの?」

リアス「ええ、手が入ってないから思う存分鍛えてあげて」

零誠・匙「「死刑宣告出ちゃった!?」」

レーセーと匙はティアマットとタンニーンに咥えられ、山に連れて行かれた。

ーーーーーーーーーーーー

タンニ「まず、自己紹介しておこう。俺は『魔龍聖(ブレイズ・ミーティア・ドラゴン)』のタンニーン。悪魔に転生する前は『六大龍王』現在の『五大龍王』の一角だった」

零誠「なんか俺が係わるドラゴンって、名のある奴ばっか」
タンニ「特訓だが、俺とティアマットが山の形が変わらない程度に攻撃するから生き延びろ。出来たら反撃しろ」

零誠「それって下手したら死ぬってことじゃね」

ティア「レーセーには山の形が変わる攻撃も行うからの」

零誠「死ぬ!絶対死ぬ!」

匙「レーセー。お前絶対に俺に近づくなよ」

零誠「知るか!死なばもろともだ!」

タンニ「俺が10秒数えたら攻撃開始だ。ほれ逃げろ。10」

匙「10秒って短過ぎんだろ!」

匙は慌てて逃げ出す。

零誠「おら!死ね!」

零誠はアスカロンで斬り掛かる。

タンニ「きゅうおっ!?いきなり何をするんだ!」
タンニーンはギリギリで躱した。

零誠「10秒数えるまでこっちから攻撃してはいけないなんてルールは無いだろ?なら、数え終わるまでにぶった斬るまで!」

タンニ「卑怯だぞ!赤龍帝!」

零誠「知るか!こちとら命がかかってんだ!後、8秒だ!」

タンニ「クソッ!8なっくっ!?」

零誠「今、7は言えてないからな!」

ティア「ほれ、頑張れタンニーン」

タンニ「てめっ!呑気に見てないで助けやがれ!」

ティア「お主が数え終わらねばわらわも攻撃出来んからのう」

タンニ「てめえも敵か!?こうなったら早く数え終えて、な「言わせねえよ!」くっ!?」

タンニーンはレーセーの猛攻によってなかなか数が数えられない。

ティア「レーセーに10秒も与えたのが間違いじゃ」

ーーーーーーーーーーーー

30分後

タンニ「待て!!このクソガキ!!」

タンニーンがぶち切れました。

逃走中

零誠「危なっ!?」

匙「なんで俺まで!?」

ティア「なんかわらわのやる事ないのう」

零誠「そう言いながら炎弾撃ち込んでくんじゃねえよ!」

ティア「わらわは全く本気を出しておらんぞ。炎はわらわの領分ではないからのう」

匙「このレベルで得意分野じゃないってどういうことだよ!?」

零誠「なぁ、匙。寝床は野宿でいいとして、水と食い物はどうする?」

匙「この状況で寝られるかどうか謎だぞ!」

零誠「腹に何か入れないと足を動かすのもキツいぞ」

匙「確かに。食い物は分からんが水ならさっき湖があったぞ」

零誠「残念なことにさっきあっただけで現在はタンニーンさんが消滅させちまったんだよ」

匙「それって結構マズいんじゃ?」

零誠「はっきり言って死活問題だな」

タンニ「何、ごちゃごちゃ言ってやがる!」

零誠「うおっと!?」

ーーーーーーーーーーーー

十数時間後

やっとタンニーンが落ちつき寝てくれた。

匙「もう無理………」

零誠「悪いけど仕事してもらうぞ」

匙「まだ何かあんのかよ?」

零誠「ラインでタンニーンさんからエネルギーを俺とお前に横流ししろ」

匙「なんちゅー事考えんだお前」

零誠「命がかかってるからな。それにタンニーンの動きが鈍くなるだろうから、修行が楽になる」

匙「よし。やろう」

零誠「素直な奴は好きだよ」

翌日、またタンニーンさんがぶち切れました。

山がただの荒れ地になっちまったので、違う山を使うことになった。

その山は5日保った。

辺りの全部山無くなんじゃね?

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