小説『カオススクールG×B』
作者:零崎哀識()

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アンケートの結果、独立チームで試合します。
ハイスクールD×Dで3位になりました。
コメントお願いします。

ー対戦相手ー

パーティー会場に戻って、サーゼクスさん達にアミの事を伝えたら、騒ぎが大きくならないように事後処理がされた。

零誠「ここで中止になったら料理にありつけ無かったから万々歳だな」

レイ「お、お久しぶりですわ。赤龍帝」

零誠「ああ、焼き鳥の妹か」

レイ「違います!」

零誠「すまんすまん。フライドチキン……いや、北京ダックだったか?」

レイ「レイヴェル・フェニックスです!全くこれだから下級悪魔は!」

零誠「俺、中級悪魔だけど」

レイ「そ、そうでしたわね。兄を倒してスピード出世したんでした」

零誠「そんでそのライザーは来てんのか?」

レイ「あなたのおかげで塞ぎ込んでしまいましたわ。余程敗北とリアスお姉様を取られたことが堪えたのでしょう」

零誠「多分、精神攻撃も加えておいたのも拍車を掛けたんだろうな」

レイ「そんな事もしてんでしたの?ま、才能に頼って調子に乗っていた所があるのでお灸を据えるのに丁度良かったですわ」

零誠「ライザーの眷属なのに容赦無いねぇ」

レイ「それなら現在お母様の未使用の駒とトレードして実質フリーのビショップですわ。お母様はゲームをしませんし」

零誠「ふーん、良いキングが見つかるといいな」

レイ「え、ええ。今、候補が1人見つけてますわ」

零誠「どいつだ?」

レイ「秘密です!」

零誠「ま、言い触らしたりすることでは無いか」

レイ「話は変わりますが、一つお願いしてもよろしいでしょうか?」

零誠「俺が出来る範囲でなら構わねえよ」

レイ「では、これからお名前で呼んでもよろしいですか?」

零誠「その程度のことなら了承を得るまでもねえよ」

レイ「こ、こほん。で、ではレーセー様」

零誠「様付けなんてしないでいいぞ。さん付けくらいにしとけ」

雪蘭「レイヴェル。旦那様のご友人がお呼びですよ」

レイ「わ、分かりましたわ。レーセー様、今度会う機会がありましたら、お、お茶会でもどうですか?わ、わ、わたくしお手製のケーキをご、ご用意してあげてもよろしくてよ」

零誠「なら、俺もケーキを用意するよ。食べ比べしようぜ」

レイ「はい!それは楽しみですわ!」

また1人女子の心を折る運命が決まった。

そんな事を露知らずスカートの裾を上げ、一礼して去っていくレイヴェルであった。

雪蘭「レーセーさん!お久しぶりです!」

零誠「お前レイヴェルの付き人だろ?レイヴェルについて行かなくていいのか?」

雪蘭「世の中には仕事より大切な事があるんです」

零誠「少なくともそれは談笑する事では無いと思う」

雪蘭「それじゃあ、早速手合わせをお願いします」

零誠「うん。まず話を聞く所から始めよう。お前の提案への答えとしてはこんな所で暴れたら騒ぎになるからやんねえぞ」雪蘭「そんな。初めて会った時からレーセーさんをぶん殴ることばかり考えていたのに」

零誠「そんな物騒な思想は今すぐ捨てろ!」

イル「雪蘭、お兄さんが困ってるから止めなよ。ねぇ、ネル」

ネル「うん。お兄さんに嫌われちゃうよね。イル」

雪蘭「レーセーさんに嫌われる……」

零誠「チェンソー姉妹も来てたか」

イル・ネル「「久しぶりだね。お兄さん」」

零誠「ああ。お前らもレイヴェルの付き人か?」

イル「うん。さっきからさぼってる雪蘭を迎えに来たんだよ」

雪蘭「もう少しレーセーさんと一緒に……」

ネル「お兄さんは仕事をサボって遊んでる人と真面目に仕事する人どっちが好き?」

零誠「真面目に仕事する人」

雪蘭「すぐにレイヴェルの所に行かないと!」

雪蘭はダッシュでレイヴェルの所に向かった。

イル「ありがとうね。お兄さん」

ネル「雪蘭は単純ね」

イル・ネル「「それじゃあ、そろそろ戻るわ。バイバイお兄さん」」

零誠「ああ、じゃあな。それとそのドレス似合ってるぞ」

イル・ネル「「ッ!?」」

二人は顔を赤くして戻って行った。

リアス「そろそろお兄様からお話があるそうよ」

ーーーーーーーーーーーー

サー「さて新人悪魔の諸君。先日の集会で問題があり試合の対戦相手をもう一度決め直さなければなかったので、せっかくだから諸君らに希望を取る事にした。その結果は面白いことになったんだがね」

零誠「部長は誰にしたんですか?」

リアス「私はソーナを選んだわ。ソーナとは前からやりたいと思ってたからね」

零誠「会長の力を見てみたいです」

サー「なんと一組しか戦いたい相手が成立しなかったんだ。そのペアはリアスVSソーナくん」

おおー!

なんか会場から喚声が起こる。

サー「というよりこっちの方が驚きなんだけどリアス以外みんなリアスを指定したんだよね」

おおおおーーーー!?

さっきより大きな喚声が起こる。

零誠「部長。一体どんな風にしたらこんだけの怨みを買えるんすか?」

サー「いや、ソーナくん以外の戦いたい動機は君に対してだったよ」

零誠「え?俺ってそんなに怨み買ってます?」

全員『うん』

零誠「………俺だって落ち込むぞ」

サー「あ、安心してくれ。ゼファードル君以外は怨みではなく競い合ってみたいという理由だったから」

零誠「それなら安心」

サー「まぁ、新人悪魔ではなく年輩の上級悪魔は怨みがほとんどみたいだけどね」

零誠「それは言わなくても良くないすか!?」

冥界じゃ何時寝首をかかれるか分からないから安心して寝れねえな。

サー「さて、それで試合の組み合わせなんだがどうしよう?」

サーゼクスさんがレーセーに訪ねる。

零誠「普通ゲームに出る。俺に聞きますか?というかまだ決まって無かったんですか?」

サー「仕方ないだろう。こんなに偏ってしまったんだから。その渦中の君にだからこそ聞くんだよ」

対戦相手ねぇ。面白い事考えた。

ゼノ「レーセー、悪い顔になってるぞ」

零誠「この試合の対戦相手の変更ってそもそもディオドラ・アスタロトの枠が抜けたからですよね?」

サー「まー、そういう事になるね」

零誠「ならその枠に俺が入る」

全員『なっ!?』

まぁ、全員驚くわな。

サー「だが、君には眷属がいないのにゲームになるのかい?」

零誠「部長の眷属から1人借りて、もう1人悪魔を雇います。俺のゲームを3on3にすればいいでしょう」

サー「それではリアスが不利になってしまうのではないか?」

零誠「部長が対戦する時は抜けた分を駒の価値の数に変換してその分部長が選んだプレイヤーを減らせばいいんですよ」

サー「それは面白い事になりそうだね。他の新人悪魔諸君が認めるならその条件を許可しよう」

サイラ「俺はどんなルールでも構いません。勝つのは俺ですから」

ゼファ「俺も構わねえ!糞転生悪魔をぶっ殺せるならな!」

シーグ「私も構いません。レーセーさんの戦力は個人で1チーム潰せるレベルなので勝ち星を増やせる試合が増えるのは嬉しいですから」

遠回しに部長達には勝てるって言ってやがるよ。

ソーナ「私は反対です。レーセーくんのいるチームに同数で挑むなら人数が多い方がいいですから」

そこに気付くとは流石会長。使い魔の夕麻を入れたら実質4対1だからな。

零誠「なら出血大サービスでそちら側は5人で構いません」

ソーナ「まぁ、それなら納得します」

リアス「さて、残りはリアス。君はどうする?」

リアス「わ、私は……」

部長は迷ってるみたいだな。

零誠「部長。俺はサイラオーグさん達みたいに強い人達と戦ってみたいです」

部長の背中を押すことにしよう。

零誠「つまり部長。俺はあなた達とも戦ってみたい」

リアス「レーセー………。そうね。私もレーセーの独立チームを認めるわ!」

サー「さて全チームの了承を得たところで組み合わせはディオドラくんの枠にレーセーくんを入れた初期の物とする!レーセーくんは後でメンバーを伝えにきたまえ」

ーーーーーーーーーーーー

言われた通りサーゼクスさんの所にやって来た。

サー「リアスの為にありがとう。レーセーくん」

零誠「………何のことでしょう?」

サー「とぼけなくていいよ。独立チームはリアスの為だろう?」

零誠「やっぱりサーゼクスさんの目は誤魔化せませんね」

サー「なんたってお兄ちゃんだからね」

前々から思ってたけどサーゼクスさんってシスコンだよな。

零誠「ほとんど俺のせいなんでこれくらいはしないと」

グレモリー眷属は周りの上級悪魔からドラゴン(俺のこと)の力に頼ったワンマンチームだと思われている。

俺が居なくても実力があるって所を見せないとこの先風当たりが強くやっていけない。

零誠「しかし、お膳立てはここまでです。ゲームじゃ容赦しません」

サー「当たり前だよ。もし手なんて抜いたら、僕直々に手を下すよ」

全くこのシスコンは恐ろしいな。

サー「それで誰をメンバーにする気だい?」

零誠「1人は黒歌。そして抜き出すのはギャスパー」

サー「上級悪魔に『変異の駒』か」

零誠「容赦はしないと言ったでしょう?」

サー「という事はポーンで8。ビショップが『変異の駒』なので二個分として6。合わせて14の不足と伝えておこう」

零誠「妥当な数字ですね。ところで俺の最初の対戦相手は誰なんですか?」

確か原作だとアスタロトの相手はシーグヴァイラさんだったか?

サー「君の初戦の相手はソーナ・シトリーくんだ」

ソーナ会長!?

そういや会合の時にセラフォルーが老害を脅すイベント起こして無かったからか。

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