小説『カオススクールG×B』
作者:零崎哀識()

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ー二学期ー

教室

零誠「久しぶりだな。海どは警察の世話にはならなかったか?」

松田「俺が捕まるとでも?」

元浜「いい目の保養になった」

零誠「で、ナンパの成果は?」

この質問に2人のテンションがバブル崩壊した。

零誠「全滅か」

元浜「いや、一組成功した」

零誠「マジかよ!?ならなんでそんなにテンション低いんだ?」

松田「………最後に金取られた」

零誠「うわっ」

元浜「………しかも実は男というカミングアウトされた」

零誠「なんかごめん」

松田「俺達がこんな目に合ってるのに夏休みデビューした奴がこんなにいるとは!!」

まぁ、周りを見るとなんか雰囲気が変わった奴が結構いる。

元浜「おい隣のクラスの田中の奴、夏休みにヤッちまったらしいぜ」

松田「何っ!?俺達チェリー同盟の掟を破ったというのか?」

零誠「ちなみにその同盟のメンバーは?」

元浜「2年の男子全員だ!異論を認めんし、強制入会だ!」

零誠「お前ら本当にクズだな」

松田「ふん。なんと言われようと痛くも痒くもない」

元浜「今はレーセーより田中だ!」

松田・元浜「「Search and Deathtroy!!」」

零誠「いや、殺るなって」

俺の制止を聞かず2人は教室を飛び出して行った。

桐生「相変わらずね。あの2人は」

零誠「おっ、桐生。久しぶりだな」

桐生「久しぶり。くんくん」

桐生は挨拶を済ませると直ぐに俺の匂いを嗅ぎ出した。

零誠「いきなり何奇行に走ってやがる」

桐生「どうやら夏休みに卒業はしてないみたいね。安心したわ」

零誠「匂いで分かんのかよ!?」

桐生「私は浜松よりスペックが上よ」

零誠「そんな下らん物を誇るな!」

桐生「私からエロを取り除いたらメガネしか残らないわよ」

零誠「お前100パーセントのジュースの方が原材料多いぞ」

100パーセントのジュースってなんか着色料とか少し入ってることがあっからな。

零誠「少し話を変えよう。結構焼けてるけど海でも行ったか?」

桐生「ええ。ワイキキに行ってきたのよ」

零誠「海外旅行に行ってきたのか」

桐生「ヌーディストビーチで焼いたから水着の跡無く綺麗に焼けたわ」

零誠「何やってくれてんの!?」

桐生「あっ、ごめん。水着の跡はあった方が良かった?」

零誠「そんな物にこだわりはねえ!」

桐生「なるほど。焼けてたらなんでもいいと」

零誠「黙れ!歩く18禁が!そっち系の話から放そうとしてんだから戻すなや!」
アー「なんかレーセーさん楽しそうです」

イリナ「妬けますねえ」

ゼノ「ちょっとまざってくる」

夕麻「私もまざります」

キーンコーンカーンコーン

零誠「ストップ!バカ共チャイムが鳴ったから席に戻れ!」

ーーーーーーーーーーーー

授業中

まぁ、授業と言っても運動会の種目決めなんだけどな。

まぁ、寝てるつもりだしなんでもいいか。寝てよ。


………………………………

元浜「おい、起きろよ。授業終わったぞ」

零誠「………ん?種目は決まったのか?」

松田「ああ。お前は寝てたから適当に決めといたぞ」

零誠「そうか。俺の種目はなんかね?」

黒板に書いてあるので見る。

零誠「………全部?」

松田「球技大会の時にさぼった罰だ」

元浜「これでうちのクラスの優勝は貰った」

零誠「いや、ばてるだろ」

2人「「えっ!?」」

零誠「お前ら、俺をなんだと思ってんだ?」

松田「悪魔?」

元浜「人の皮を被った龍あたり?」

どっちも正解です。

零誠「もう1つおかしなことがあるんだが」

種目全部よりおかしなことになっているところがある。

零誠「なんで二人三脚の男子の出場選手が全部俺なんだ!?」

二人三脚の下にレーセーが5つ並んでいた。

松田「お前のペアを取り合って、レーセーが全員とやればいいんじゃね?の一言で決定」

零誠「間違ってる。このクラスの連中の思考はどこか間違ってる」

元浜「まぁ、頑張れ」

零誠「いくらなんでも許容範囲外だわ!リレー形式のはずだから足を結ぶのにタイムラグが出るだろうが!」

2人「「はっ!?」」

零誠「今頃気付いたの!?」

松田「まぁリードすればなんとかなるだろう」

零誠「あのなぁ、二人三脚はパートナーに合わせないといけないんだぞ」

2人「「あ」」

零誠「貴様らいい加減にせえよ!」

松田「レーセーをバテさせることにばかり気を取られていた」

零誠「よし。松田。お前は潰す。で、今からでも遅くないから選手の変更を」

元浜「今からじゃ遅いぞ。もう生徒会に提出したから」

零誠「マジか?」

元浜「マジ。まぁ、仕方ないから二人三脚は捨てるか」

零誠「捨てる?ざけんな。出るからには勝つ」

ーーーーーーーーーーーー

放課後

部室

零誠「というわけでアーシア、夕麻、ゼノヴィア、イリナ、全員特訓すっから準備しろ」

部長「何がというわけなのよ?」

零誠「20行弱上を見てもらえば言いたいことが分かります」

確認中

リアス「………え、バカ?」

零誠「そのリアクションはリアルに傷つく」

リアス「そういうことなら猛特訓しなさい。負けるなんて許さないわよ」

零誠「早速今からやるか。パートナーは部活メンバー+桐生だからな」

アザ「ちょっと待て。お前は説明しないといけない事があるだろ」

零誠「そうでしたっけ?」

アザ「てめえがいきなり電話してきてデッカイ爆弾を落としていったんだろうが!」

零誠「俺がアザゼル教諭に電話する訳ないでしょ。全く気持ち悪い」

アザ「酷い言いようだな!オーフィスのことだ!ど一体うなったんだ?」

零誠「多分ケーキ食ってる」

アザ「分からん。全く分からん」

零誠「それよりサーゼクスさんとミカエルさんに伝えてくれました?」

アザ「ああ。ちゃんと伝えておいたよ。3勢力は直接オーフィスが手を出さない限りこっちからも出さない」

零誠「さすがアザゼル教諭。仕事が早い!」

アザ「そ、そうか?」

零誠「はい!アザゼル教諭ほど効率良く仕事が出来る人はいませんよ」

アザ「まあな!俺はだらける時間の為にやることは即行で終わらせてたからな」

白音「………お姉ちゃん。あれってヒソヒソ」

黒歌「レーセーに乗せられてるにゃヒソヒソ」

というわけでグラウンドで練習です。

零誠「そんじゃ始めの方に速い奴置くから50メートル計るぞ。悪魔、天使、堕天使の力は使用不可な」

4人『はーい』

4人がストップウォッチを持って準備し始める。

匙「お、レーセーじゃないか」

零誠「匙か」

匙「お前って無茶なことするよな。全種目出場って」

零誠「それはクラスのバカ共に言ってくれ。つーか、取り消せよ。問題とか無いのか?」

匙「無理だな。問題は全く皆無。1人1種目は絶対出ないといけないが、運動出来る奴は何回出てもいいんだよ。そもそも普通は体力的にこんな事はしねえよ」

零誠「だよな。ん?その腕?」

匙の右腕に包帯が巻かれている。

匙「これか?これは「右腕の封印」だ。って!?セリフを被せるんじゃねえよ!」

零誠「厨二乙」

匙「んな物に発症してねえよ!」

零誠「ならそれはなんだよ」

匙「大きな声じゃ言えねえんだけど、先日のレーティングゲームでヴリトラの力を使い過ぎたみたいでな」

匙は周りに見えないように包帯を外して見せる。

匙「黒い龍の刺青が表れてんだよ」

零誠「やっぱり右腕の封印が!じゃねえか」
匙「ぶっちゃけさっきは否定したが、言われて俺もそう思ったよ」

零誠「じゃあとっとと封印しちまいな」

匙「封印言うな!」

イリナ「レーセーくん。計り終わったわよ」

零誠「そうか。今から行く」

匙「そんじゃ、俺も仕事に戻るわ」

4人のタイムを見てみるとゼノヴィアがぶっちぎりの一番。イリナと夕麻がほとんど同じだったが僅差でイリナが二番で夕麻が三番。そして、まぁ、予想通りだが、運動神経がそこまで良くないアーシアが四位。

零誠「そんじゃ、ゼノヴィア、アーシア、イリナ、夕麻の順でやんぞ」

夕麻「主様、なんでその順番なんですか?」

一番最後の夕麻が不満そうに言う。

零誠「イリナと夕麻の速さが同じくらいだから2人で練習出来るから先にゼノヴィアとイリナの練習をすんだよ」

ゼノ「な、なんだそういうことか」

今度はゼノヴィアが少し残念そうななった。

零誠「そういうことだからゼノヴィアやるぞ」

ゼノ「ああ」

ゼノヴィアと足を結びつけて型を組む。

零誠「1で結んでる足、2で違う方の足な」

零誠・ゼノ「「1、2、1、2」」

………キツい。

何とは言わないけど走ると揺れます。そしてぶつかります。

精神的にスンゲーキツい。

ゼノ「顔が赤いけど大丈夫かい?」

零誠「気にするな」

ゼノ「それならいいんだが、私に出来ることがあったら言ってくれ」

零誠「なら1つ頼みたいんだが、出来ればサラシでも巻いて固定してきてくれ」

ゼノ「サラシ?もしかして私の乳房に発情してるのか?」

零誠「確かに間違ってねえが、言い方がもっと他にあるだろ!」

ゼノ「そーか。そーか。ならもっと当ててやろう」

零誠「チェンジ!」

調子に乗り始めたので終了し、アーシアの練習に移る。

零誠「よし。行くぞ」

アー「はい!」

零誠・アー「「1、2おっと(きゃっ)!?」」

バランスを崩しちまった。

零誠「悪いな。速度だけじゃなく歩幅も合わせないといけなかったな」

アー「そ、それはいいんですが………」

アーシアの顔が少し赤い。

ムニュ

アー「ひゃっ」

はい、俺の右手がアーシアの先程ゼノヴィアの困らせられた物を掴んでいた。

零誠「すまん!」

アー「大丈夫ですよ。いきなりは困りますが、一言言ってもらえれば」

一言言ってもダメだろ!

つーか、直ぐに手を離さねば

慌てて手を離したが、足が繋がっているので絡まってアーシアがレーセーの上に覆い被さる形になってしまった。

零誠「よし。少し落ち着こう」

アー「無理です」

零誠「無理ですか」

それでもこの状況はマズいぞ。他の奴等の目がある。

仕方ない。

零誠「ゼノヴィア。1つ言う事聞いてやるからなんとかしろ」

ゼノ「了解した」

結構離れていたのにナイトの特性を生かしてやって来て、俺達を担いで凄い速さで走って行く。

あれ?俺、判断を焦ってミスった?

ゼノ「ここなら平気だな」

連れて来られたのは体育倉庫。

零誠「さっきなんでもと言ったが、子作りは論外だからな」

ゼノ「安心しろ。子作りじゃない。私と乳繰り合ってもらう」

零誠「安心出来ねえよ!?」

ゼノ「約束は約束だ」

そう言うとゼノヴィアは脱ぎ出した。

零誠「ちょっ!」

アー「ズルいです!わ、私もレーセーさんと」

アーシアも脱ぎ出す。

零誠「こっちも!?」

アーシアと足が縛られてるので逃げられない。

ゼノ「自分でやるのとは違う物だな」

自分でやってんの!?

俺の手は2人の胸に誘導された。

零誠「死ね!俺の煩悩と触覚よ死ね!」

はい。無理です。

閉じられた扉が開き、外の光りが入ってくる。

こんな所見つかったらマズい。

イリナ「ちょっと何やってんのよ!?不潔よ!」

零誠「この状況をなんとかしてください!」

イリナ「やりならベッドでにしなさい。汚ないから」

零誠「そっちの不潔!?」

ここでお開きになったのは幸いだった。

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