小説『カオススクールG×B』
作者:零崎哀識()

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コメント所望

ーディオドラー

通路

フリー「やぁやぁ悪魔くーん!おひさー」

零誠「俺は何も見ていない」

外道神父なんて視界に入っておりません。

フリー「無視かよー!そりゃないぜー!まぁ、なら無視出来ないようにするしかないよなー!」

ミシミシ

フリードの身体は蝙の羽が生え、牙が生え、腕が肥大するなど異形の形に変身していく。

フリー「実はレーセーくん達にやられた後アザゼルのクソ野郎に首にされちまってよう。路頭に迷ってた所を『禍の団』ってわけ。そうしてこの素敵ボディーに改造されちまったんだよ!クソ野郎が!あれ?みんな黙っちゃってこの姿にびびっちまったのか?」

リアス「え……いや」

フリー「なんで気まずそうに目を逸らすんだよ!?」

白音「………レーセー先輩の生物系スキル×100の方が凄かったです」

全員『うんうん』

フリー「なっ!?」

ゼノ「化物に変身を二度見せられてもなあ」

朱乃「やるならやるで一度目より凄いの持って来てくれませんと」

フリー「おいおい何なんだよ!そのコメントは!あの変態悪魔のディオドラにここまでいじくられたのによう!」

零誠「そういう訳でもっとスゴいネタ持って来たら相手してやる」

フリー「よ、よし!ならディオドラの眷属について説明してあげよう!」

零誠「いや、別に興味無いし」

フリー「聞けよ!あのアーシアちゃんにも関わることなんだから!」

零誠「分かったよ。聞いてやる」

フリー「さっきレーセーくんが倒したディオドラの眷属は全員女だったよな?あいつらは全員元協会関係者!しかも、各地の有名所ばかり集めてきたんだぜ!」

零誠「けっ。いい趣味してやがる」

フリー「ホントにホントに俺の上司に相応しい悪魔だねー!さて、ここまでが前座。ディオドラはそんな有名な聖女をどう落とすかと言うと、ある所に完全回復の能力を持つ聖女様が居ました。ディオドラがその聖女が欲しくてたまりません。しかし、その聖女は神を熱心に信じ、悪魔になるとは思えません。どうするかと考えている時、ある悪魔がその聖女が悪魔も治せる事を教えてくれました。そしてディオドラは妙案を思いつきました。悪魔の自分を治療させて、魔女として教会から追放させればいいのだと。その作戦は上手く行き、彼女は悪魔になりましたとさ」

零誠「あのクズただじゃ終わらせねえ」

フリー「まぁ、その聖女は他の悪魔の眷属になっちゃったんだけどね!さて、レーセーくんはこれでやる気になったかい?」

零誠「ああ。速攻でお前を殺してお前の上司を虐殺する」

フリー「いいね!いいね!サイコーだねー!だがぶっ殺すのはこの俺だ!こんの素敵ボディーは見た目悪いが性能は本物だ!」

俺が構えると部長が制した。

零誠「部長?」

リアス「ここは私にやらせて貰えるかしら?外撲ばかりがいい所を見せているから少しくらい主の力を見せないとね」

零誠「ですが」

リアス「主の言うことは聞く物よ。あなたはディオドラの相手をするんだからこんな所で力を温存しておきなさい。分かった?」

零誠「………分かりました」

リアス「という訳で私が相手するけどいいかしら?」

フリー「全員ぶっ殺すつもりだったから誰からでもオッケーだよ!」

リアス「そう。なら始めましょう」

リアス部長の赤い髪が光り、漂う。

フリー「先手必勝!」

フリードは突っ込んでくる。

リアス「残念だけどもう終わりよ。『鑑髪』」

フリー「ガッ!?」

リアス部長の髪が一層強く光り、フリードは一瞬にして炭化した。

リアス「悪いけどもうあなたには登場して欲しくないのよ」

部長結構エグいな。

リアス「うふっ、レーセー。さっきの何か分かった?」

零誠「発火能力ですかね?」

リアス「結果は同じだけど過程は違うわ。頑張って私達と試合するまでに正解を見つけてね」

零誠「………あれ試合で使う気ですか?」

リアス「ニコッ」

いい笑顔っすね。

ーーーーーーーーーーーー

ディオドラの眷属やフリードがいた空間より4、5倍広けた空間に出る。

ディオ「やーやー待ってたよ」

アー「グスッ、レーセーさ…ん」

広間にはディオドラと泣いているアーシアがいた。

零誠「話したのか?」

ディオ「うん!君達にも見せてあげたかったなー。アーシアの顔が凄く綺麗になる瞬間を!」

零誠「黙れよ」

ディオ「全くそこにいるレイナーレを倒すのは僕の役目だったのに、そこのクズドラゴンが勝っちゃったしさ。本当に空気読めないよね。せっかくスタンバってたのに」

零誠「いいから黙れよ」

ディオ「まぁ、遠回りしたけど今日で結果的には同じだからいっか。でも、まだアーシアには君達という希望がある。君達を殺して君の名前を呼ぶアーシアを無理矢理やるのも「黙れつってんだよ!」グハッ!?」

ディオドラを殴り飛ばし無理矢理黙らせる。

零誠「アーシア。俺はお前に誓う。教会にいた時と同じとは言わないがお前を幸せにする。だから泣くな!」

アー「レー…セーさ…ん」

アーシアは涙を慌て拭き、

アー「………はい!」

零誠「よし」

ディオ「いきなり何をするんだ!全くこれだから礼儀がなってないドラゴンは!アーシアのいい顔を台無しにしやがって!」

蛇の力がもう回復しきっている。

零誠「黒歌。結界で俺とあのクズを2人っきりにしてくれ」

ディオ「分かったにゃ」

黒歌は黒い霧を発生させ、結界で2人を覆う。

ディオ「君はやっぱり愚かだね。他のみんなと一緒にやれば僕に勝てたのかもしれないのに」

零誠「お前って蛇のおかげでちょっとやそっとじゃ死なないんだろ?」

ディオ「そうだよ。まさか僕を殺す気だったの?無理無理!バランスブレイクが残っていたらもしかしたら出来たかもね。でも僕の眷属相手に使い切っちゃったんだろ?本当にあんな所で出てくるなんてバk『Chaos』ガッ!?」

レーセーは喋っているディオドラの口に手を突っ込み舌を掴んだ。

『Break!!』

ディオ『グッ!?ガァァァァァァァァァァァァ!!』

ディオドラの舌が細切れになった。

零誠「これで舌が再生するまでの間耳障りな言葉が聞かないで済む」

ディオ「ううぅ!!」

ディオドラは魔法弾で攻撃してくる。

『Chaos』

零誠「だいたい俺がお前となんで1対1にしたと思ってんだ!」

『Break!』

ディオ「!?」

魔法弾を破壊。

零誠「そういや喋れなくしたんだったな」

レーセーはディオドラに向かって飛ぶ。

ディオドラは魔法障壁を張るが、『Chaos』

零誠「今から行うのはR18指定に入るから高校生に見せる訳にはいかなかったんだよ」

『Break!』

魔法障壁を破壊し、ディオドラの羽根を掴み、むしり取る。

ディオ「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?このクソドラゴンがぁ!!」

零誠「もう喋れるようになったか。随分早いな」

ディオ「許さない許さない許さない許さない!!」

零誠「あっそ。そうそう知っているか?中国では昔に右腕、左腕、右足、左足、腰、左腹、首の順に両断していく処刑法があったんだ」

ディオ「ま、まさか僕にそれを!?」

零誠「なんだ。知らなかったか。なら貴族のお前ならこれくらい知ってるかな?ヨーロッパの昔の貴族は自分の奴隷の骨を一本ずつ折っていき、奴隷が「助けてくれ」から「殺してくれ」に変わるのが何本目なのかを他の貴族と賭けてたんだとよ」

ディオ「なっ!?」

ディオドラの顔が青ざめる。

零誠「この2つの共通点はなかなか死なないってところなんだよ。だからこの2つを組み合わせて、爪先、指先から輪切りにしていく。さて、お前はどれくらい小さくなったら「殺してください」と頼むのかね?」

ディオ「ぎぃああああああああああああああ!!?」

ーーーーーーーーーーーー

数十分後

ディオ「殺してください殺してください殺してください殺してください殺してください殺してください」

ディオドラはもう首しか残っていない。

零誠「終わりにするか」

ディオ「や、やっと死ねる」

零誠「なんか言い残した事は?」

ディオ「…結構…時…間が経った…みた…いだけど…そろそ…ろ手…枷が発動する…よ…」

零誠「何?」

ディオ「…あ…れは反転…の力…によってア…シアの回…復の逆…破壊…がこの空間…を覆うよ…止めるにはアーシアを殺すしかない…絶望しな」

零誠「そうかい。なんとかするよ」

ディオ「君には無理d『グシャアッ!』」

ディオドラの頭を踏み潰し、結界の外に出る。

アー「レーセーさん!勝ったんですね!」

零誠「ああ」

ゼノ「レーセー。アーシアの手枷が『Chaos・Break!』」

パリン!

手枷が切断される。

零誠「この程度か」

レーセーの前ではディオドラの小細工等一切無意味だった。

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