小説『カオススクールG×B』
作者:零崎哀識()

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受験のせいでとうとう目標の1週間に1回投稿が出来ませんでした。
がんばるのでコメントお願いします。

フェニックス家訪問

零誠「ふぅー、やっと終わった」

ドラ「遅かったな。もう他のみんなはとっくに終わったぞ」

零誠「人数を考えろ!人数を!つーか、終わったなら手伝えよ!」

木場「いや、手伝おうかと思ったんだけど、レーセーくん目がいってたから下手に近づいたら巻き込まれる気がしてね」

ギャス「まさに狂戦士って感じでした」

あー、狂戦士(ベルセルク)の武器に引っ張られたかな。

リアス「でも、良くやってくれたわ。私達なんて影使いを逃がしてしまったわ」

零誠「ダメですよ。試合相手に技を見せたくないからって出し惜しみしちゃ」

リアス「あら?何のことかしら?」

零誠「あれ?気のせいでした?」

リアス「うふふふふ」

零誠「あはははは」

黒歌「黒いにゃー。2人とも腹の中の探り合いしてるにゃー」

朱乃「あらあら、ああは成りたくないですね」

零誠・リアス「「2人に言われる程落ちてないです(わ)!!」」

朱乃・黒歌「「私達だから何を思っていいって訳じゃないんですからね(にゃ)!!」」

木場「まーまー。4人共落ちついて。奴等の狙いについて考えてみましょう」

ゼノ「私も気になっていたんだが、英雄派は様子見のような戦いばかりだ。戦術を練っているならばここらで仕掛けてきてもおかしくないはずだ」

零誠「様子見をしている対象が俺達じゃないからだよ」

アー「狙いが分かったんですか?」

零誠「ああ。奴らにとって俺達との戦闘は一言で言うなら経験値稼ぎ」

白音「………あ、なるほど」

イリナ「え?どういうこと?」

零誠「イリナはポケモンをやったことがあるか?」

イリナ「ええ。私の素早さ特化のジュプトルを見せてあげようか?」

零誠「見せんでいい。ポケモンに例えるならジム戦でわざと最後の一匹に負けて何度も戦って大量の経験値を貰うんだよ」

イリナ「なるほど」

アー「今ので分かったんですか!?」

ゼノ「すまない。ポケモンはよく分からないからドラクエに例えてくれ」

零誠「エイトでボスがキツい時にスライムの村でメタスラ、メタキン、はぐれを乱獲するのと一緒だ」

ゼノ「なるほど」

アー「だから今のでなんで分かるんですか!?」

アーシアはまだ分からないみたいだ。

零誠「全くアーシアはダメな子だな。強い奴と戦って禁手化を狙ってんだ」

アー「最初からそう言ってくださいよ」

ギャス「でも、そんなの理論上だけですよね」

零誠「ああ。だから当たるまで何度もやってるんだろう」

リアス「どうやら今回がその当たりのようよ。あの影使いが逃げる瞬間雰囲気が変わったわ」

零誠「英雄派にとって作戦成功ってことですね」

イリナ「私達が勝ったのに」

零誠「人としてあいつらには勝ってると思うぞ」

ドラ「いや、お前悪魔だろ」

零誠「それを言うな!台無しだろうが!」

ーーーーーーーーーーーー

数日後

フェニックス家

零誠「お邪魔します」

レイヴ「ようこそいらっしゃいました。レーセーさん」

今日はレイヴェルとのお茶会の約束を果たす為に冥界に訪れていた。

みんな『お邪魔します』

部員+オーフィスも挨拶する。

レイヴ「ようこそいらっしゃいま…した?あのう、皆さんもご一緒だったのですか?」

レイヴェルのテンションが下がった。

零誠「ん、問題があったか?」

レイヴ「え、えーっと、ケーキを人数分用意出来るか」

零誠「安心しろ。そう思って足りない分は俺が焼いてきた」

レイヴ(そこまで予想しているなら1人で来るという選択肢が無かったんですか!)

レイヴ「はぁ、それではご案内しますね」

ーーーーーーーーーーーー

30分後

レイヴ「そ、そんな…得意なケーキなのに…」

レイヴェルがOTZ。

リアス「やっぱり女としてのプライドをへし折られたわね」

朱乃「レーセーくんといたら、誰もが通る道です」

黒歌「私達は仲間にゃ」

レイヴ「皆さん」

女性陣がレイヴェルを慰めている。

よく分からないが俺も声をかけようとしたのだが、白音に「傷を広げないであげてください」と止められた。

俺、何かした?

レイヴェルがどうやら落ち着いたみたいなので気になった事を聞いてみる。

零誠「なぁ、レイヴェル。ライザーは出かけてるのか?」

あいつの事だからなんかちょっかい出して来そうなんだが。

レイヴ「うっ……家には居ますよ。ここ最近ずっと」

レイヴェルが歯切れ悪そうに言う。

零誠「ふーん。じゃあ、仕事でもして忙しいのか?ていうか、あいつってどんな仕事してんだ?」

レイヴ「………警備員ですわ………自宅の」

零誠「………はい?あの伝説の自宅警備員?」

レイヴ「はい。あの有名な自宅警備員です」

零誠「フェニックスが寄生虫になってるなんて………ごめん。俺、こんな時どんな顔をすればいいか分からない」

レイヴ「笑えばいいと思いますわ」

零誠「(爆)」

笑うだけ笑ったのでライザーの様子を見に行くことにした。

レイヴ「ここですわ」

現在ライザーの部屋前

レイヴ「お兄様。レイヴェルです。入りますよ」

ガチャ

レイヴェルが扉を開けると部屋の光景が目に映る。

零誠「うわっ」

カーテンは閉め切り、テレビが点けっぱなし。そしてゴミが床に散乱しており、その中心に無精髭を生やした目にクマの出来たライザーが座っていた。

ライ「レイヴェル、なんのよう………赤龍帝?ドラゴン恐い!!」

ライザーは俺を見るなり、ベッドの中に潜り込んだ。

零誠「うわっ」

本日二度目のうわっ。

レイヴェルも一旦退避する為に部屋を出る。

ガチャ

ライザーの野郎。レイヴェルが出たらすぐに鍵閉めやがったよ。

レイヴ「………あれ、なんとかなりません?」

零誠「世の中には神でも出来ないことがある」

レイヴ「ですよね」

流石にレイヴェルが気の毒なのでなんとかすることになった。

居間で作戦会議

零誠「なんで部屋があんなに散らかってたんだ?」

レイヴ「お兄様の世話をしていた眷属が見かねて実家に帰りました」

どおりで雪蘭達もいないわけか。

レイヴ「最近のお兄様は部屋に籠もってコンピュータでインターネットを経由してチェスをうってばかりで、最近喜んでたことなんてチェスのランキングで100番内に入ったことくらいでして。なんとかなりませんか?」

リアス「仕方ないわね。やれるだけやってみるわ。ねぇ、みんな」

アー・男子陣『はい』

部長の呼び掛けに女子のほとんどが反応しなかった。

リアス「ちょっとみんなどうしたのよ?」

夕麻「レイヴェルさんの為とは言われても…」

黒歌「モチベーションが上がらないにゃ」

ごもっとも。確かにライザーにいいイメージ無いもんな。

リアス「仕方ないわね。いい案を出した者には褒美を出すわ」

零誠「ですが部長、この状態からモチベーションを上げるなんてそれ相応の物じゃないと無理ですよ」

リアス「安心して私に考えがあるわ」

部長が自信に溢れてる。

リアス「もしライザーを元の状態に戻す一番の良案を出した人は今度の日曜日に2人っきりでレーセーと出かけていいわ」

………景品って俺?

女子『絶対にライザーを元に戻すわ(にゃ)!』

驚きのハイテンションだな!?

こうして第一回ライザー復活選手権が開幕決定。

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