小説『カオススクールG×B』
作者:零崎哀識()

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私立の受験が終わりました。
短いけど更新です。
最近、アットノベルスが繋がりづらいので、もしかしたら違うところにも載せるかもしれません。
ハーメルン思案中。

ー姫島朱乃ー

アザ「明日の作戦を説明するぞ。会談場所にロキが現れたらシトリー眷属によって町外れの鉱山に転送する。現在使われていないから思う存分暴れろ」

ヴァー「フェンリルが呼び出され次第、俺達が他の空間に持って行く」

アザ「鎖。グレイブニルはお前達に預けた方がいいな。作戦終了したら返せよ」

ヴァー「分かっている。それと北欧の魔術は一通り覚えたぞ」

零誠「それは驚きだな。お前って二天龍の力にしか興味無いのかと思っていたよ」

ヴァー「確かにそう思っていた頃もあったが、お前に勝つ為にお前がやった魔術とブーステッド・ギアの合わせ技を出来るようにしようかと思ったんでな」

零誠「下手したら強くなる為にグレイブニル持って行きそうだな」

ヴァー「そこは信用してもらうしかないな」

零誠「まぁ、今の所は約束も守ってるみたいだし、信じておいてやるよ」

アザ「そこの2人も納得したみたいだし、明日に備えて準備しておけ」

作戦会議が終了するとアーシアが俺の方へ近寄って来た。

アー「あのう…」

零誠「どうしたんだ?」

聞くとアーシアはヴァーリの方を指を差す。

零誠「なるほど。救けられた礼を言いたいわけだな」

アー「はい」

アーシアを連れてヴァーリに話し掛ける。

零誠「アーシアが礼を言いたいんだとよ」

アー「遅くなりましたが、先日は救けていただきありがとうございました」

ヴァー「気にするな。気まぐれでやったことだ」

素っ気なく答える。

零誠「質問なんだが、アーシアは範囲外なのか?」

ヴァー「無いことも無いが、オーフィス達と比べるとな」

アー「なんの話ですか?」

零誠「アーシアは知らないままでいてくれ」

アー「分かりました」

アーシアは聞き分けが良く、部屋から出て行った。

ヴァー「ちなみに、このままオーフィス達を愛でられない生殺し状態が続いたら手を出すかもしれん」

零誠「お前、うちの連中と会うな」

ヴァー「仕方ないだろうが!オーフィスとは話せないし!同じ空気を吸えないし!アルビオンはババアだし!」

アル『ババア言うんじゃねえ!ロリコンが!』

ヴァーリの問題発言にヴァーリの『ディバイディング・ギア』から大声で文句が発せられる。

ヴァー「アルビオン。知っているか?残念なことに高校生はババアなんだよ」

アル『てめえが異常なだけだ!赤龍帝が余計なことしたせいで………赤いの!お前がぶっとんでる奴を持ち主に持ったせいで!』

零誠・ドラ「「こっちに飛び火したよ!?」」

オーデ「ほっほっほっ。アザゼルが新しいキャラが思いついたら言ってくれと頼まれておったが、ロリ龍皇というのはいい案じゃな」
いきなり現れたオーディンが口を挟んでくる。

零誠「爺さんっていつもいきなり現れるな。心臓に悪いわ」

アル『そんなことより、クソジジイ!そんな事したらぶっ殺すぞ!』

オーデ「怖いのう。白龍皇がテロ発言しおったわい」

零誠「ロリ龍皇の仲間にアーサー・ペンシスコンってのも出してもらうか」

ヴァー「なら美侯はチャラ・悟空で出せよ」

アル『ロリ龍皇を出す方向で話を進めるな!赤いの何とかしろ!』

ドラ『ふっ。俺はもうフラッグ龍帝のことは諦めてるんだ。なら道連れを1人でも多く増やすのが成立するしかないだろ』

アル『シクシク。俺に味方はいないのか』

泣き出したアルビオンが少し前のドライグ見てるみてえ。

オーデ「『可哀想なドラゴン』というお伽噺が作れそうだな」

アル『ハハハハハハハハ』

零誠「やめたげて!アルビオンのライフはもう0よ!」

オーデ「今回の二天龍はフラッグ龍帝にロリ龍皇。個性的でいいのう。いつもは直ぐに赤白対決始めて地形を変えおったわい」

確かにそりゃはた迷惑だな。

ヴァー「おい、オーディン。俺はまだ赤龍帝を倒すのは諦めた訳ではないぞ。まぁ、レーティング・ゲームのような試合形式で満足だがな」

零誠「お前のチームと俺の眷属がやり合うのもいいな」

オーデ「ほっほっほっ。若いのはいいのう。儂はこの歳になるまで儂の知恵袋で全てがなんとか出来ると傲慢にも思っておった。そのせいでロキのようなバカを作ってしまったわい。儂等のような淀んだ空気にはお主等のような若者の新しい風が必要なんじゃ」

ーーーーーーーーーーーー

VIPルームでオーディンとヴァーリと解散した後、グレイブニルを届けに来た、グレイフィアさんに朱乃さんの過去を聞いた。

そして、自室で寝ようと灯りを消した。

パキン

ガチャ

扉から壊れる音と開けられる音がした。

零誠「全く、鍵を壊したらダメって書いt「抱いて」ぶっ!?………朱乃さん!?………なんていうことを?」

入って来た朱乃さんは一糸纏わぬ姿で言った。

朱乃「何も言わずに抱いて」

零誠「………家族のことでですか?」

朱乃「聞いたんですね………なら都合のいい女だと思って」

零誠「お断りします」

朱乃「………私はそんなに魅力がありませんか?」

零誠「ええ。ありませんね」

朱乃「ッ!?私の家で言ったことは嘘だったんですか!」

零誠「あの時の朱乃さんには強かで魅力がありました。でも、今の朱乃さんはあまりにも弱々しく魅力を感じない。俺はそんな女の慰める為に抱きたくない」

朱乃「!?」

零誠「辛いなら話を聞きます。悩んでるなら一緒に考えます。泣きたいなら胸くらい貸します。苦しいなら手伝います。だけど、大切なことから逃げることだけは許さない。もし本当に大切なことから逃げるなら俺の知らないところで勝手にやってくれ」

朱乃「………なら私は今、辛くて、悩んでいて、泣きたくて、苦しいです。どうしてくれますか?」

零誠「あの時みたいに抱き締めますよ」

朱乃さんの家に行った時と同じように抱き締め続けた。

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