小説『カオススクールG×B』
作者:零崎哀識()

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移転のために遅れました。
「300レーセー」を今回で終わらせるつもりが終わりませんでした。
ちなみにD.C.3は1と2やらないと内容が分かりませんか?


ー零(偽)ー

前回のあらすじ

レーセーが増えたので消しまくったら5人だけ残った。その5人は他の世界での俺だった。

あらすじおしまい。

零(偽)×5『さて、よく分からない奴の為に自己紹介しておくか』

制服に白衣姿のレーセー

零(バカ)「文月学園2年Fクラス哀川零。ヨロシクネ」

パワードスーツのレーセー

零(IS)「IS学園1年1組の織斑零。ヨロシクネ」

ワイシャツにジーンズのレーセー

零(問題)「ノーネーム所属哀川零。ヨロシクネ」

制服に黒い外套のレーセー

零(武偵)「武偵校2年請負科哀川零。ヨロシクネ」

学ラン姿のレーセー。

零(&#8722;)『学園都市LEVEL&#8722;5の哀川零。ヨロシクネ』
零(バカ)「ちょっと待ちやがれ!俺のがバカってどういうことだ!ゴラァ!」

零(IS)「全員零なんだから仕方ないだろう」

零(武偵)「いや、お前は織斑を名乗ればいいだろうが」

零(問題)「どーでもいい」

零(&#8722;)「ならお前は零(迷惑)でいいな」

零(問題)「度が過ぎるわ!」

零誠「………帰っていいか?」

零(偽)『ちょっと待てっろ!すぐに呼び方決めるから!』

結果

零(バカ)→零

零(IS)→織斑

零(問題)→0

零(武偵)→哀川

零(&#8722;)→&#8722;零

零誠「で、みんなはどこだ」

零「ある空間に送ってあるよ」

零誠「ふざけてるのか?とっとと返しやがれ!」

&#8722;零『おいおい。俺達は魔王の手からヒロインを助けた主人公だぜ。魔王の手下にすんなり渡す訳無いじゃねえか』

零誠「その言い方だとすんなりじゃなければ渡すんだな?」

織斑「ま、こっちも一撃で消えるのをなんとかしたいからな」

哀川「正義の味方って訳じゃないしな」

0「詳しくはそこの羊皮紙を見てくれ」

そう言うと5人は消えた。

言われた通り羊皮紙を見る。

ーーーーーーーーーーーー

ゲーム名
嘘から出た魔物

参加者
オカルト研究部、生徒会に所属する男×5。

勝利条件
5人に一対一で一度ダメージを与える。

敗北条件
勝利条件を満たさずに戦闘不能。

ペナルティ 一度戦闘した者は全戦闘終了まで拘束。
勝利報酬
無傷での女子の解放

敗北ペナルティ
5人に危害を与えてはいけない。

ーーーーーーーーーーーー

まずは参加者を集めねえと。つっても全員決まってんだが。

数分後

匙「おい!会長が攫われたってどういうことだよ!」

零誠「すまなかった。ルール上危害は与えられてないはずだ」

木場「でも、あいつらがルールを守るか分からないよ」

零誠「いや、ルールを破ることは出来ないことになっている」

ギャス「僕はその点は安心してますよ。レーセー先輩こコピーだから流石にそこまで酷いことをしませんよ」

零誠「………実は1人だけマズい奴がいるんだよね。精神的にマズいかもな」

アザ「全く何やってんだよ。レーセー」

零誠「おい。まずこの使えない教師を潰す方がいいんじゃねえか?」

アザ「あはは。何を冗談言ってるんだよ。なぁみんな?………おいおい全員揃って無言で近付いてくんなよ……ギャアアアアア!!」



零誠「おし、行くぞ」

5人揃ったことに反応し、5つの扉が現れる。

匙「入って来いってことか?」

木場「1人1つって感じだね」

ギャス「でも底の無い穴とかとか宇宙の果てとか罠があるかもしれませんよ」

零誠「そこの生ゴミ放り込んで様子見してみるか」

アザ「おい!?本当に死ぬぞ!!あんだけ痛めつけといてまだ足りねえのかよ!?」

零誠「可愛い生徒の為に身体張ってくださいよ」

アザ「レーセー。お前は不細工だ」

木場「レーセーくんは女装したら世界一だよ!!」

バコッ!

アザ「グホッ!?」

木場が扉に向かってアザゼルをぶちこんだ。

零誠「おいおい木場。そんなに勢いよくやったらどうなってっか分かんねえだろ」

匙「ちょっと待てーーーーーーーーーーーーーー!?驚くような発言があったことはスルーか!?」

零誠「ハッハッハー。ナンノコトカナ?」

ギャス「匙先輩。触れないであげてください。レーセー先輩は先日自分が他の男子と絡んでる本の市が学校の夜に女子がやってるのを目撃してしまったんですから」

匙「………なんかゴメン」

零誠「ん?なんか言ったか?とっとと行くぞ」

匙「現実逃避中でしたか」

全員残った扉に入る。

ーーーーーーーーーーーー

木場サイド

木場「ここはホテル?」

リクライニングシートに冷蔵庫と豪華な設備が設置してある。

零「そう思えるかもしれないが、ここは学校だ。俺はこの場所じゃないと戦えないからな」

木場「ふーん。どうでもいいけどすぐに終わらせて貰うよ」

零「試獣召喚(サモン)」

木場「くっ!?」

零「おっ、目がいいな。もう少しで輪切りになったのに」

悪魔の木場の視力がギリギリで見たのは糸。

はぐれ悪魔の時に見ていなかったら終わっていた。

零「これで足は潰れた。いくら見えると言っても斬りながらあの速度では動けないだろ」

木場「全くやりずらい」

だいたい最初は無かったのにいつの間に糸を張ったんだろう?

零「おいおい考えるのはいいが時間かかって嬉しいのはこっちだからな。他の俺が勝てば俺の身は安全だからな」

木場「他の人に任せるなんて君らしくない。レーセーくんなら自分がなんとかするのに」

零「あいつは自己犠牲がメインだからな。ちなみに俺は娯楽だ」

木場「どういう意味だい?」
零「下らないことだから気にするな。それより作戦は決まったか?」

木場「ばれてたみたいだね」

『欲視力』を使ってるのに糸の位置が完璧に把握出来ない。

まるで彼じゃない誰かが糸を操ってるみたいだな。

だったら一体だr「ッ!?」

木場は何かに気付き素早くかがみこむ。

木場「………不意討ちとは汚いな」

零「姿見せてるんだから不意討ちもクソもないだろ。油断してるそっちが悪いだろいが」

全くもってその通り。

でも、1つこの糸の攻略法がある。室内ではなく、障害物の無い場所なら機能しない。

パリン!

なら、逃げるように窓から飛び出す。

追って来い!

零「その手に乗るかよ。さっきも言ったが時間を稼げればいいんだ」

零は2階の窓から顔を出して落ちていく木場を確認し、頭を引っ込めた。

木場「クソッ」

やはりレーセーくんのコピー。自分の弱点くらい把握してる。

木場「でも、『欲視力』が効かないわけが分かった」

だが、分かったからどうする?

木場「何か手は?」

木場は辺りを見渡した。

ーーーーーーーーーーーー

2階 廊下

零「またチャレンジするのか。懲りないな」

木場「行くよ」

木場はスピードによって天井を走り始めた。

零「ちっ!?」

零は舌打ちをし、零の足元から小さい零が零の頭に乗った。

これが『欲視力』の効かない訳。

零が命令をしているが攻撃の具体的な細かい位置はこの小さな零(召喚獣)がコントロールしていた。

窓から落ちる途中、窓を覗き込んだ零の近くに小さな何かが動いてるのが見え、使い魔的な何かが糸を操ってることに検討がついた。

だが、身長が小さいせいで天井の方は糸が少ない。

慌てて零は天井の糸を増す為に召喚獣の姿を晒してしまった。

それは悪手。

召喚獣に対し『欲視力』を使用し、糸の一番少ないルートを導く。

零はすぐに気付き、糸で牽制しながら距離を取っていく。

そうして零は新校舎から旧校舎に逃げ込んだ。

木場「予想通り!」

木場は破壊の聖魔剣を作り、床に叩きつけた。

ボロい旧校舎は崩れた。

元々の人間と悪魔のフィジカルの差が勝負の差となった。

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