小説『カオススクールG×B』
作者:零崎哀識()

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ー三大勢力対抗運動会 前編ー

アザ「なぁ、レーセー。今度またグリゴリで集まりあるんだが来ねえか?」

零誠「また徹夜での賭け麻雀すか?なら今回もカモりますよ」

アザ「ぐぐっ……それはまた今度リベンジするとして今回は健全なスポーツだ」

零誠「パス。基本的に学校のイベントですらサボるのにそんな面倒なことには参加しませんよ」

アザ「ちなみに応援席では名酒が振る舞われる」

零誠「どのあたりが健全なんだよ!まーでもそれなら参加をs「アザゼル!レーセーくんは私達のチームだと言っただろう!」サーゼクスさん!?」

アザ「ちっ。サーゼクスめ、感付きやがったか」

アザゼルはそのまま魔方陣で逃亡した。

サー「レーセーくん。みんなを集めてくれ」

魔王様の言う通りに集めました。

サー「説明を簡潔にすると君達の体育祭をお忍びで見ていたトップが自分達もやりたいと言うからやることになった。勿論君達は悪魔のチームで参加してもらうよ」

零誠「さっきのは引き抜きってわけですか」

サー「その通り。レーセーくんは能力と人気が高いからね」

零誠「夕麻を堕天使陣営に貸してやるか」

エーテライトによる意志疎通

零誠(夕麻。お前をスパイとして堕天使陣営に送り込む。無事大役を果たせ)

夕麻(分かりました。ところでご褒美を貰えますでしょうか?)

零誠(そうだな。上手くやったら好きな物を買ってやる)

夕麻(よし!お勤め頑張ります!)

意志疎通終了

夕麻「分かりました。堕天使陣営でも頑張ります」

リアス「あら、もっとごねるかと思ったんだけど」

夕麻「グリゴリの幹部と一緒なんですから主様と一緒じゃなくても我慢出来ますよ」

イリナ「なるほど。私がミカエル様達と一緒なら我慢出来るのと同じ原理ね」

………ミカエルく俺!?

サー「何はともあれレーセーくんには期待しているよ」

零誠「ところで何に出るかは決まってんすか?」

サー「全部」

零誠「………悪魔を超える発言が聞こえたのですが。もう一度お願いします」

サー「全部」

零誠「………そういやあなたは魔王でしたね」

サー「期待しているよ」

零誠「されても困るわ!どうしてこうなった!?」

サー「君の体育祭の功績を見たらね」

零誠「今回は相手が人間ではなく天使と堕天使なんですが…」

サー「だから同じ種目で2回以上出ることは無いようにしておいたよ」

零誠「そりゃ普通は当たり前なんですよ!」

サー「でも、ミカエルには宣言しちゃったし、変えたら恥じゃないか」

零誠「なんでいつも俺を通さずに面倒な事が決まるんだ!」

ーーーーーーーーーーーー

運動会当日

零誠「はっはっはっ。とうとう何も改善出来ずに当日を迎えちまったよ」

黒歌「しゃきっとするにゃ。戦争が始まるわけじゃにゃいんだから楽しんだ方がいいにゃ」

零誠「確かに命懸けの戦いじゃないし楽しむ感じで行くか」

気分が変わった所に堕天使の女子が話し掛けてきた。

堕天使「あのう。赤龍帝のレーセーさんですよね?」

零誠「そうですけど」

堕天使「私、大ファンなんです!握手いいですか?」

零誠「構いませんよ」

手を差し出されたので握手をする。

黒歌「………にゃあ」

零誠「何故か殺気が!?」

慌てて手を放すと殺気が少し弱まった。

黒歌「レーセー…敵と仲良くするのはどうかと思うにゃー」

零誠「さっき楽しむって話じゃなかったか?」

黒歌「天使と堕天使を根絶やしにするのを楽しむって意味にゃ」

堕天使「ひっ!?」

堕天使は逃げた。

零誠「ビビって逃げちゃったよ!つーか、それは戦争と何が違うんだよ!?」

黒歌「拮抗していれば戦争。圧倒的なら虐殺にゃ」

零誠「恐ろしいわ!」

黒歌「冗談はこれくらいにしていい加減にブルマに触れるにゃ」

はい。文章じゃ分からないと思いますが、みんなジャージなのに黒歌は下ブルマです。

零誠「あー面倒なことになりそうだから触れなかったのに」

黒歌「ムラムラするかにゃ?」

零誠「ほら、面倒なことになった。そしてするかボケェ。球技大会の時の二番煎じじゃねえか」

女子『そんな………』

オカ研女子全員ブルマ。

零誠「マジでお前達は何しに来たの!?」

結果、全員普通にジャージに着替えました。

ちなみにジャージはチームカラーと同じで悪魔は赤、天使は白、堕天使は黒。

ミカ「グレモリー眷属の皆さんもいらっしゃったんですね」

白ジャージを着たミカエルさんだった。

零誠「ミカエルさん。お久しぶりです」

ミカ「今日はいい勝負をしましょう。あ、紹介したい人がいるんですよね」

羽根をたくさん持つおっとり系の美女が前に出る。

ガブ「四大セラフのガブリエルです」

大物ガブリエルの登場でアーシアとゼノビアがまた祈っている。

ガブ「レーセーさんの料理本を全部買いました。サインしてください」

料理本とサインペンを差し出してくる。

あのネタのような会議の商品全部出したからね。

零誠「買っていただきありがとうございます」

笑顔で本にサインして返す。

一瞬、ガブリエルさんの羽根が黒く点滅した風に見えたが気のせいだろう。

アザ「お前達こんな所にいたのか」

アザゼル教諭が合流した。

アザ「お、ミカエルもいたのか。トップの割に俺とサーゼクスの奴と比べて出番が無いから気づかなかった」

ミカ「あはは。相変わらずですね。生徒の皆さんにも学生時代のあなたを語りたいですね。例えば覗きで堕ちかけた回数が軽く1000回超えたこととか」

アザ「やってみろ。ぶち殺すぞ」

ミカ「あはは。滅しますよ」

バチバチ!

戦争が始まりそうな雰囲気です。

火花はイメージではなく、実際に火花が散ってる。

しかも、空間が歪んでるし。

もうこの2人は放置しておこう。

パラ「あ、朱乃」

朱乃「………」

パラキエルさんが朱乃さんに話しかけていた。

プイッ

朱乃さんがこちらに顔を反らした。

パラ「朱乃ぉぉぉー」

ペロッ

朱乃さんはパラキエルさんに見えないように舌を出して笑った。

全くからかうのが好きなんですから。

パラ「レーセーくん!朱乃が!朱乃に嫌われたー!」

零誠「え?こっち来んの!?」

パラキエルさんが泣きそうになってこっち来た。

筋肉付いたおっさんがそれしても誰得!?

ピンポンパンポーン

放送『開会式を行うので各勢力の選手の皆さんはグラウンドに集まってください』

ーーーーーーーーーーーー

開会式が終わり、悪魔陣営に戻る途中。

開会式?長くなるだろうと思い、立ちながら寝てたから知らん。

他の勢力を横切ると

アザ「今日は競技と言う名の戦争だ!お前達も日頃鬱憤が貯まっているだろう?天界の道具の値段が高いだとか、悪魔の等価交換が面倒だとか。負傷者出すつもりでやれ!」

堕天使『ウオオォォォーーーーーーーーーーー!!』

………流石に負傷者出すのはマズいやろ。

天使「全く他の勢力は迷惑だな」

天使「そうそう。俺達は一度堕ちたら取り返しがつかないのにな」

ミカ「まぁまぁ。私達がやるのはいつもと変わりません。主の教えに従うのです。彼らに光を」

天使『終末を彼らに!!』

こっちは滅する気満々ですよ。

で、我等が悪魔陣営では、

サー「えーっと、まぁ、今日は楽しみながら頑張ろう」

この陣営が一番平和そうです。

サー「それじゃあ」

悪魔『ハルマゲドーン!!』

………こりゃあ本当に戦争が起きそうだな。

前編なのに競技一つも始まってねえよ。

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