小説『カオススクールG×B』
作者:零崎哀識()

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超早く投稿出来やした。
感想が俺の力になる。

ー三大勢力対抗運動会 後編ー

昼休みを挟んで団体競技

昼休みは………うん。壮絶だった。

俺も弁当を作って行ったのだが、砂糖に群がる蟻のように群がって来てさっきの障害物競争より争いが酷かった。俺一口も食えなかった………ま、オカ研メンバーから弁当分けて貰えて助かったわ。

でも、くれる量が多かったな自分達の分は大丈夫なのか?

そんなこんなで団体競技の騎馬戦。

オカ研メンバーは木場、ゼノヴィア、ギャスパーを馬とし、俺を乗せたチームと朱乃さん、黒歌、白音を馬とし、部長を乗せたチームの2チーム参加している。アーシアは応援なんだが、何故かチア服を着ている。

木場「レーセー君。作戦はどうする?」

零誠「最初の方は様子見でいいだろう。狙われたら撃退する程度で」

アザ「赤龍帝の首を討ち取れい!!」

ミカ「赤龍帝は何を出すか分かりませんから最初のうちに退場してもらいますか」

天使・堕天使『うおおおおおおおおおおおおお!!』

零誠「あは!俺様、大人気」

俺に向かって光の矢の雨あられ。

禁手化

『CHAOS BRAKE!』

両手を左右に広げ、網を張り、光の槍を切断する。

零誠「皆さん。高校生相手にこの数は少し大人気無くないですか?(ニコッ)」

天使・堕天使『すいませんでしたー!!』

幹部クラス以外は土下座しそうな勢いである。

アザ「ちっ。もう少し引き付けておけよ。ま、術式は完成した」

アザゼルの上に魔力の大きな塊が集まってる。

アザ「行くぜ!ドレスブレイクVER乱れ咲き」

魔力の大きな塊から小さな塊が次々に放たれ、選手に向かって飛んでいく。

そしてぶつかった選手の服が弾けとんだ。

女子『キャーーーーーーーーーーーーーー!!』

男子『ウオオオオオオオオオオオオオオオ!!』

アザ「はっはっはー!レーセーのシトリー戦を元に開発した技だぜ!まさに男の夢!ま、野郎の裸も見ることになるが、そこは我慢だ」

男天使「墜ちる!?堕ちてしまう!」

男天使「堕ちてたまるか!………でも、白い肌が」

アザ「堕ちろ!堕ちろ!こういうのに反応するってことは結構溜まってるってことだよ!大体なんだよ転生システムって。こっちの勢力も増えやがれ!」

ミカ「アザゼル。いくらなんでもそれは反則じゃないかい?」

アザ「光の槍投げるよりは勝利条件のハチマキの消失を目的とした技なんだからマシだろ?もし悪魔陣営が抗議したら天使陣営も失格になるぞ。多数決で手を組むしかないぞ」

ミカ「仕方ないですね。黙認しましょう」

ダメな大人を垣間見た!?

ミカ「そう言えば、学生時代の『閃光と暗黒の龍絶剣(ブレイザー・シャイニング・オア・ダークネス・ブレード)』はどのあたりで出すんですか?」

アザ「その名前を出すんじゃねえ!」

ミカ「なんでですか?『ぼくの考えた最強の神器』でしたっけ?あまりによく出来ていたのでビラにしてばらまいてしまいましたよ」

アザ「てめえのせいで作戦会議の度に「そこで『閃光と暗黒の龍絶剣』を出すんだな?」やら、「秘密兵器に『閃光と暗黒の龍絶剣』を用意してくれやら」、挙句の果てには『閃光と暗黒の龍絶剣総督』ってあだ名までついたんだぞ!!」

ミカ「『閃光と暗黒の龍絶剣総督』(笑)」

お二人さん、仲いいっすね。

ギャス「どうしましょう?」

零誠「そんなの決まってるだろ。
ぶっ倒す」

ゼノ「結構距離があるがどうするつもりだ?」

零誠「失格条件はハチマキが無くなるか、地面に落ちるかだったゆな?」

木場「飛行は禁止されてるよ」

零誠「飛ばねえよ。跳ぶだけだ。馬は後からついてい」

そう言うとレーセーは他の馬に飛び移りその馬を崩す。

それを何度か繰り返し、アザゼルのところまで接近する。

零誠「常識を考えろや!ゴラア!」

アザ「レーセー!?」

顔面に向かっての飛び蹴り。

アザ「ナッ!?グッ!?」

メリメリ

アザゼルの顔面に蹴りがめり込んだ。

零誠「悪は滅びたり」

空中で一回転して、遅れて来た木場達の上に乗る。

零誠「これで一件落着………じゃないみたいだな」

アザゼルの魔力の塊がコントロールを失って、不安定に歪んでいる。

零誠「魔力のことは専門家のビショップの意見を聞こう。担当直入に聞く。ギャスパー、あれはどうなる?」

ギャス「………簡潔に言うと爆発します」

零誠「物凄い勢いで撤退!!」

ギャス「もう爆発しm」ドカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!

零誠「ケホケホ。痛みは全く感じねえな?」

………気づいてますよ。

服を消し飛ばす魔術が爆発したってことは………

全員『うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!』

全員素っ裸です。

零誠「『投影開始(トレース・オン)』」

大人な俺は服くらい用意出来るけどな。

全員『お前だけズルイ!!』

零誠「知るか」

騎馬戦はハチマキが同時に消し飛んだので、どのチームにも点数は入らなかった。

種目 玉入れ

審判「えー、言いたいことは色々ありますが、まず、これだけは言わせて貰います。槍や魔弾じゃなくて玉を投げろや!!」

朱乃「お父さま、助けて!」

パラ「あ、朱乃………うおおおおおおおおおおおおおお!」

アザ「おい!パラキエル!投げるのは赤じゃなくて黒だ!」

パラ「悪いな。娘の為ならお前だって裏切れる」

全く賑やかだな。俺?外側で眺めてますよ。

ちなみに玉入れのルールは籠に入っている玉の数がそのまま点数になる。

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

審判「競技の終了です。だから攻撃を止めろや!!」

そろそろ動くか。

零誠「『色々色(カラーオブビューティー)』」



審判「えー………まことに驚く結果になりましたが、悪魔陣営に1437点、天使、堕天使陣営に0点が入ります」

全員『はあああああああああああああああああああ!?』

『色々色』は色を自由に変える程度の能力です。

リアス「あれ、やったのレーセーでしょ?」

零誠「さぁ、何のことやら?」

リアス「あら、あなたの仕業なら何かご褒美あげようと思ったのだけど」

零誠「今から自首ってありすか?」

リアス「ダメよ」

審判「次はいよいよ最終種目のリレーになりました。予定を変更してこの種目に勝った陣営が優勝になります」

悪魔『ふざけるんじゃねえ!!』

審判「仕方ないじゃないですか!!1000点も点差もついてたら他の陣営が萎えてるんですから!大丈夫だよ。さっきトップが裏でなんか話してたから、どうせ黒い話だろうから!」

なんか審判の方は堪忍袋の尾がズタズタのようだね。

で、俺はリレーのアンカーをやらせて貰ってます。

他の勢力のアンカーは堕天使がアザゼル教諭、天使がガブリエルさん。

ま、原作通りっす。

最初にバトンを持ってきたチームは我等が悪魔チーム。

アザ「ちっ!」

零誠「聖職者が舌打ちは酷くないすか?」

そうしてバトンがレーセーに渡る。

アザ「死ねーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

零誠「危っ!?」

バトンが渡るのと同時に攻撃をしかけてきやがったよ!

ま、なんとか避けたけど。

零誠「正気か!?」

アザ「こちとらセイクリッド・ギアの情報を提供してこの競技に望んでんだよ!」

ホントに大人の汚い取引があったよ。

零誠「つーか、その剣って………」

先程の攻撃に使った剣なんだが、

アザ「気づいたか?そう。これはお前らがバカにしていた『閃光と暗黒の龍絶剣』だ!」

ミカ「『閃光と暗黒の龍絶剣』が完成したとは………」

アザ「名前の通りドラゴンスレイヤーだから、死ねや」

キレていいよね?

零誠「その『閃光と暗黒の龍絶剣』って開発にいくらしたんですか?」

アザ「ん?ちょくちょくグレゴリの予算をちょろまかしたから億はいくかな?」

シェハ「アザゼル。後で話ありますから」

アザ「戦力になるからいいだろうが!」

零誠「『色々色』」

『閃光と暗黒の龍絶剣』の色を鉛色に変える。

アザ「はい?その能力はただの色を変えるだけだろ?」

零誠「ああ。でも、知ってるか?トイレのマークって色を反対にするだけでみんな間違えるんだぜ。ま、何が言いたいかと言うと」

バキン!

零誠は『閃光と暗黒の龍絶剣』を殴り、へし折った。

零誠「色が変わっただけで変わっちまうもんなんだぜ」

アザ「マオーガーに引き続きいくらすると思ってんだ!?」

零誠「知るか。ボケェ」

後はガブリエルさんが残ってっけど、あの人なら問題ないだろ。

ミカ「おや?レーセー君、勘違いしてませんか?」

零誠「へ?」

審判「ゴール!ガブリエルさんが大逆転を果たし、天使陣営の優勝です!」

ミカ「ガブリエルは実力でアンカーに選ばれたんですよ」

零誠「………マジかよ」


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