どんなに憂鬱になっても、どんなに気が張り詰めていても、
ふと夜空を見上げて瞬く星を見上げてみたり、
ぼうっと打ち寄せる海の波を見つめていると、
だんだん心の中が空っぽになっていく。
私に何が起きようと、私がどう変わろうと、
星は空に瞬き続けるし、海の波は打ち寄せ続ける。
空も海も、日によっては少しは姿を変えるけど、
今見ているこの空と海は
私の気持ちにようにころころ変わりはしないし
変わる早さは非常にゆったりとしている。
昔の人もこの景色を眺めたことがあるんだろうな・・・。
私が死んだ後もこの景色はずっとこのままなんだろうな・・・。
そういえば、私の生きている意味ってなんなんだろう・・・。
空も海もその答えを教えてはくれないけれど、
神の創造物に心を揺らされるのは人間だけであるということに、
何か神秘的なものを感じずにはいられなくなる。