小説『つぶやき』
作者:あさひ()

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自分の存在価値を

必死に問い続けていたあの頃、

未来にすべてを委ねていた。


「生きる」

たったそれだけのことにどうしても意味が欲しかった。


ただ単に生き続けることに、どこか虚しさを感じずにはいられなかったから。


存在価値なんていうのは、常に定まったものなんかではないが、

今でも、

自分が自分に納得できるように

生きていきたいと思う。

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