神の顔には2つある
1つは優しさに満ちた顔
1つは般若のような恐ろしい顔
人は神に似せて作られた生き物
それならば、
時に人は鬼のようになることもあるだろう
逃げ惑う悪人をとっ捕まえて煮て焼く
あたかもそれを当然のことと思っているかのように
悲しみなんて拭い去って
心の飾りなんて取っ払って
雷を落としてやることも時には必要
そしてあとでふと人間に戻ってみたときに
悲しみが込み上げてくる
それでも人生を憎みはしない
それは愛する誰かに優しさを示すことができる証なのだから
なんの感情も持てないようじゃ、
生を与えられているという実感がなくなってしまうのだから