神様が全知全能であるなら、
悪魔も神様が作ったものなのだろうか。
そうでないとしても、
神様が悪魔を管理できないのは、
おかしい。
神 (あるいは神のような何か) が存在すると考えることは、
神がこの世界を統治していることを前提にものを考えるということだ。
それなら、
天使は人を幸せにし、
悪魔は人を罰するために存在する。
悪魔は、誘惑によって人を捕え、彼らを苦しませる。
そして天使は、悪魔の誘惑にひっかからないほど、傷つきやすい、
心が真っ当な人を
暴君から助けてくれる
救いに務める存在。
人は時に誘惑に負けてしまうかもしれない。
それ自体、決して正しいことではないけれど、
その悪魔にその償いとしての代償を払いながら、欲望を満たす覚悟でない限り、
悪魔に仕事をさせてはいけない。
そうでないと、いつまでもこの世から苦しみが消えないことになってしまうから。