小説『ハイスクールD×D 転生の創世龍』
作者:ゆうき100()

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いつもの歩きなれた道を歩いていると。



「そろそろ、イッセーの家だな。」

しかし、子供になるってのは大変だな。転生前なら直ぐの道のりが倍以上かかるからな。あぁ〜しんど〜


「おっと、到着到着。」

ピーンポーン
「はい。どちら様ですか。」


「イッセー君の友達の黒夜聖生です。」


「あぁ、聖生君ね待ってたわ。すぐに準備できるからちょっと中で待ってて頂戴ね。」


イッセー、お父さん聖生君が来たからすぐに準備していくわよー



「お邪魔しまーす。」


「おう聖生やっと来たか。イリナも呼びに行くんだろ。」



「おうイッセー相変わらずだな。もうすぐ小学生になるんだぜ。そろそろ、マッパで家の中歩き回るのやめたらどうだ。」



「うるせー!俺は、この先もずーっと家の中ではマッパで歩き回るんだ。」



「お前、家の中だけじゃないだろ。この前なんて、遊びに行く約束してて、公園に来たと思ったら服着るの忘れててマッパで来てただろ!」



あの時は、マジでこいつ末は露出狂になって「ハァハァ」言ってる変態になるんじゃねえかと思ったぜ。



「あぁ〜そんなこともあったな。で、なんでマッパがいけないんだよ。」


こいつダメだ、もう重症だ。待てよ俺がおかしいのか。まだ6歳だし裸で外歩いたとしても大丈夫なのか。いやいや、そんなことはないぞ。このままこいつと関わってたら確実に近い未来変態の仲間入りだ!
イッセーとの友達付き合いを、今後考えなくてはいけないな。



「おいイッセー。お前この前マッパで公園行ったとき、イリナにおもいっきりチ○コけられて死ぬ死ぬ言いながら泣き悶えてたじゃないか。公園に来る前だって、犬に追いかけられてチ○コ食いちぎられるかと思ったって言ってたよな。」


「あれは、地獄だったぜ。思い出させんじゃねーよ!だいたい、イリナも男なら、チ○コに蹴りいれてくるとかどんだけ痛いかわかってるはずなのに、やるか普通orz」


あぁ、こいつイリナのこと男だと思ってんだな。まぁ、ヒーローごっことかやってるからな。普通、この年の女ならリ○ルおままごとだろ!
イリナが男だと思ってるのは、本人が気づくまで訂正せずにいよう。もうすぐ気づくだろう同じ小学校に行くだろうし。



「そんなことより、早く服着ろ。もう、おばさんのもおじさんも準備できる頃だろ。」


「おい、イッセーまたマッパで歩き回ってるのか。これは、末は露出狂で警察に厄介になりそうだな。父さんはそんな子に育てた覚えはないぞ。早く服着ないと母さんに拳骨くらうぞ。」



おじさんも同じこと考えてたんだな。これは本物かもしれないぞ



「へいへい、わっかりましたよ。服着ればいいんだろ!この解放感が最高なのに、なんでわからないんだ。」


「イッセーも服着たし。次は、イリナの家だな。」


ということでやってきました。紫藤家です。
イリナのやつもう家の前で待ってるし。
気づいた瞬間、すごい笑顔だな。



「おーい。聖君、イッセー君やっと来たね。」



「ごめんな、イリナ。ずっと、待ってたのか?」



こんなことなら、先にイリナの家に寄っていくべきだったな。
そうすれば、イリナがイッセーのマッパを目撃して公園の二の舞になり、服を着るようになって変態脱出の足掛かりになっていたかもしれないのにorz
完全に失策だ。まさか、この俺が重要な案件に気づかなかったとは。



「どうしたの、聖君?なんで地面に手と膝を付けて項垂れてるの?」



「いや、なんでもない。なんでもないんだよイリナ。俺は今後、絶対にイッセーを改心させてみせるからな。見ていてくれイリナ。」



ギュっと手を握って、真剣な眼差しでイリナの瞳を見つめ誓いをたてる。



「う...ぅん//わかったよ。きっと信じてるね//」



何かわかんないけど。こんな真剣に聖君に見つめられると、ドキドキしちゃうよ。



「おい、イリナ。そこはド○がムネムネだろうが〜!!」



「えぇ...!?そ...そうなんだ」



「おい!二人とも俺のことは無視か!無視なんですか!これだからイケメンは」



おいおいイッセー、今イケメンは関係ないだろ。



「あぁイッセー君ごめんね。居たの忘れてた。」テヘペロ



うわー可哀想にイッセー。会ったばっかの時には、挨拶してもらったのに存在忘れられるとはドンマイ。まあ、挨拶されるだけましか。変態だしな。普通なら挨拶もしてもらえないぞ。



「よし。そろそろ俺の家に行くか。」



イッセーが地面に手と膝をつけて泣いているが放置して家へ行こう。家についていませんでしたってことはないですよ。たぶん...

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