小説『魔法×英霊 リリカルなのはStrikerS(仮)』
作者:駄堕惰()

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俺は今、目の前の情景を受け止められずにいた。…いや、受け止めたくなかった
目の前には燃えている街と、自宅だった(…)場所

「何で…何でだよォ!」

こうなった原因は約1時間前にある。


その時、俺「澤瓶 修」は高校の「現代文化研究部」という(ふざけた)部活の活動の一端である、感想発表会をしていた。(確か、今日はFate/Zeroって作品だったはず)
一通り発表をし終え、お開きにしようとした、その時である。

謎の轟音が聞こえたのは

何事かと外に出てみれば、そこには、燃え盛る街、人々の悲鳴。そして空には爆撃機。
日本では起こるはずの無かった、第三次世界大戦がそこにはあった。

「何だよ…これ…」

気付けば走り出していた。行く先はただ一つ、自分の家族のもとへ…



俺は目の前の出来事に絶望するしか無かった。

「修…俺、間に合わなかった…」

「たっくん…」

気付けば近所に住んでいた、部活仲間の「武藤 巧」が近くにいた

「俺も…だよ…」

もう涙も出ない。
たっくんは膝をつき、うなだれてしまう。見れば周りの人も同じような格好で泣き叫んでいたり、発狂してしまったりしている

「世界の終わりだ…」

気付けばそう言っていた。そう言わずにはいられなかった。
よくよく思い出してみれば、最近は変なことがあった。現代文化研究部の同級生の部長家族の全員が謎の失踪を遂げたり…


―生き残りたいですか?―

「「!?」」

誰だ?今の?

「修!今のって…」

「周りの人には…、聞こえてなさそうだね…」

―生き残りたいなら、私のもとへ…―

どっかで聞いたことのあるような…
気付けばまた歩いていた。なんだか今日は無意識に行動するのが多い気がする。

―多分、作者の力量不足です―

何か聞こえた気がしたが無視して進んだ。町外れの教会へ…



教会へは、すんなり着いた。行き馴れている訳でも、道を知っている訳でもないのに。

まるで、何かに引き寄せられるような…

「あれ?皆?」

「もしかして、皆もあの声に?」

何故か入ってみると、そこには現代文化研究部の皆がいて、その奥にいたのは…


―ようこそ、英霊の適合者さん達?―

「ア、アイリスフィール…?」

数時間前まで読んでいた小説のキャラクターだった…

-1-
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