小説『あぁ神様、お願いします』
作者:猫毛布()

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「はろー、はろー、はろー。

聞こえているようで何よりだ。
おーけー、お前らの口は文句を言うためにあるんじゃない。
俺を敬い、祈る為にあるんだ。あんだーすたん?

仕方ないから自己紹介でもしてやろう。
お前らを殺した、神様だ。泣いて喜べ。

口汚い祈りは止めろ、もっと慈しみと愛を込めて祈りな。信じる者も信じてない者もクソも似たり寄ったりだがね。


ようやく黙ったか。話を進めてやろう。
暇潰しって知ってるか?人間の人生を眺めるなんて最高だと思わないか?
そういう訳だ。お前らにはちょっとしたゲームをしてもらう。
そう、ゲーム。
安心しろ、殺し合いは先日見飽きたところだ。今回は、普通の人生をみたい。多少オカシイところはあるだろうが、お前らにはそれで十分だ。

あぁ?ニコポ?ナデポ?おーけーおーけー、お前には転生容姿とそれらを着けてやろう
ん、お前は要らんのか。つまらなんな。分割思考でもぶちこんでやるよ。二人も同じ存在はいらんから普通容姿な。


騒ぐなよ、迷わせた子羊ども。ルールの説明もしてやるよ。なんて優しいんだ、と泣きながら祈れよ。

お前らには今からとある世界で生きてもらう。何をしてくれても構わない。
殺人暴行善行悪行偽善なんでもいい。しかしながら、お前らにそんな力はない。もちろん、当たり前だ。
そんなお前らに【三つ願いを叶える能力】を授けよう。感謝しろ。

ランプの精でも魔剣でもなく、神様が叶える三つの願いだ。さっきのは謂わば証明だ。

願い方は簡単だ。
ただ願えばいい。ただし、心からの願いだ。
口先だけの願いなんざ叶えれば非常につまらんからな。

タブーを一つ。願いを増やすのは不可能だ。あとは黒表紙のノートじゃないんだから、即死系の願いは厳禁な。

これじゃあ二つか。まぁいい。


それでは行ってこい。
そこがお前らの現実だ」




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後書き
ハジメマシテ。猫毛布です。

手にとっていただき感謝します。
稚拙な文をノリと気分と妄想でガリガリと書き込んでいたらいつの間にか投稿してました。

公開はしたけど、後悔はしてない。
おそらくこういった言葉遊びが多数存在しますが、読んでいただければ幸いです。

あと、こうして後書き、というか文章中で多少わかりにくい表現とか喩えをこんな感じで書かせていただきます。
邪魔だよ!って言われるなら消しますので、その辺はお願いします。

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