小説『IS世界をチートで生き延びる!』
作者:奈倉ダッハ()

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1話


「ん……」


目が覚めた


知らない天井だった


「転生……できたのか?」


起き上がって部屋を見渡す


和風の立派な家だった


「ここは僕の家なのか?・・・・・・・ぐっ!」


一瞬頭痛がするとともに過去の記憶が流れてきた


どうやら僕の家は権力を無くした旧家だったらしい


時々家に依頼が来て要人の護衛をするか道場をしていたらしい


護衛で捉えられた奴らが、報復を行い、5人ほどでスナイパーライフルで一人一人丁寧に殺していったらしい


最後に僕を殺そうとしたが、忍法運命崩しで当たらないことに業を煮やして直接殺しに行ったが、僕の居合の範囲に踏み込んで全員首をちょんぱされたようだ


その後、僕は父に忍法骨肉細工で変化して父の死体と犯人の死体をスキマに放り込んで警察に事情を説明したらしい


内容は、『私と息子以外が殺され、息子が心を病んで部屋から出てこず、しだいに反応もしなくなりました…私はこれから働きながら息子を助けていこうと思っています……どうか犯人を捕まえるようお願いします』


とかなんとか言ってから警察署からの帰り際にわざと頭が潰れるような事故死に見せかけた死体を置いてきて事故死としたようだ


ちなみに僕が9歳の頃の出来事だったらしい


……言わせてもらおう


グッジョブだ僕!

-3-
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