小説『ゼロの使い魔 世界を渡る転生者【R−18】』
作者:上平 英(小説家になろう)

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【前書き】





 はじめに謝罪します! 今回分けたかったけど分けれませんでした!!

 長編過ぎてすみません!!

 あと、後編はもう書いてあるので、明日起きて確認した後に投稿します!

 後編にコメント機能を11月10日まで解放した理由なども記載しています!










『第22話 夏季休暇の過ごし方 中編 』





 アルビオンから魔法学院へと帰ってきたルシファーは、5日間もいなかった分たっぷりとキュルケに搾り取られ、ベッドに仰向けで行為後の余韻に浸っていた。

「そう。あのお姉さんとティファニアは元気だったのね」

「ああ、内戦は終わっているし、盗賊もあらかた片付けたから治安も少しはよくなっただろうな」

 キュルケの髪を撫でながらルシファーは呟いた。

「そういえば、砂漠に国を作るんでしょ?」

「まあな。ハルケギニアは治安が悪いし、貴族や平民の壁が厚いし、住みにくいからな。もっと住みやすい土地を手に入れる。砂漠のほとんどの土地は人が住めずに手付かずで誰も使っていないし、俺が魔法や魔具で土地を整えれば広大な土地が手に入るだろ?」

「でも、砂漠に国なんか作ったら、ガリアやゲルマニア、エルフに囲まれるんじゃないの? それにロマリアからも近いし……」

 キュルケはルシファーの体に抱きつき、ルシファーの顔を見上げて尋ねた。

「そのてんも大丈夫だ。国境を囲うように結界で覆うから、許可していない者の進入は出来なくするし、中からも誤って出ないように結界を張るさ。きちんと違和感のないような結界をな」

「ふふふ、さすがダーリンね」

 キュルケは微笑みながらルシファーに抱きつき瞼を閉じて眠りに落ちた。

 夜通しやっていたから、睡魔が一気に襲ってきたんだろう。

 『浄化魔法』で綺麗にしてからシーツをかけ、抱き合うように二人で眠った。











 トリスタニアの魅惑の妖精亭で赤いトレンチコートに身を包んだ男。ルシファーが接客についたジェシカと楽しくワインを飲み交わしていた。

 ルシファーはここ最近三日連続で魅惑の妖精亭で酒を飲んだり、給仕の女の子と楽しく過ごしたりしていたのだ。

「ルシファーさんったら、すごい傭兵さんなんですね〜」

「いやいや、傭兵ではないぞ。まあ、傭兵のように数々の戦場を跨ぎ、年中の大半を戦っていた年もあったし、教官のように様々な武器の扱い方から武術をたくさんの人間に教えたりしたがな」

 ルシファーはワインを飲みながら笑ったり、ジェシカに軽いセクハラまがいな事を楽しみながら過ごしていると、給仕姿のルイズが追加のワインを持ってやって来た。

「『婚約者』のツェルプストーはほうっておいていいの? ルシファー?」

 婚約者とアクセントを強めてルイズは、ドンッとワイン壜をテーブルに置いた。

 随分と機嫌が悪そうだ。

「あはははっ! キュルケなら大丈夫さ。俺がここに来ていることも知っているし、キュルケが俺に外すように言ったんだからな!」

「なに? キュルケに愛想つかされたの?」

 ルイズが眉を顰めて聞くとルシファーは笑いながら言う。

「いや。タバサがキュルケになにやら相談したい事があるらしくてな。ここ三日間は夜は部屋に入れてくれないし、街に泊まってきてもいいと言われたからな」

「そうなの?」

 『タバサがキュルケに相談?』とルイズは気になったが、新しい客が来たことでしぶしぶと席を離れた。

「ねえねえ! あなたってやっぱり貴族なの?」

 ジェシカはルシファーの腕を抱いて尋ねた。

 ジェシカの大きな胸に挟まれ、益々気分がよくなったルシファーは嬉しそうにワインを飲んだ。

「いや、貴族じゃないよ」

「でも、貴族の女の子と婚約しているんでしょ?」

「まあな。今は3人ほど妻がいるよ」

「ええーー! 3人も!? あなたって何者よ!?」

 ジェシカはオーバーリアクションで驚く。

 驚くジェシカにルシファーは笑声を上げる。

「誰にも言わないなら教えてやってもいいぞ」

「いいの!? 教えて! 教えて!」

 ルシファーはジェシカの耳元に顔を近づけ、呟いた。

「俺は王様。この世界とは違う世界を統一した大魔王ルシファー・ベルモンド・サーゼルベルグさ」

「ほ、ほんとに?」

 ジェシカはルシファーの真剣な表情に惹き込まれる。目が離せなくなり心臓の鼓動が激しく波打つ。ルシファーの顔が近づく。唇が触れてしまいそうな距離。二人の吐息がぶつかり合う。

 ジェシカの唇がルシファーに触れようとした瞬間――――。

 ルシファーはぱっ、と顔を離し笑顔でワインを飲む。

「……ふへ?」

 先ほどの雰囲気をどこへやら、ルシファーはジェシカに普段見せる陽気で明るい雰囲気に変わり、その急な状況の変化に取り残されたジェシカは思わず間の抜けた声を上げてしまう。

「ふふっ」

 ルシファーが漏らした笑いに、ジェシカは自分がからかわれた事に気づき、いつもはあしらう側の自分が何故この男の真剣な眼差しに、初めて恋した少女のように心をときめかしてしまったと、その事実に羞恥し、顔を真っ赤に染めた。

「もうっ、からかわないでよ」

 ジェシカは未だに高鳴る心臓の高鳴りをなんとか落ち着かせ、いつも客にするようにルシファーにワインを注いだ。

「ごめんごめん」

 ルシファーは軽く謝罪すると、いつものようにジェシカの腰に手をまわしてワインを傾ける。

 その態度に少しカチンときたジェシカは、女の妖艶な、男を惹きつけさせるものへと変え流し目でルシファーの顔を見つめた。

「そう言えば、あなたの目から見てわたしってどう思う?」

「ん? どう思うって?」

「決まってるでしょ」

 ジェシカは人差し指でルシファーの顔を突き、さらに抱きついて潤んだ瞳で見上げ呟いた。

「いい女かどうかってことよ。それに、わたしって店長の娘で店の女の子の面倒見ているから知ってるのよ。あなたが店の女の子達と寝ているの。全くすごい人気者よね〜数日しか通ってないのに……」

「まあな」

 ルシファーはワイングラスをテーブルに置くとジェシカの顔を見ながら男の顔で呟き始める。

「お前がいい女かどうかと言うと、お前はいい女だ。……正直言うと、今すぐにでも俺の女にしたい」

 ジェシカはすごく明るくて、好感が持てるし、いい女だからな。

「そっ、そうなんだっ……」

 ジェシカは真っ赤になって俯いた。

「ルシファーはやっぱすげぇな〜。あのジェシカを手玉にとってやがる」

 普段は見ないジェシカの少女のような反応に、調理場で忙しそうに皿を洗いをしていた才人が感心したように呟いた。

「まったく、あんな女誑し男のどこがいいんだか」

 ルイズは給仕をしながら呟く。

 ルイズは3日前から通い出したルシファーに『魅惑の妖精』亭の女の子の大半が惚れているという事実が不思議でならなかった。

 特に、いつもチップを出させるだけ出させるジェシカが自分から体を許すように接客する姿は信じられなかった。

 水商売で男を見る目に長けたジェシカや店の女の子達を短期間で惚れさせたのだ。

 ルイズからはルシファーは顔がよくて強いけど、単なる女誑しとしか見れないが、ジェシカや店の女の子はルシファーはすごい大物で、性格もチップの羽振りもいいから愛人になるならこの男などと相談したりしていたから本当に不思議でならなかった。

「まったく……女誑しのどこがいいのよ」

 ため息を吐きながらルイズは新たな客の給仕へと向かった。











 ルシファーと部屋から追い出したキュルケとタバサはと言うと。

「タバサ。これが男性器でこれが女性器よ。そしてこれが……」

 キュルケがルシファーは以前使用したホワイトボードを使い。初めてのあの日が訪れ、性に対してほとんどの知識がないタバサに『女の子』を教えていた。

「ええ。だからやるときはきちんと生理周期を確認して…………」

 そう。ここ最近ルシファーを部屋に入れない理由は、キュルケがタバサへ性教育を行っていたからだったのだ。

「ええ! そうよ! 瞳を潤ませるの! それと……そうね、今度は『ご奉仕』の仕方でも勉強しましょ! ちょうどはり型もあるし」

「でもこれ大きすぎる」

「なに言ってるのよタバサ! これはあの人のモノを完全に同じ形をしているのよ! それに射精が近くなったときなんかこれよりも一回り近く大きくなるのよ! ほら! 二本あるからあたしを真似して練習しなさい! 好きなんでしょ!?」

「う、うん……、頑張る」

「じゃあ、まずは……」

 …………ガリア王国シャルロット姫であるタバサは様々な『女』の知識も教えてもらっていたのであった。











 魅惑の妖精亭でたっぷりと酒を飲んだルシファーはそのまま二階の宿に泊まり朝を迎えた。

 ベッドから身を起こすと、隣で茶髪のストレートヘアの女の子が裸で眠り、股間辺りには金髪のツインテールの女の子がペニスに頬ずりするように眠っていた。

 頭をかきながら昨夜の事を思い出していく。

 昨夜は、まだ仕事のあるジェシカと別れ、宿屋になっている二階の部屋を借りて眠っていた時に、店で二番目の巨乳の金髪ツインテールのアンネと、三番目に巨乳のジャンヌが夜這いをかけてきて、酒に酔っていた事と二人の猛烈なアピールにやられて、二人が気絶するまで楽しんだんだった。

 実を言うと、このような事は珍しくなく、三日前に『魅惑の妖精』亭に入店した時に濃い紫色の髪をしたストレートヘアのリコネットに接客してもらった後。閉店後に二階の部屋でセックスしたのだ。

 一応、彼女達『魅惑の妖精亭』の女の子達は普通の酒場の女よりも妊娠についてシビアに考えていて、めったに体を許す事はないとジェシカに教えてもらったが、なぜか俺には、閉店後や夜のデートに誘ったり、セックスの時に一生懸命に奉仕して中出しさせて妊娠しようとしたり。まあ、セックスが終わった後に避妊はしているから妊娠は絶対にしないと教えてからは、単純に快楽や、先輩店員の勧めなどで処女を捧げてきたりする女の子が現在の大半だ。

 そんな感じで『魅惑の妖精』亭に通い出して四日目、アンネとジャンヌを美味しくいただいたので、俺と肉体関係にある女の子はすでに七割近くになった。

 さらに家事が出来て、巨乳でスタイルよし、照れている姿も可愛いし、面倒見よしのジェシカも是非とも一戦交えたいものだけど、これがなかなかガードが固い……、というか、男と女の駆け引きのようなものを楽しんでいる。

 俺が様々な手を使いジェシカを口説き完全に堕とすことが出来るのか、ジェシカは俺をあしらい、俺を尻に敷いてチップを巻き上げるだけ巻き上げようとする。といった客と遊女の遊びだ。

 さてと……。

 とりあえず、隣ですやすやと寝息を立てているジャンヌのピンク色の乳首を咥えつつ抱きしめて二度寝を開始しようとすると、ペニスが温かくて濡れたものに包まれた。

「おふぁようございまず。ふしふぁーさん」

 視線を股間に向けるとアンネがペ二スに両手を添えてフェラチオしていた。咥えたまま喋るから予測できない舌の動きにペニスが硬くなる。

「やっふぁり、ぷはぁ。……すごいですね。昨日アレだけ出したのにすごく硬いし玉もぷりぷりだし」

 ペニスから口を離して今度は玉袋を舐めながら亀頭を先の割れ目と人差し指で弄る。

「おはようアンネ」

 とりあえず、ルシファーは挨拶を返し、アンネの頭を撫でた。

「ふぁあああ〜。……お、おはようございますルシファーさんっ」

 アンネの頭を撫でているとジャンヌの方も目を覚まし、朝の挨拶をしながら真っ赤になって両腕で裸体を隠した。

 ジャンヌはアンネほど性に長けていないので、アンネがルシファーにフェラチオをしているところを見てさらに顔を赤くした。

「ジャンヌも御奉仕してあげたら?」

 そんな初心なジャンヌが可愛くなったアンネは、見せ付けるようにペニスに舌を這わせながら呟いた。

「俺もジャンヌにしてもらいたいな」

 そこにルシファーまで参加し、ジャンヌの赤く染まった頬に手を添えて呟く。

「えっ! あ、ええぇ〜、っと…………わ、分かりました……」

 ジャンヌはゆっくりと起き上がり、ルシファーに跨ると、ルシファーの胸や脇、首筋、唇と、その小さな舌で舐め清めていく。

「あはははっ、ジャンヌったら昨日まで処女だったのに大胆だね〜!」

 アンネが笑顔でルシファーのペニスを弄りながら、ルシファーの腹に裸でまたがったジャンヌに呟いた。

「う、うるさいわよ!」

 ジャンヌはからかうアンネを無視して、奉仕を続ける。

「すごくいい手触りだなジャンヌ。心地いいぞ。それに味も美味いぞ」

「あんっ! る、るしふぁー……さんっ! 舐めっ!? ああんっ、いやぁ吸わないでくださいぃぃいいい!!」

 ルシファーは両手でジャンヌの胸を掴むと先端の乳首をしごいたり、舌から持上げ乳首を吸ったりと楽しむ。

 そして、しばらく楽しんでいると、アンネがスパートをかけ、玉を揉みながら亀頭を思いっきり吸い込んだ。

 ルシファーを射精感が襲い。ルシファーも素直に解放し、ごきゅごきゅごきゅっと、アンネの喉を鳴らしながら、休む身間もなく動し、おびただしい量の精液を胃へと流し込んだ。

「はぁ……はぁ……はぁ……、す、すごく多いし濃厚よね……、うぇぷ、喉に絡みつくわ……」

アンネはペニスに頬ずりしながら呟いた。アンネの顔を彩る白化粧がペニスを猛らせる。

「さてと、じゃあまずは奉仕してくれたアンネからだな」

「は、はいっ……愛して……ください」

 ジャンヌはいったん腹からどいて、アンネがペニスに手をそえてゆっくりと腰をおろし、ずぶぶぶぶっと、フェラチオしながらいじっていた事もあり、すでにびしょ濡れオマンコへはペニスを受け入れた。

「あはっ! すっごく! 気持ちいいわぁああっ! 」

 アンネは自分から嬉しそうに腰を降り始めた。

「んんっ〜、ほらジャンヌもしたいんでしょ? あなたが跨ってたところ、ルシファーさんのお腹をこんなに濡れてるんですもの」

 アンネは跨りながら、ルシファーの腹を濡らしたジャンヌが愛液を手で触り呟いた。

「なにを言ってるのよアンネ!」

 アンネの言葉にベッドで股を悩ましく動かしていたジャンヌが声をあげる。

「いいぞジャンヌ。お前も参加したいなら」

 ルシファーがジャンヌの頭を撫でると恥ずかしそうに「いいんですか?」と訊いていた。

「ああ」

 ルシファーはジャンヌに顔を跨ぐようにいい。顔面騎乗位の態勢でジャンヌの濡れたオマンコを掃除でもするかのように舐めた。

「ああっ、そ、ん、、ああっ! っ! んんっ! 舌がっ……!」

「あははぁっ! ジャンヌは本当に可愛いわねぇ〜」

 だらしなく舌を出しながら快感に酔いしれるジャンヌに、騎乗位で楽しんでいたアンネがジャンヌの唇を奪いながらクリトリスを刺激する。

「んんっ! あ、アンネっ! あなたまでなに……をっ」

「ふふふんっ、一緒に気持ちよくなったほうがいいでしょ?」

 アンネは気に入った相手には開放的で同性であっても別にいいらしい。昨夜三人でした時も何の抵抗感もなくジャンヌのオマンコやアナルを舐めていた。

 ジャンヌはというと総受けでマゾッ気があるので、口で拒絶していても顔を緩み積極的に股を開いたりといいコンビだった。

 特に、アンネと二人でジャンヌを押さえつけて体中を愛撫すると、潮を吹きながらよがり喜声をあげながら嬉しそうになんども絶頂していた。

 そして、アンネに中出しをした後。今度はジャンヌを後ろから貫き楽しんだ。











 ジャンヌとアンネとたっぷりと楽しんだルシファーは、店で夕食を摂った後、開店前の準備を厨房でしていたリコネットやジェシカ、他の皆+ルイズとサイトに挨拶してからそのまま厨房の裏口から外へ出た。

 だが、店と出るといっても街を少しぶらついたら、店に戻って酒を飲むつもりだ。

 あと、今夜はジェシカを本腰を入れて口説きにいくつもりだ。

 ルシファーが店の外に出ると、空を大きな雨雲が覆いつくしていた。もう一、二時間で雨が降り出すだろう。

 ルシファーはツバ付きの黒い帽子を虚空から取り出しが裏口から出て大通りへと向かう。

 ルシファーが角を曲がろうとした瞬間。大通りからフードをかぶった女とどん! とぶつかる。女が地面に倒れる前にルシファーは抱きとめた。
 
「大丈夫か?」

 女はフードで顔を隠したまま、慌てた尋ねてきた。

「……あの、この辺りに『魅惑の妖精亭』というお店はありますか?」

「ああ。それならこの路地を通って行けば……」

 ルシファーが指を指して教えようとした瞬間。

 息せききった兵士達がこちらへと走ってきた。

 女はびくっと体を震わせた。

 ルシファーはそんな変化を読み取り「|理由(わけ)ありか?」と尋ね、女が頷いたのを確認すると、女の手を引いて、反対側の通りにある平民用の宿へ向かって走った。

 宿のカウンターに居た男にエキュー金貨を数枚渡して二階の角部屋を取る。

 部屋は少しボロくてシーツもカビが目立ち、はっきり言って汚い部屋だった。

 そんな部屋にルシファーは懐から杖を取り出し、『浄化魔法』で部屋を綺麗にした。

 ルシファーは杖がなくても魔法を使用できるが、先住魔法だと騒がれないためにカモフラージュで杖を持って魔法を使用していた。

「ここならしばらくは大丈夫だろう」

 ルシファーはベッドに腰掛けた。

「どうして追われていたんだ?」

「そ、それは……」

 ルシファーの問いに女は答えづらそうに俯いた。

「まあ、聞かない事にするよ。とりあえずは、表通りの騒ぎが収まるまではここに居たほうがいいだろう」

「は、はい」

 女は頷くとルシファーの隣に腰を降ろした。

「ん? ローブは脱いだ方がいいんじゃないか?」

「えっ、あ、は、はい」

 女は慌ててローブを脱ぐ。

 ローブを脱いだ女は、白い、清楚で上品なつくりのドレスを着ていた。顔も幼さが少し残るもののセミロングでかなりの美人だった。そして、手に大きな宝石のはまった杖を持っていた。

 ルシファーはその姿に唸り声をあげた。

「ど、どうかされましたか?」

 女は額に汗を流してルシファーに尋ねた。

「いや、その格好では少し目立つと思ってな。うーん……、ちょっと待ってろ」

 ルシファーは『王の財宝』がバレないようにトレンチコートの中に手を入れ、『王の財宝』からキュルケへのプレゼント用に購入したなかで大人なしめの白いブラウスと紺色のスカートを出した。

「その服は目立つだろ? とりあえずこれでも着ておくといい」

「あ、ありがとうございます。……わたくしのことを知らないみたいですね……」

 女はルシファーに聞き取れない小声で呟き、服を受け取るとその場で服を脱ぎ始めた。

 ドレスを脱ぎ使用人に渡すように着ていたドレスをルシファーに渡し、ルシファーが差し出した衣装にに身を包み、紫ががった髪を後ろで一束に結び短いポニーテールにした。

 ルシファーはというと、目の前で着替え始めた女の裸体をじっくりと観察していた。

 うん。すごくエロい体をしているな。

 肌は白くシミひとつなく、キュルケに近い巨乳で乳首は薄いピンク色。体のラインも整っていて小さく丸い尻に股間の割れ目はぴったりと閉じ、その恥丘を彩るように、髪よりも少しだけ濃い紫色ががった陰毛が添えられている。

 正直言うと、今すぐにでも後ろから胸を掴んで、喘がせて腕の中でたっぷりと泣かしてやりたい……。ていうか、男の前で服を脱ぐとか、ほんとは襲って欲しいんじゃないのか?

「ありがとうございます」

 ルシファーがたっぷりと観察している間に着替えが終わり、女はルシファーに向かってお礼を言った。

「いや。いいさ。それよりも自己紹介がまだだったな。俺はルシファーだ」

「は、はい。私は…………あ、アンです」

「よろしくな」

「はい」

 アンは口ごもりながら名前を教えた。たぶん偽名だろう。

 まっ、いいかぁと、ルシファーは気にとめないことにした。

「そう言えば、これからどうするんだ? 一応かくまったが、行くあてはあるのか?」

「ええ。それなら大丈夫ですわ。今日一日だけ街に隠れていれば……」

「そうか。なら今日一日、俺が護衛役を務めよう。このまま放っておくのもなんだしな」

「えっ!? それは……」

「安心しろ。護衛役と言っても金は要らないさ。どうせ今日も街に泊まるつもりだったしな」

 そう言うとアンはしばらく考えるように頭に手をやり、「お願いします」と言った。










 ベッドに並んで座る。部屋の暗闇をランプの火が照らし、お互い喋る話題もなく時が過ぎるのを待っていたら、ぽつり、ぽつりと雨が降り始めた。小さな雨粒が窓を叩く。通り行く人の、「ち! 雨だ!」「降ってきやがった!」などの悪態が聞こえてくる。

 アンは震えだした。

「アン? どうした?」

 ルシファーが心配そうに尋ねると、小さな声でアンが呟いた。消えてどこかに行ってしまいそうな、そんな声だ。

「……お願いがあります」

「ん?」

「肩を抱いてくださいまし」

 震えるアンの手から、握っていた杖が落ちる。杖は床にあたって、乾いた音を立てた。

 ルシファーは黙ってアンの肩を抱いて引き寄せる。

「ありがとうございます……」

「気にするな」

 雨音が強くなる。アンはルシファーの胸に頬を寄せ、手を握り締めた。











 一方のルイズと才人は表を兵士達が慌しく動き回っている事を不審に思ったルイズが、剣を下げた一人の兵士を呼び止め、事情を問いただすと、アンリエッタがどこかへ消え、現在捜索中だと教えられた。

 ルイズと才人は事情を詳しく聞くためにアンリエッタが失踪したとき警護を務めていた銃士隊の下へと急いだ。

 その後、銃士隊の隊長という剣と銃を下げた二十代前半ぐらいの鎧姿の女騎士アニエスと合流し、ルイズと才人はアニエスについて夜の闇へと消えた。











 木賃宿のベッドに腰掛けたアンは、ルシファーの腕の中で震え続けていた。ルシファーは口を開かずにアンの肩を抱き、もう片方の手で髪を撫でていた。

 雨が小雨に変わる頃、アンはやっと落ち着いてきたらしく、無理に笑顔を作った。

「申し訳ありません」

「無理はするな。今は俺が支えてやるから」

 無理をして笑顔をつくるアンをルシファーは抱き寄せて子共を慰めるように呟くと、アンは涙声で「ありがとうございます」と再び胸に顔を埋めた。

 アンを慰めるように抱いていると、ドタドタドタッ! 階段を駆け上がる音が聞こえてきた。

 そしてドンドンドン!

 と、扉が激しく叩かれた。

「開けろ! ドアを開けるんだ! 王軍の巡邏のものだ! 犯罪者が逃げてな、順操りにすべての宿をあたっているんだ! ここを開けろ!」

 ルシファーとアンは顔を見合わせた。

「わたくしを捜しているに違いありません」

「やりすごすか」

 こくりと、アンは頷いたが、ノブが回され始めた。しかし……カギがかかっているので開けられない。ガチャガチャ! とノブが激しく揺れた。

「ここを開けろ! 非常時ゆえ、無理やりにでもこじ開けるぞ!」

 バキッ! と剣の柄か何か、ドアノブを壊そうとする音が聞こえてくる。

「いけませんわね」

 アンは決心したような顔で、シャツのボタンをはだけだ。

「アン?」

 驚く声もあらばこそと、アンはルシファーの唇に自分のそれを押し付けた。アンの腕がルシファーの首に絡まる。

 唇や舌を押し付けるような激しいキスに、ルシファーは答えるように口を開き舌を絡めた。

「んんっ!?」

 ルシファーはアンを押し倒し、舌をさらに絡める。膝を股の間に差し入れる手を伸ばしスカートの中に指し込むのと、兵士がドアノブを叩き壊し、ドアを蹴破ったのが同時であった。

 二人組の兵士が見たものは……、女の体にのしかかり、激しく唇を貪りながら今まさに下着を剥ぎ取ろうとしていた姿であった。男は兵士が入ってきたことにも注意を払わず夢中になっている。情愛の吐息が二つの唇の隙間から漏れ、じゅるじゅると唾液を啜る音が部屋に響いた。

 兵士達はじっとそんな様子を見ていたが……、そのうち一人が呟いた。

「……ったく、こっちは雨の中の捕り物だってのに。お楽しみかよ」

「ぼやくなピエール、終わったら一杯やろうぜ」

 そしてバタン! とドアを閉め、廊下へと消えていった。ドアノブを壊されたドアが、きしんでわずかに開く。

 ルシファーは唇を離したが……、兵士達が宿の外に出て行っても、アンは惚けたように潤んだ瞳で見つめてきた。

「……アン」

「恋人は……、いらっしゃるの?」

 名を呼ぶとアンは首に絡めた腕でルシファーを引き寄せ、熱い声でアンが耳元で囁く。男を惹きつける熟練の娼婦のような、蕩けてしまいそうな響き。

「恋人はいないが、妻なら三人ほどいるな」

「そうですか……」

 アンはルシファーの耳たぶを噛んだ。

「ならば、今だけ……今だけは妻のように扱ってくださいまし」

「え?」

「今宵だけでよいのです。妻にしろとは申しているわけではありません。ただ、抱きしめて……口づけをくださいまし……」

「……ではアン。俺に出来る限りあなたを慰めよう」











 ルシファーは潤んだ瞳のアンと再び唇を合わせる。

 舌を伸ばし、アンの舌を撫でる。

 そして、そのままブラウスをの間から手を差し込み胸を弄りながら、片手でスカートの中に再び手を差し込む。

「ん、んんっ!?」

 アンの瞳が大きく開く。だが、ルシファーは止まらない。下着に手を差し込む割れ目を撫でる。

「あ、あ、ああっ……」

 アンの口から悩ましげな声が漏れる。ルシファーはアンの唇から舌で舐めながら首筋から胸へと持っていきピンク色の乳首を舌で濡らすを歯で挟んだ。香水の香りがアンを引き立て情欲を誘いさらにルシファーの行為を加速させる。

 アンが首に回した腕に力を込めてルシファーを引き寄せる。

 ルシファーは下着を剥ぎ取ると、人差し指の先をアンの膣に差し込んだ、指からアンの体温を感じる。

「いっ! いけません! そこはダッ、ああっ!?」

 処女か。

 指を異物と押し出そうとする動きと、ゴムのような感触にアンが処女だと言う事を悟り、膜を破かないように優しく解すように動かした。

 「んあぁあああっ!」

 アンの体が跳ねる。絶頂に達したようだ。ルシファーの首から腕が外されだらしなくベッドに放られる。

 ルシファーは素早くズボンのチャックを下ろしペニスを取り出すと、アンの両足を肩に乗せて尻を持上げた。いわえるマングリ返しで、ルシファーの目の前にアンの割れ目から尻の穴まですべてをさらけ出させた。

 スカートが重力でめくれ、アンの視界から自分の性器がルシファーの、男の目の前にあるという事態にアンは耳まで赤くして両手で顔を覆った。

「……あぁ、や、やめ……そこは……穢れていますぅうう、はぁっ……ぁあああっ!」

 ルシファーが舌を伸ばし、割れ目を舐め始めた。ピッタリと閉じた割れ目を舌を使って開かせ、膣口に舌を入れる。

「あああっ! やだ、そんなところをっ!? ぁぁああ、し、舌が、舌が動いて……っ」

 膣など様々な清めるよいうに舐め、クリトリスへと狙いを定めた。舌で皮を被った小豆ほどの大きさのクリトリスの包皮を剥き、震えるアンをさらに追い詰めるように唇でクリトリスを挟むと大声をあげて体を反らさせた。

 アンのオマンコから小便を漏らしたように潮が飛びだす。ルシファーの顔が潮で濡れ、アンは男の顔におしっこをかけたと背徳感と快感に頭を染め上げられる。

 ルシファーは十分にオマンコがほぐれたと思いマングリ返しの状態で見せるようにペニスを膣口に添えるとアンが慌てて身を揺らし、挿入を拒んだ。

「そ、それだけはいけません! ダメなんです!! やめてください! わたくしは処女でないとっ……!!」

 必死に拒む様子に、ルシファーはいくらなんでも知り合って間もない男に処女はやらないよな〜と、頭をかいて反省すると、杖を取り出した。

「じゃあ、こっちでするか」

「えっ!? な、なにを!? いやぁああ!!? ど、どこに杖を入れているんですかああ!!?」

 ルシファーは杖の先端をアンのピンク色の尻穴に指し込み、生理食塩水を杖の先から出現させる。

「ああああぁぁぁぁあああああああああ!!!!!」

 アンの大声が漏れないように部屋に『サイレント』を急いでかける。そして、尻穴を食塩水で満たすと、今度は『中身』を『テレポート』で捨てる。そして二度、三度と洗うとアンは息も絶え絶えと荒い息を吐き、ベッドに倒れた。

 動けないアンの体をうつ伏せにして尻を持上げる。ルシファーは『王の財宝』から錬金で作り溜めしたローションの入った壜を取り出し、アンの尻穴に差し込む。

 空になった腸に冷たいローションが流れ込む。

「ふぐっ! つ、冷たいっ!? いぁあああ……」

 ワイン壜の中に入ったローションが、アンの腸にコポコポッと飲み込まれてゆき、壜の3分の2程を飲み込んだ。

 そしてルシファーは指を指し込み、硬く閉ざされた尻穴を解すように動かした。じっくりと時間をかけて解し、三本ほど指が入った時点で、壜の中から余ったローションをペニスに塗り、亀頭の先端を尻穴へ押し付けた。

「挿入するぞ」

「ダメですぅっ! そこは、そこは不浄の場所です!! いや、いやぁあ、熱いのがあたってるぅうううっ!!」

 アンは振り返ってルシファーの顔を見る。ルシファーはアンを無視して腰を両腕で引き寄せ、ぷぷぶぶぶ……、と厭らしい音を出させながらゆっくりとペニスを差し込み始めた。

 尻穴は大きな抵抗もする事もなくペニスを受け入れ、奥へ奥へと引き込んだ。初めてはきついアナルセックスにアンは女の悦びの声をあげた。もうすでに尻穴での性行為に快感を感じ始めたようだ。

「これは……なかなか、お前は素質があるみたいだな」

 アンはマジですごいな〜。キュルケやマチルダも始めは尻の穴を弄られる事に抵抗を感じていたのに、『いやぁ』、『わたくしはぁ! こんなっ……』、『酷いですぅうう』と叫ぶけど、言葉と裏腹に、実際のアンは俺に合わせるように腰を振っている。俺が動いていない事にも気づかずに、一心不乱に、甘い悲鳴を上げながら、すごく気持ちよさそうだ。引き千切らんばかりの強烈に締まったり、飲み込むように引きずり込んだり、まるで漏らすかのような、吐き出しているように蠢いたりと、具合も最高だ。

「んあっ! ううぅぅぅっ! すごぉいいっ! あ、あああああぁぁぁぁぁ〜〜!!」

 ジュポッ、ジュボッ、腰を動かしながら片手でクリトリスや膣口を刺激し、アンが絶頂に合わせる様に精を放った。

「あ、熱いっ! すごく……熱いぃぃぃいいいい!!!」

 濃厚で大量の精液で腸を汚す。ルシファーが尻穴からペニスを引き抜くとぽっかり開いた尻穴から白い精液が漏れだしシーツにシミを作った。

「はぁ……はぁ……」

「可愛かったぞアン」

 アンの真横に寝転がり抱き寄せる。アンはルシファーの胸に顔を埋めながら、息を整える。

「ひ、ひどいです……」

 息を整えたアンがルシファーの顔を見上げて頬を膨らませた。

「ごめんごめん」

 ルシファーはアンの額にキスをしながら謝る。

 それからお互いに無言になり、アンの髪を撫でていると、アンはゆっくりと瞼を閉じて規則正しい寝息を立て始めた。

 そして後に続くように、ルシファーも眠りへ落ちた。











 ルシファーとアンが情事をしている間。ルイズ達はというと……。

「サイト! そっちには居たの!?」

「姫様みたいな人は居なかった!」

「くそっ! 陛下はどこに行ったんだ!」

 繁華街の酒場兼宿屋でアルビオンの間諜を捕らえた後。アンリエッタが護衛を頼むはずだった、ルイズの使い魔。才人がいることに気づき、慌てて三人で街中を探し回っていたところだった。











 ルシファーとアンが熱い一夜を過ごした日の次の朝。ルシファーよりも先に目を覚ましたアンは、裸同然の格好と昨夜の情事を思い出し悲鳴を上げそうになったが、ぎりぎりのところで堪え、ルシファーに気づかれないように伝書鳩を呼ぶと伝書鳩から、密書を受け取り、今度は自分の身は安全だと言う事をかいた紙を、伝書鳩の足へ取れないようにくくりつけた。

 アンは、一息ついてベッドに戻ると、昨日穿いていた下着がベッドの上に無雑作に放ってあることに慌て手に取る。

「こ、これは……、穿くことはできませんわね……」

 昨晩の情事の際の獣臭とカピカピになった愛液を見て苦い表情になる。

 いくら落ち込んでいて不安だったからと言っても、まさかお尻の穴で……、それに……以外に気持ちよかったですし……。

 アンは自分の体にほんの少し残念な気持ちになった。

 お尻の穴に注入されたローションと精液のむず痒さに昨晩の事は現実だと教えてくる。

 持っていたハンカチで漏れ落ちる精液やローションを拭っていると、ルシファーが目を覚ました。

 びくっ! とアンは震えてブラウスのボタンをしっかりと上までとめ、スカートが押さえて中が見えないように警戒する。

「ん? ああ、おはようアン」

「えっ、あ、はいっ! おはようございます」

 ルシファーが視線を下へ移すと、精液とローションにまみれたペニスに気づいた。

「そういえば洗うのを忘れてたな」

 ルシファーは杖を取り出し一振りすると、部屋中から汚れが落ちた。アンのアナルの中も綺麗にしないとな、とアンに向けて杖を振るうと、アンの中から精液とローションはなどが綺麗に洗浄された。

「あ、ありがとうございます……」

 アンは頬を染めてルシファーにお礼を言う。

「ああ。汚したのは俺だし、別にいいさ」

 それから昨夜とは違い真っ赤になり、隠れるように綺麗に清められた純白の下着を穿いたアンにルシファーは一階の酒場から二人分の朝食を貰い、二人で食べた。

 朝食を摂り終え他愛もない会話をしていると、昼近くになった頃。アンが『そろそろ私は行かないといけないところが在りますので』と、元の白いドレスに着替えフード付きのローブに身を包み、宿を引き払うようにルシファーに頼んだ。そして、宿屋の前で別れようとしたアンに『近くまで護衛するよ』とルシファーは言い、しぶしぶ了承したアンをエスコートするように、アンの目的地へと歩みを進めた。

 アンはトリスタニアの劇場に用があるらしく。アンは劇場が遠目で見えるところまで来ると、ルシファーに『ここまで来れば大丈夫ですので』と頭を下げ、劇場へ向けて走り出した。

ルシファーがアンの事が気になり気配を消して後を追うと、アンは劇場前で騎士姿で金髪ショートカットの騎士と、よく見慣れた顔のピンクブロンドのルイズと背中に大剣を背負った才人がアンの周りを囲むように立っていた。

 気になったルシファーは耳に強化魔法をかけ三人の会話を盗聴する。

「陛下、心配しましたよ!」

「姫様! よくぞご無事で……」

「ふぅ〜、よかった……。失踪したのかと思ったよ」

 …………姫様?

 ま、まさか……!?

 記憶を呼び起こし、アンリエッタ王女を思い出し、昨夜の白いドレス姿のアンと比べる……。

 うん。似ているって言うか同一人物だな……。

 ……って!!? 俺って姫様の尻を犯しちゃったの!?

 なんで気づかなかったんだ!?

 うっ……、そう言えば、俺ってまともにアンリエッタの事を見た事なかった……。

 学院に来たときも、ウェールズの時も全く眼中になかった……景色の一部としか見てなかったな。

 それに、原作知識も百年も他の世界で暮らしていたから、あと覚えている事と言えばガリア王ジョセフとシャルルの王問題と大量の風石で大地が持ち上がる事ぐらいしかないんだよな〜。

 まあ、原作知識があっても、この世界は平行世界だから原作通りに進む確証はないし、未来を知ってるのも面白くないし、学院に戻ったらガリア王と風石の事以外を完全に消去するかぁ。

 ていうか、原作小説にない部分も変わらずに生活するわけだから、この世界が想像の世界だと言う認識は正直ない。

 ま、まあ、アンリエッタ女とアナルを犯してしまったのは……とりあえずは、保留だな。うん。

 じゃあ、さっさとキュルケたちへのプレゼント買ってから学院に戻ろうっと!

 ルシファーは劇場に背を向け、年頃の女の子が気に入るようなアクセサリーなどがある大通りへと向かった。









【次回予告】




次回はついにあの幼女と! 次回で【夏休みの過ごし方 後編】 |は()終わります……。

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