小説『ゼロの使い魔 世界を渡る転生者【R−18】』
作者:上平 英(小説家になろう)

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『第44話 二重の心 解決? 』





新魔国の巨城(魔王城)で、懐妊パーティーを国民全員で祝ったルシファーは、カトレアから手紙が大量に届いていることに気づいた。

「ん? これは……」

 ルシファーはカトレアからの手紙と思っていたが、どうやら差出人は違うようだ。

「えっと……」

 ルシファーは執務室の机に座って手紙を読み始めた。

 差出人はカトレアの妹のルイズだった。

 執筆者は酷くイライラしているようで、文字が汚く、大至急ラ・ヴァリエール領の城へ来るようにと書かれていた。

「まったく、どうしたっていうんだ?」

 ルイズからのいきなり大量の手紙、とういうか命令文にルシファーは軽い頭痛を感じた。

 ルシファーが机で頭を抱えていると、執務室のドアが開く。

「あら? どうしたのダーリン?」

 キュルケだった。

 キュルケは部屋着用の動きやすい魔法学院で着ていたようなブラウスとスカート姿で、机まで近寄る。

「ああ、キュルケ。さっき手紙がきたんだが、ルイズからで、なんでもラ・ヴァリエール領まで来いって書かれてたんだ」

 ルシファーは手紙をひらひらと振りながら面倒そうに呟いた。

「そうなの? なにかあったのかしら?」

 キュルケはルシファーの後ろに回って首に腕を回した。

「大至急来るようにと書かれているけど、たぶん面倒事だろうからな〜」

「まあ、ちょうどいいじゃない? あたしが懐妊しましたって報告がてらに」

「それもいいんだが、今はまだ安定期に入っていないからな。実際に会うのは生まれた後の方がいいんじゃないか?」

 ルシファーが呟くと、キュルケはう〜ん……、と呟きそうねっと頷いた。

「とりあえず明後日ぐらいに行こうかな」

「あら? 大至急じゃないの?」

「それはそうなんだが、明日の昼にはワインと新しい酒、『ブランデー』が出来るし、夕方にはリンゴ農園からリンゴジュースが届く予定で、それにもともとラ・ヴァリエール公爵に『ブランデー』を明後日届ける予定だったからな」

「そうだったの? それなら明後日でもいいわね」

 キュルケは笑みを浮かべてルシファーの頬にキスをした。












 一方ラ・ヴァリエール領では、ルイズがルシファーからの返事をまだかまだかと待っていた。

 ルシファーから明後日ラ・ヴァリエール領を訪れる、っという手紙の返事を貰い安心したはいいが、ルシファーが才人の心を治せるか確証はない。

 ルシファーがやってきても、手の施しようがなかったら……っと、ルイズは不安でルシファーがラ・ヴァリエール領を訪れるまでの間一睡も出来なかった。

 ラ・ヴァリエール領に訪れたルシファーは、ラ・ヴァリエール家の城の門を潜ると、城の入り口で待っていたルイズに捕まった。

 ルシファーは若干不機嫌になりながらもルイズに尋ねた。

「で、いったいなんのようなんだ?」

 ルイズはそこで溜め込んでいた心労が瞳からあふれ出し、ぽろぽろと大粒の涙を流し始めた。

「どうしたんだ?」

 ルシファーはルイズの様子に気持ちを切り替えて、真剣に尋ねた。

「サイトが……、ルーンが……」

 ルイズは泣きながらも説明を始めた。

 才人の心がおかしくなっている事を……。

 使い魔のルーンが才人の心を変えているかも知れないという事を……。

 ルイズは才人には使い魔のルーンが心を変えているかもしれない、という話をまだしていない事など、涙ながらに語った。

 ルシファーは餐会室で、ルイズを含むラ・ヴァリエール家の面々と、才人とシエスタの前でゆっくりと話し始めた。

「使い魔のルーンに少し洗脳効果があるのは本当だが、獣や竜と言ったモノに刻まれるルーンと、才人の左手に刻まれてある『ガンダールヴ』のルーンはかなり違うものだ」

 ルシファーは才人に左手をテーブルの上に置くように指示する。

「普通のルーンと違って、ガンダールヴのルーンは、その付加能力『あらゆる武器を使うことが出来る』と強大な効果を持つことから分かるように、すべていおいて強力なんだ」

 ルイズと才人、シエスタが息を飲んだ。

「さらにガンダールヴのルーンの力の源は、『心の震え』である事は知っていると思うが、心を震わせるために、主人への忠誠心を植え付けさせ、さらに離れなれないように故郷の記憶などを思い出しにくくするという効果がある」

「なんだよそれ!? 俺の心がルーンに変えられてるって本当だったのか……!?」

 蒼白となった顔で才人は叫んだ。

 頭を抱えてぶるぶると震えた。

「サイトさん……」

 ふらふらとなった才人をシエスタが慌てて支える。

「…………、ルシファー殿。どうにかならないのか?」

 ラ・ヴァリエール公爵は娘の使い魔となった少年が、心を変えられてしまっている事に、同じ親として才人の両親に後ろめたい気持ちを感じて重々しく呟いた。

 カリーヌもまさか使い魔のルーンにそんな効果があったとは思いもしなかったようで、発言できずにいた。

 カトレアが涙を流しているルイズを優しく抱きしめながら、呟く。

「ルシファーさま……」

 視線を一手に集めたルシファーはふぅ〜っと、息を吐いて才人を見て呟いた。

「まあ、どうにかできないわけじゃない。使い魔のルーンを消す事はできない……、というか消してしまえば才人は死ぬだろうから、ルーンの洗脳効果や故郷を思い出しにくくしたりする効果を消してやるよ」

「ほんとに?」

 ルイズは呟いた。

「ほんとにサイトは元に戻るの?」

 ルシファーはルイズの問いに頷いた。

「まあ、少し待ってろ。サイト手を出せ」

 才人は無言で恐る恐る左手をルシファーへ差し出した。

「さてと……、野郎の手なんぞ握る趣味はないからな。さっさと終わらせるか」

 ルシファーは『虚無』のルーンに、自らの魔力を『虚無』に変えてルーンに干渉し、洗脳効果などを取り除く。

 『ガンダールヴ』のルーンの効果が一部取り除かれた事で、才人の心から束縛がなくなり、今まで抑えられていた激情があふれ出し、才人の意識を奪った。

「サイトさん!?」

「サイト!!?」

 突然倒れる才人をシエスタは慌てて支え、ルイズは驚きの声をあげて近づいた。

 ルシファーは再び息を吐く。

「これでサイトの心は元に戻ったぞ。今はおさえられていた感情があふれ出して、意識を失っただけだ。まあ、数時間後か、明日の朝には目を覚ますだろう」

 ラ・ヴァリエール公爵はすぐに才人を客間へ寝かせるように指示をだし、ルイズとシエスタは才人に付き添う形で退室した。












 才人とルイズ、シエスタの3人がいなくなった晩餐会室でラ・ヴァリエール家当主として、謝罪と感謝してもらった後、ルシファーはラ・ヴァリエール公爵と共に『ブランデー』に舌鼓をうっていた。

「すごく強い酒だな」

「ああ。ワインよりもかなり強い酒だが、水で割ったり、氷を入れてロックで楽しむとなかなかいけるぞ」

 ルシファーの向かい側の席にラ・ヴァリエール公爵が座り、隣にカリーヌが座る。

 ルシファーの隣ではカトレア、エレオノールが座り、カトレアはまるで恋人か妻のようにルシファーの世話を焼いていた。

「ルシファーさま、お酒をお注ぎしますわ」

「ありがとうカトレア」

 婚期を完全に逃しているエレオノールは隣でイチャつく2人に額に青スジを浮かべて、イライラしていた。

「カトレア! そんな事給仕のメイドにさせなさい!」

 我慢の限界に達したエレオノールはカトレアに怒鳴る。

「別にいいじゃないですかお姉さま。わたしがやりたいのですから」

 カトレアは姉の怒気を涼しい顔で受け流してルシファーのグラスにブランデーを注いだ。

 ワインよりも強いブランデーでいつもより酔ったラ・ヴェリエール公爵は、イライラしているエレオノールには気づかずに呟いた。

「どうかねルシファー殿。うちのカトレアを婚姻を結んで見ぬか?」

「あなた!?」

「お父さま!?」

「もうっ、お父さまったら……」

 ラ・ヴァリエール公爵の突然の発言に、カリーヌとエレオノールは驚きの声をあげ、カトレアは満更でもない様子で頬を朱に染めて俯いた。

 ラ・ヴェリエール公爵はブランデーを一気に飲み干して呟く。

「カトレアはルシファー殿も知っての通り長い間病気で、年の近い貰い手もあまりおらんし、最近のトリステインの若者は根性無しばかりで娘を任せられんのだ」

「お父さま! この男……、ルシファー殿はもうフォン・ツェルプストー家の娘と婚姻を結んでいるんですよ! カトレアを妾にする気ですか!?」

 エレオノールが怒気を叫ぶが、ラ・ヴァリエール公爵は諭すように呟いた。

「どちらにしろこのまま貰い手がいなかったら、どこかの貴族の妾になる。それならばカトレアも気に入っているルシファー殿と一緒になった方が幸せではないか?」

「あなた、わたしは娘を妾にするのは……」

 カリーヌも呟くが、ラ・ヴァリエール公爵は止まらない。

「ルシファー殿は妻や妾など関係無しにカトレアを幸せにしてくれるとわたしは思うが、カトレアはどうだ? ルシファーと婚姻……、妾でもかまわないか?」

「わ、わたしは……」

 カトレアは顔を真っ赤に染めて俯き、ルシファーの顔をちらりと覗う。

 そして、今までの事を思いだす。

 森へデートへ行ったり、ルシファーの歌を聴いたり、動物達と遊んだり、手紙のやり取りで一喜一憂したり……。

 病気を治してもらって、空を飛び、抱きかかえられたまま見たどこまでも続く広い世界を、自分の中に感じた熱い想いを思い返した。

 そして、自分がルシファー以外の男性との婚姻などは考えられない、考えたくもないと思った。

 カトレアは両親の顔を真っ直ぐ見つめ返してゆっくりと呟いた。

「わたしは、たとえ妾でもルシファーさまと添い遂げたいです……」

「カトレア!?」

 カトレアの呟きにエレオノールは席から立ち上がって驚く。

「それにルシファーさまなら、たとえ妾でも変わらず幸せにしてくださると信じていますし、ルシファーさま以外、もう考えられません」

「そうか……。ルシファー殿はどうかね? カトレアを貰ってはくれまいか?」

 ラ・ヴァリエール公爵は娘の視線に満足げに頷いて、ルシファーに問いかけた。

「ああ。カトレアがいいのなら喜んでもらおう」

 ルシファーはまったく淀みなく応えた。

「ルシファーさま、よろしいんですか?」

 二つ返事で了承したルシファーにカトレアは尋る。

 ルシファーはカトレアの頬をなでて呟いた。

「ああ。俺もカトレアが好きだし、こんないい女を他の男などに渡したくはないからな」

「そ、そうですか……、え、えっと、ふつつかですが、これからもよろしくお願いします」

「カトレア……!?」

 ハニカミながらルシファーに頭を下げる妹にエレオノールはわなわなと震え、まるで先ほどの才人のように崩れ落ちた。











 その日の夜……。

 ラ・ヴァリエール公爵とカリーヌは2人でブランデーを飲んでいた。

「これでカトレアはルシファーの妻になることが出来たな」

「ええ、あなた。これでルシファー殿から経営指南を受け続けることが出来ますし、カトレアが嫁いだ事で、エレオノールも結婚を本気で考え始めるでしょう」

 カリーヌは晩餐会室で反対していたのが嘘のように、ほっとした顔でブランデーを飲んでいた。

「あのゲルマニアのフォン・ツェルプストー家と会談を開く用意もしているしな」

「長年いがみ合っていましたが、今のトリステインの財政は本当に危ないですし、背に腹は代えられません。アンリエッタ女王も若く、政争にはまだ疎いですから、ゲルマニアとの力の差これ以上開く事は戦争にも繋がりますし、それにルシファー殿とカトレアの間に男児が生まれれば、ラ・ヴァリエールの後継者にもなれますし……」

「ああ……、カリーヌ……。いい加減にわたしたちも孫の顔が見たいからな」

「ええ……。本当に……」

 エレオノールもカトレアも生まれてからもう20年以上……。

 周りの貴族達が孫がなんだと騒ぐ中、嫁の貰い手探しを続けるしかなかった2人は、ルシファーとの婚姻による経済的な利益よりも、心の底から孫の誕生を待ち望んでいた……。

「ああ、早く孫の顔が見たい……」

「そうですね……」











 一方ルシファーはと言うと、カトレアの部屋に招かれていた。

 ベッドに座りカトレアは頭をルシファーの肩に預けた。

 蝋燭の炎に照らされる部屋、動物達は空気を読んだか眠りに入り、ゆっくりと時間が流れていた。

「ルシファーさま……」

 甘えた声でルシファーの顔を下から覗くカトレア。

 目を閉じて桜色の小さな唇を突き出すカトレア。

 ルシファーはゆっくりと唇を合わせた。

「ふふっ……」

 唇を離すとカトレアは笑みを浮かべた。

「カトレア?」

「ずっと病気で男の方と結婚したり、子共を産む事を諦めていました。でも、今こうして、ルシファーさまに体を治してもらって、ルシファーさまと添い遂げられる……、わたし、今とっても幸せですわ……」

 カトレアは胸の前で手を組んで始祖に感謝の念を送った。

 ルシファーは黙ってカトレアを抱き寄せた。

「…………」

「…………」

 沈黙が部屋を支配したが、カトレアがその沈黙を破った。

「ルシファーさま?」

「なんだ?」

「……えっと、その……、押し倒したりとかはしないのですか?」

「えっ?」

 カトレアはもじもじと視線を泳がせる。

「もうわたしたちは婚約していますし……、ルシファーさまは……、そのっ、手がお早いとルイズから聞いていたので……」

 カトレアはルシファーの目を見て呟いた。

「わたしは魅力がありませんか?」

 蝋燭の灯りが、桃色のネグリジェが、ルイズなどとは違う、優しげで可愛らしい顔と、大きく突き出た双房、くびれた腰に、大きくて丸い尻、恥らう姿も可愛らしく美しい。

 純真無垢の生娘の顔の奥に、妖艶な娼婦のような淫乱な顔を見たルシファーは、カトレアの耳元で囁いた。

「カトレアはすごく魅力的だ。ほんとにできる事なら今すぐにでも押し倒したいよ」

「そ、そうなんですか?」

「ああ、当然だろう。信じられないか?」

 ルシファーが囁くとカトレアは顔を真っ赤にしたまま小さく呟いた。

「でしたら……、証明してくださいませんか?」

 カトレアの言葉を聞いたルシファーは、再び唇にキスをした。

「ん……、うむっ!? んぅ……、あぁ……、んぁ……」

 唇を割って口内に侵入したルシファーの舌に驚いたカトレアだったが、すぐにとろんと眉を緩めてうっとりとディープキスを味わい始めた。

 舌で歯茎をなぞり、舌通しを擦り合わせ、唾液を流し込んでくるルシファーにカトレアの脳内は快楽に染まる。

 唇の端から漏れる唾液を気にも留めずに、ルシファーの舌を追って自分から、ルシファーの口内に舌を伸ばすカトレア。

 ルシファーは口内に侵入してきたカトレアの舌にちゅううっと、吸い付いた。

「んん〜〜〜〜っ! ……ぁんっ……、はぁ……、はぁ……」

 離れた唇から銀色の橋が伸びた。

「カトレア」

「あんっ、ルシファーさま……」

 カトレアの大きな胸を下から優しく持上げるように触れるルシファー。

 カトレアはルシファーに胸を揉まれ、初めてと言ってもいい直接的な快楽を感じた。

「ルシファーさまぁああ……」

 完全に快楽に染まったカトレアはルシファーを求めた。

 ルシファーに押し倒されても抵抗もせずに服を脱がされる。

 お互いのすべてが蝋燭の明かりによって映し出される。

 カトレアのピンク色の乳輪と隠れている陥没乳首、柔らかそうなもち肌で、ピンクブロンドの草原とピッタリと閉じたオマンコがルシファーの前に晒された。

 カトレアの視界にもルシファーの、男性の裸体が映し出されていた。

 ルシファーの彫刻のような美しい身体から、自然と女の体にはない男性の象徴へと視線が移った。

「すごい……ですっ」

 あれが男の方の……、ルシファーさまのオチンチン……。

 びくびくしてて、すごく大きい……。

 キノコみたいね。

 アレがわたしの中に……。

 巨大で凶悪なペニスだったが、カトレアは不思議と恐怖を感じなかった。

 刺し貫かれる事よりも、生まれてはじめて恋した男性と一つになれることに喜びを感じていた。

「綺麗だ……」

 ルシファーはカトレアの胸に唇を落す。

「嬉しいですルシファーさま……」

 胸を優しく解すように揉み、陥没乳首に吸い付いて、舌を使ってほじくり始める。

「あんっ……、ほじってはダメですぅうう……」

「ふふっ、可愛いなカトレア。乳首もだんだん硬くなってきたぞ」

「もう……」

 ルシファーは舌で乳首に絡めると、強く吸い付いた。

「んあぁああっ! そ、そんな……、す、吸い付くなんて……!?」

 ルシファーが口を離すと、びんっと厭らしく勃起した乳首が飛び出した。

「いゃぁ……」

 普段は引っ込んでいる乳首が空気に晒され、カトレアは大きな快感を感じて股をじゅっくりと濡らした。

 もっと焦らしてもいいが、処女で、健康になったといってもまだカトレアに体力はあまりない。

 ルシファーは柔らかなお腹やくびれた腰などにキスを落としながら、指をカトレアの股へと動かした。

 くちゅ……。

「ああっ……」

 カトレアの割れ目を人差し指でなぞるルシファー。

 十分に濡れているようだが、まだ足りない……。

 ルシファーはカトレアの股座に顔を近づけて、両手でピッタリと閉じた陰唇を開いた。

「きゃっ……!」

 小さな悲鳴をもらすカトレアに、ルシファーは素直な感想を漏らす。

 ヴァージンピンクで色素が薄く、小陰唇は愛液でてらてらと輝き、包皮に覆われた小豆サイズのクリトリスに、物欲しそうにぴくっぴくっと口を閉じたり開いたりする膣口、カトレアのモノとはまったく想像がつかない厭らしさだった。

「ほんとうに綺麗だ」

 ルシファーは呟くと舌を這わせ始めた。

「る、ルシファーさま。そこはきた、ない……ですぅっ」

 カトレアはシーツを握り締めながら震えるが、心の中では幸福を感じていた。

 好きな男性に自分のすべてを受け入れてもらっている。

 カトレアは恍惚な表情を浮かべて、ルシファーの舌を感じていた。

 スジをなぞるざらざらの舌。

 尿道をつつく舌先。

 膣口をこじ開けようと穿る舌の動きにカトレアは酔いしれていた。

 ルシファーはカトレアのオマンコを味わいながら、絶頂手前をキープしていた。

 だんだんと強い快楽を求め始めるように腰を動かしはじめたカトレア。

 ルシファーはカトレアのオマンコから口を離すと、ペニスをカトレアの割れ目に擦りつけて愛液をまぶした。

「ルシファーさまのオチンチン……」

 カトレアはスジをなぞり、クリトリスを擦るペニスに興奮した。

「カトレア」

 ルシファーが確認するように名を呼んだ。

 カトレアはルシファーの呼びかけの真意を読み取り、目を糸にして笑顔で頷いた。

「はい。ルシファーさま」

 恥じらいながらゆっくりと股を開いて、ペニスを向かい入れる準備をするカトレア。

 カトレアのスジをなぞりながら、膣口に亀頭をあわせ、上から下へ串刺すように腰を進めるルシファー。

「あっ……、る、ルシファーさまのが……、わたしの中に|挿入(はい)ってきてますわ……」

 ぎちぎちと小さな膣口を拡げるペニスの熱を感じて、カトレアは体を悩ましく震わせた。

 ゆっくりと処女膜がペニスに押し拡げられて、ミチッとカトレアの体内で音が響く。

「んぁああっ!!?」

 カトレアの処女膜が破れ、強い抵抗を失ったペニスがズズズズッと子宮口近くまで挿入される。

「ルシファーさま……」

「よく頑張ったなカトレア」

 ぎゅうぎゅうに締まる処女口と、幸せそうなカトレアの顔に、ルシファーは腰を動かしてしまいそうになるが、ぐっと堪えてカトレアに覆いかぶさり、優しく額にキスをする。

「はいっ」

 カトレアは破瓜の痛みで、瞳に涙を溜めていたが、嬉しそうに頷き、ルシファーに抱きついた。

 しばらくルシファーは動かずに、カトレアの唇や首筋、胸を愛撫し、カトレアの膣肉が柔らかく、湿りをおび、声の質が変わり始めた頃を見計らい、耳を舐めながら呟いた。

「そろそろ動くぞカトレア」

 初めての挿入に戸惑っていた体が順応し始めて、ペニスによって快楽を味わい始めたカトレアは、嬉しそうに笑みを浮かべた。

「はい。ルシファーさま、存分に可愛がってください……」

 ルシファーは腰を後に引く。

「ぁぁ……」

 子宮口までぴったりと押しひろげるように挿入されていた肉棒が引かれることで、笠の開いた雁首が、ごりごりと膣道を削り、カトレアの脳に快楽を送る。

 そして再び子宮口まで挿入される事に、膣道を掘削するペニスの感触が脳に伝わり、カトレアから思考能力を奪い去っていった。

 ずぶっじゅぶっと、水音とカトレアの甘いと息、ルシファーの荒い息が部屋に響く。

「あ、ああっ! ルシファーさま! すごいです、すごいです! わたしの中にルシファーさまの熱いオチンチンがっ……!!」

「ふふっ、気持ちいいかカトレア?」

「はいっ! すごく……、すごく気持ちいいです!!」

「俺もすごく気持ちいいぞカトレア! ほんとに、貪欲に喰らいついてきて、ざらざらで、厭らしいな」

 抜かせたくないと駄々を捏ねて、吸い付いてくるカトレアのオマンコ。

 膣道の中からに子宮口にかけてびっしりと粒が生え、さらにふかふかで、愛液の粘度もドロドロとしていて、全身から香る匂は男を惑わす天然の香水となっていた。

 絶頂間近のカトレアは、覆いかぶさるルシファーの首に両腕を絡め、腰を足で挟んだ。

「ルシファーさまっ! わたし、もうっ! もうっ……!!」

 下と上の口から涎をダラダラと漏らしながら、カトレアは大きな快楽に急に怖気づいて、ルシファーを抱きしめた。

「カトレア、全部中に出すぞっ!?」

 意味はよく分からなかったカトレアだが、本能の方が理解して叫んでいた。

「はい! 出してください!!」

 ルシファーはカトレアの子宮口にペニスを当て、快楽が一番高まった瞬間に、射精した。

 ビュル、ビルルルルゥ〜っと精液がカトレアの子宮に流し込まれた。

「ああんっ!! あつっ!? あついぃいいいいいいい!!!!」

 精液の熱と、大きな絶頂を感じて、カトレアはルシファーに四肢に抱きついた。

 カトレアはルシファーを全身で感じながら二度、三度と絶頂を重ねた。

 そして射精が終わり、落ち着きを取り戻すと、カトレアはゆっくりと四肢から力を抜いて、ベッドに倒れた。

「はぁ……、はぁ……、はぁん……」

 荒い息で満足げな笑みを浮かべるカトレア。

「大好きだよカトレア」

「はい……、わたしもです」

 オマンコから処女であった証ともいえる血と精液を溢しているカトレアと、ルシファーは再び唇を交わした。

 まだ体力がないカトレアの体を気遣って体を離そうとしてルシファーは気づいた。

 カトレアがまだ満足していない事に……。

 絶頂で痙攣させながらも、まだまだペニスから精液を欲しがって蠢いているオマンコ。

 瞳の奥に感じた淫乱な気質が、まだ満足していない事を物語っていた。

「カトレア……」

「はい、なんですか?」

 ルシファーはカトレアの首筋を舌で舐めながら、熱く呟いた。

「まだ……、もっと俺はカトレアが欲しい。もっと愛したい」

 ルシファーの呟きを聞いたカトレアは嬉しそうに頷いた。

「わたしも……、もっと! もっと愛して欲しいです!」

 胸に秘めた愛欲と性欲がカトレアの脳を一瞬で変える。

 さっきまでの満足感を渇望へと一変させ、ルシファーの愛を、精液を求めて膣道と子宮が疼いた。

 だらだらと大量の愛液を流して、スジを伝っていた精液をベッドのシーツへ流し、膣道は貪欲に蠢き始め、乳首やクリトリスは硬く勃起する。

「ルシファーさま! 愛してます! すごく! 今夜はわたしをむちゃくちゃにしてください!!」

「ああ、今夜は体力が尽きるまで、思う存分愛し合おう!」

 ルシファーはカトレアの体を反転させると、今度は後から覆いかぶさった……。











 丁度その頃、エレオノールは隣の、カトレアの部屋から漏れる男と女の声にわなわなと肩を震わせていた。

「カトレアはまったく、なにをやってるのよ……!? ラ・ヴァリエール公爵家の娘が、どこの馬の骨とも知れない男と……! フォン・ツェルプストー家の女と結婚した男に体をゆるっ……、ゆゆゆゆるすなんて……!!」

 エレオノールは壁に耳をつけて小声で叫んだ。

 真っ赤な顔で頭から湯気を出さんばかりに、隣で行われているであろう淫行に興味深深と耳を澄ませた。

『ああんっ! ルシファーさま! 後からなんて……、んんっ! ああっ!』

 エレオノールはびくっと体を震わせた。

「う、ううう後!? 後からですって!? い、いいい犬猫のようにか、カトレアを……、なんて、なんて破廉恥な! どうしてお父さまはあの男にカトレアを……」

 エレオノールの手が視線とネグリジェのスカートの中に差し込まれる。

『あぁんっ! ほんとに大きいですわ! わたくしのオマンコが締まらなくなって、しまいますわ!』

「お、大きい……、お、オマンコですって……」

 エレオノールの手がオマンコに触れる。

 風呂ぐらいでしか触った事のないオマンコは、自分でも驚くほどに湿り気を帯びていた。

「本当にはしたないわ……」

 エレオノールは隣の部屋の喘ぎ声を聞きながら、オマンコへ指を這わせた。

「まったく……、なんで生えないのかしら……、んっ……」

 エレオノールは白いレースのショーツに手を差し込んで、オマンコの産毛さえ生えない丘を撫でた。

「本当に厭らしいわ……」

 エレオノールはぶつぶつと呟き、恐る恐るスジをなぞり、膣口に指を這わせた。

 薄い胸の小さな乳首と、オマンコの上に添えられた小さなクリトリスが、硬く勃起し始めた。

 さらさらの愛液がショーツをぐっしょりと濡らし、快楽が脳に広がり、指が意識を離れて、止まらなくなった。

「もうっ、ほんとに、ほんとうに……、ラ・ヴァリエールの娘が……」

 エレオノールは延々とルシファーとカトレアのセックスを聞きながら、オナニーに嵌っていった。












 翌日。

 裏側でそんな事が行われている事などまったく思いもせずに、倒れた才人の看病を続けていたルイズとシエスタは、才人が目覚めを待っていた。

 サイトが目覚めたらどうなるんだろう……。

 わたしの事をサイトは好きなままでいてくれるのだろうか、とルイズは不安に押しつぶされそうだった。

「ミス・ヴァリエール……」

 真っ青な顔で才人の目覚めを待つルイズに、シエスタは心配そうにその様子を見つめていた。

「う、ん……」

 才人から声が漏れた。

「サイト!」

「サイトさん!」

 ルイズとシエスタが慌てて、才人が眠るベッドに駆け寄り声をかけた。

「る、ルイズ……? ……シエスタ?」

 目を覚ました才人はゆっくりと起き上がる。

 どことなくすっきりした気分だった。

 頭のもやもやが解けて、自由になった気分……。

 シエスタが恐る恐る呟いた。

「どうですかサイトさん?」

「ん? なんかすっきりした気分だけど……。ルシファーの呪文の所為なんかな? たっぷり寝た所為のような気もするし……。よくわかんねえ。いつもと変わらん気がするけど。でもやっぱり、何か消えたのかな」

「そうですか……」

 シエスタは椅子に座る。

「サイト……」

 ルイズが声をかけようとしたところで、才人は頭を抱えた。

 どっ! と激情が襲ってきて、今まで溜め込んでいた感情があふれ出したのだ。

 才人の頭の中に今まで忘れていた元の世界での記憶が、流れてきた。

「サイト……」

「サイトさん……」

 ぽたっ、ぽたっと才人の瞳から涙がこぼれ出した。

 才人は涙が流れている事に気づいて、腕で拭うが涙は止まらない。

 そして涙と一緒に言葉が漏れた。

「……帰りてぇ、帰りてえよ」

 ルイズは涙を流す才人が見ていられなくなり、部屋を後にした。

 シエスタはルイズの現在の心情を察して、何も言わなかった。











 涙を流す才人を部屋に置いたルイズは、ルシファーに才人が目覚めた事を報告していた。

「そうか。戻ったか」

「ええ。ありがとうルシファー」

 ルイズは自室近くの廊下で見つけたルシファーに、感謝の言葉を述べて頭を下げた。

 ルシファーはそんなルイズに言葉をかけた。

「一応言っておくが、あのルーンにあったのは忠誠心と故郷を思い出しにくくする効果だ」

「えっ……」

「好きという気持ちはサイトの純粋な心かもしれないという事だ」

「…………」

 ルシファーはそれだけ言うと、朝食を摂りテラスへと向かった。

 朝食の場にはラ・ヴァリエール公爵と、カリーヌ、カトレア、ルシファーしかいなかった。

 なんでも、エレオノールは寝不足で食欲がなく、ルイズは心労で食欲がないそうなので4人だけの食事となった。

「それであの少年は大丈夫なのか?」

 ラ・ヴァリエール公爵はあごひげを弄りながら呟いた。

 カリーヌもカトレアも心配そうにルシファーを見つめた。

 ルシファーはワインを飲んで、呟く。

「ああ。おそらく大丈夫だろうな」

「何故そんな事が言えるのです?」

 カリーヌが問いかけた。

「それは使い魔召喚の相性だよ。この土地の、『虚無』の使い魔召喚で呼び出される者の条件が理由でな」

「条件?」

 カトレアが首を傾げた。

「ああ。『虚無』の使い魔は基本人間なんだが、その選定方法は『運命』と『愛』なんだ。つまり『運命』でサイトを召喚したって事は、ルイズとサイトの相性はもとからすごくいいんだ」

 ルシファーはそこから苦々しく、言っていいのかな〜? っと悩みながら呟いた。

「まあ、その……、なんだ。本来ハルケギニア大陸から召喚されるはずの使い魔が、遠く離れた場所からサイトを呼び出したって事は……」

「ルイズはサイトさんの運命の相手ってわけね」

「あ……、ああ。うん……」

 最後方をカトレアに言われたルシファーは、まあその方が話が綺麗でいいかと頷いた。

「そうなのですか」

「むう……」

 カリーヌはそれで納得したようだが、ラ・ヴァリエール公爵はルシファーがいいにくそうに口ごもった理由に気づいたようだ。

『ハルケギニア大陸にルイズの性格に耐えられる男が存在しない』という事実に……。

 カリーヌのきつい性格が遺伝して、現在でもエレオノールの貰い手が見つかっておらず、エレオノールほどではないがルイズも性格がきつい。

 ラ・ヴァリエール公爵は、ハルケギニア大陸中探してもルイズの相手が見つからなかったから、遠く離れた場所に居た少年を呼び出したのではないか? と結論を出そうとしたが、やめた……。

 この論が正しければ、ルイズよりも性格のきついエレオノールは、ハルケギニア大陸中を探しても、一生結婚ができない。

 となるのだ。

 ラ・ヴァリエール公爵はだくだくと汗を流しながら、話題を変えた。

「ル、ルシファー殿それでカトレアとの婚儀はいつにするかね?」

「お父さまったら……」

 カトレアは真っ赤な顔で俯いた。

 そんな様子に表面には出さないがカリーヌも嬉く思った。

「そうだな……、結婚するならなるべく早くがいいな」

 ルシファーが呟くとラ・ヴァリエール公爵は満足げに頷いた。

「そうかそうか。フォン・ツェルプストー家とも相談しないといけないから、それが終わりしだい正式に婚姻を結ぼう」

「そうだな」

 とんとん拍子に事は進んでいき、ルイズとエレオノールがいない間に正式に婚約する事が決定した……。












 ルシファーも新魔国へと帰った夕方。

 だんだんと心が落ち着いてきた才人は、現在ルイズの部屋にいた。

 ルイズは素直にロマリアで、教皇ヴィットーリオが『世界扉』という虚無魔法を覚え、才人を帰す手段があったが、エルフから『聖地』を取り戻す戦争に利用するために、教えなかったと才人に告げた。

 才人は始めは怒ったが、ルイズにあたっても仕方がない事と、ロマリアの所為であることで怒るのをやめた。

 それから数日間、ルイズと才人はギクシャクしたが、才人はその間ハルケギニア大陸とエルフの関係や虚無の担い手であるルイズ、それに自分がルイズをどう思っているかを考えた。

 そしてその中で、才人はロマリアの狂信と言ってもいい信仰に気づいた。

 自分が世界に帰った場合、ロマリアがルイズをどうするかを考えて恐怖したのだ。

 使い魔を失った虚無の担い手がどうなるか?

 元の世界へ戻りルーンが消えたら、もう一度ルイズに再召喚させる。

 ルイズは再召喚するのだろうか?

 使い魔のルーンが消える条件は『使い魔が死ぬ』以外に他に条件はなかったはずだ。

 なら自分を返してしまったらルイズは再召喚など、行えないのではないか?

 もう一度自分を呼び出す……。

 いや、もしかしたらルイズは、ハルケギニア大陸から反逆者扱いされるのではないか?

 自分勝手に使い魔を元の世界へと帰したことで……。

 ロマリアのヴィットーリオやジュリオとの会談前から、おそらく虚無の担い手であるルイズと使い魔である自分を取り込む計画をたてていたんだろう。

 そもそも自分はルイズをこんな危険な世界において、一人だけ帰ることなんて出来るのか……?

 才人は独りでずっと考えていた。

 ルイズも才人の帰りたいという純粋な気持ちを知って落ち込んでいた。

 そんな中、見守っていたシエスタが才人に、ルイズをどう思っているのかを尋ねた事をきっかけに、才人は自分の心の輪郭を取り戻していった。

 使い魔なんか関係無しにルイズの事が好きだったのだ。

 家に帰りたい。

 元の世界へ帰りたいという気持ちも本物だが、ルイズと離れたくない、好きだという気持ちは真実だった。

 才人はルイズの部屋へ向い。

 才人は自分の心をルイズに言った。

 使い魔など関係無しに好きだという気持ちを、帰りたいが、ロマリアとエルフが戦争になるかもしれない、ジョゼフがまた虚無を狙って襲ってくるかも知れない危険な世界へルイズを一人で置いて置けない事を伝えた。

 ルイズも才人に自分の気持ちを言った。

 正直に、素直に好きとは言えなかったが、気持ちは『ある』と自分なりに伝えて、キスを交わした。

 最終的にシエスタに邪魔されたが、お互いの距離は確実に縮まり、いい夏休みを終えて、トリステイン魔法学院に帰った3人だった。











 新学期が始まり、元の日常に戻ったトリステイン魔法学院だったが、ルイズの元によく見慣れたフクロウが手紙を投げ渡してきた。

「これは……、ちい姉さまからだわ!」

 大好きな姉からの手紙に喜ぶルイズ。

 そこに騎士隊の訓練を終えた才人と洗濯を終えたシエスタが丁度戻ってきた。

「どうしたんだルイズ?」

「どうなさったんですか?」

「ほら! ちい姉さまからお手紙が送られてきたのよ」

 ルイズははしゃぎながら手紙の封と解いて、手紙を読み始めて、……固まった。

「ルイズ?」

「ミス・ヴァリエール?」

 まるで石の様に固まったルイズに才人とシエスタは恐る恐る手紙を覗き込んだ。

「「こ、これは……!?」」

 才人はシエスタも手紙に驚いた。

 カトレアからの手紙に、非公式だけどルシファーと正式に結婚したと書いてあったからだ。

 文章からカトレアの幸せが伝わるような、甘ったるい内容だった。

 実家からルシファーの住居に移ったことも書かれていた。

 ルイズはわなわなと肩を震わせた。

 そして、そう言えばとだんだんと記憶が蘇ってきた。

 才人が目覚めた日の朝ルシファーと出会ったのは、自室近くの廊下……。

 近くにはエレオノールの部屋とカトレアの部屋がなかったか?

 それによくよく思い出せば、2、3日カトレアの歩き方に違和感があったような……。

 アレをした直後は歩き方が変になるのではなったか?

 ルイズはどんどん顔を真っ赤に染めていく。

 怒り心頭のルイズに、才人とシエスタが震えあがる。

 以前癇癪でゼロ戦とその格納庫を壊された才人は、急いでルイズから杖を取り上げた。

「あの好色男がぁあああああああああ〜〜〜〜!!!! ちい姉さまに!! ちい姉さまに手をだすなんてぇえええ!!!!! 殺すっ!! 殺すっ!!! 今度あったら完全に息の根を止めてやるわぁああああ!!!!」

 ルイズが杖を持っていれば、最大級となるであろうエクスプロージョンを撃ったことだろう……。

 才人とシエスタは部屋で暴れまわるルイズに恐れて、部屋から逃げ出した……。














<後書き!>

 才人とルイズの区切りを何とかつけた……。

 最後の部分は原作の方が、自分が書くよりも数段いいので省略しました。

 次回予告!

 ついに……!

 ついにルクシャナ登場!!

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