小説『FAIRY TAIL 光の魔法剣士』
作者:ライデン()

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 〜未来の妖精女王(ティターニア)〜

 マカロフ「それじゃあ、準備はいいかの?」

 エルザ「ええ、私はいつでも。」

 エルザはマカロフの質問に答えながら、換装を使って剣を出した。そうだった、エルザは剣を使うんだったな。それなら…。

 ハル「ちょっとすいません!」

 マカロフ「うん?何じゃ?」

 ハル「剣取ってきます!」

 それだけ言うと剣を置いたはずのところへ向かおうとしたが、その前に俺の足下に何かが刺さった。それはシバが持っていた刀の一つ、逆刃刀「真打」だった。投げられたであろう方向を見ると、そこにはニカッと笑っているシバがいた。これで戦えってことかな。せっかくTCMでやろうかと思ってたのに。ま、いっか。

 マカロフ「ハル、いいかの?」

 ハル「あ、はい!大丈夫です!」

 と、刀を抜き、鞘を腰に差しながら答えた。

 エルザ「…なんだ、その刀は?刃が逆になってる?」

 ハル「あぁ。この刀は逆刃刀といって、見た通り刃が逆の刀だ。こういうときにはもってこいだろ?」

 エルザ「あぁ、そうだな。」

 この会話の間に全身を(刀も含め)オーラで強化した。さぁて、いきますか。

 マカロフ「始め!!」

 ハ・エ「はああ!!」

 ギィン!ギャィン!カン!キン!

 こうやってエルザと打ち合ってると、エルザがミラジェーンより強いと感じた。力での差はあまりないが、経験の磋ってやつかな?まぁ、それは俺にも言えたことだけど…。

 ギャィン!カン!キーン……ザッ。

 途中エルザが俺から離れるように距離をとった。そして、

 エルザ「強いな、ハルは。さすがにナツやミラを倒したことはある。」

 ハル「そう言うエルザこそ、結構強いだろ。」

 エルザ「そうか。しかし、これは勝負。だから本気で行かせてもらう!」

 そう言うと、エルザの体が光で包まれ、光が解けたときには……。

 エルザ「換装、天輪の鎧!!」

 別の鎧を身にまとったエルザが立っていた。 

-10-
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