小説『FAIRY TAIL 光の魔法剣士』
作者:ライデン()

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 〜第2ラウンド〜

 ハル「Wow…。」

 今エルザの着ている鎧は、光り輝いていて、背中に4枚の羽が生えている、天輪の鎧。確か複数の剣を操ることが出来る鎧だったはずだが…。生で見るとこんなに美しいものとは。思わず英語を言ってしまった。

 エルザ「では、いくぞ。」

 ハル「あ、あぁ…。ふん!」

 ダン!!!

 俺は地面を蹴り、エルザのもとへ。しかし、

 ヒュン!ヒュン!

 ハル「くっ!!はぁっ!!」

 キンッ、カッ、ギンッ!!

 それはエルザの剣によって阻まれた。厄介だな…。これじゃ、エルザの懐に入れねぇな。剣ははじいているが、剣の数は減らない。
くそっ。どうすりゃいい?…こうなりゃあれをやるしかねぇな…。しかし、あれはタメが必要だからな。タイミングを計らねえと…。

 カッ、キンッ、ギンッ!!……。

 よし!剣の雨が一瞬止まった!今だ!

 ハル「三十六…」

 エルザ「はぁ!!」

 エルザは次の剣を飛ばしてきたが……。

 ハル「煩悩鳳(ポンドほう)!!」

 俺は「飛ぶ斬撃」を放ち、向かってくる剣諸共浮かんでる剣を弾き飛ばした。

 エルザ「なっ!?」

 ハル「ふん!」

 即座に地面を踏み、今度は空高く飛んだ。そして落下の勢いを利用してエルザに切りかかる。

 ハル「龍槌閃!」

 エルザ「くっ!!」

 ガァン!!

 エルザは持っていた剣で何とか受け止めたが、俺はお構いなく振り抜き着地し、今度は刀の峰を支えながら飛び上がりつつ、下から切り上げる。

 ハル「龍翔閃!」

 ギィン!!

 エルザ「っ!!」

 衝撃に耐えられず、剣がエルザの手から放り出された。そして…。

 チャキ……

 ハル「俺の勝ちだな。」

 俺は剣をエルザの首もとに当てそう言った。

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