小説『FAIRY TAIL 光の魔法剣士』
作者:ライデン()

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 〜能力確認&転生〜


 剣崎(以後、剣)「あの〜。とりあえず顔あげてくんね?話が進まねぇし。」

 さっきから頭を下げ続けている人(?)に声をかけた。てかこれ人なのか?人だよな?と思いながら。すると、

 ?「じゃあ、これから話すことを怒らず冷静に聞いてくれますか?」

 と言い、顔を勢いよくあげた。さっきは顔がよく見えなくてわからなかったけど、見ると老人だった。ヒゲが長く、髪は金髪。しわが多く、年齢はだいたい80〜90歳ぐらいだと思う。って、何のんきに人間観察してんだ、俺!何考えてんだよ!しかもこの老人……。

 剣「ちょっと、そんなつぶらな瞳で(しかも下から)見るな!女の子が使うのならまだいいが、老人が使うと気持ち悪いだけだ!」

 ?「き、気持ち悪い!?(ガーン)ガク‥‥。」

 俺の一言がそうとうショックだったのか、なんかOTL状態になってしまった老人。しまった。さすがに言い過ぎたか。この人にいろいろ聞きたいのに…。まぁ、ここは……。

 剣「あの〜。最初の頼み聞きくから。そうネガティブにならずに。な、かっこいいお兄さん。」

 ?「(スク)そうか、かっこいいお兄さんか。そうか、そうか、そう見えるか。」

 この老人はおだてるといいみたいだな。うん。

 ?「でも、ほんとに怒らない?冷静でいられる?」

 剣「何そんなに疑ってんだよ!大丈夫だよ!だいたいこんな状況に置かれたらある程度展開読めるわ!」

 ?「何!そうなのか!?最近の人間はそんなことも出来るのか……。

 剣「解ったからはやく今の状況と今後のことについて話してくれないか。」

 ?「いいだろう。まずは……」


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 この老人の話を要約すると、老人は神様の部下、こいつのミスで俺は死に、代わりに別世界に転生とゆうことだそうだ。能力は自分の好きな漫画から選ぶ。数に限りはないそうだ。そして転生先は決まっていて、漫画「FAIRY TAIL」だそうだ。魔法が交わる世界だ。まぁ、一番驚いたのが老人が神様そのものではなく、部下だったことぐらい。後はそれほどでもなかっかな。
 そして今俺は、どんな能力にするか考えてるところだ。う〜ん、悩む。魔法がある世界だからある程度すごいのでもいいが、やりすぎると疑われかねないし、後々面倒だ。う〜ん。そうだ。たしかフェアリーテイルはあの漫画の作者のだったよな。だったらあれと、ついでにこれも……。
 一時間近く悩み、ようやく決まった。

 剣「お〜い。決まったぞ部下さ……ん………。」

 神様の部下(以後、老)「ZZZZ〜。」

 剣「何思いっきり寝てんだこのヤロウーーー!!!!」

 老「ぎゃああぁあぁあぁぁぁあぁあぁぁ!!!!」



 老「うむ。すまなかった。では聞こうではないか。」

 散々痛めつけたのに回復早いな。しかもなんか微妙に上から目線なのは気のせいだろうか。まぁ、いいや。

 剣「じゃあ言うぞ。まず、「RAVE」のTCM(テン・コマンドメンツ)をくれ。次に、「るろうに剣心」に出てくる剣技(牙突含め)と、「ONE PIECE」のゾロの剣技。最後に「HUNTER×HUNTER」のオーラで体を強化したりする能力。後お願いなんだけど、記憶は残してくれない。出来れば忘れたくないんだ。」

 老「ふむ……。記憶の方はなんとかできる、大丈夫だ。だが、TCMは「FAIRY TAIL」にも存在しておるから……。」

 剣「それは確か「エドラス」の方で、槍自体に魔力があったよな。だったら、俺から魔力を送ることで発動し、その量によって威力も変わるってのでどうだ?」

 老「うむ、それならよかろう。そして、オーラの方じゃが、これは魔法の能力としての方がいいのじゃが、よいか?」

 剣「OK。解った。」

 老「そして、わしからのプレゼントとして滅竜魔法を覚えられる環境にしておこう。」

 剣「滅竜魔法!?マジで!??いいの!?何の滅竜魔法だよ!?」

 老「うむ。それは行ってからのお楽しみじゃ。ついでに飛天御剣流やゾロの剣技、オーラの魔法は人から教えられるようにしておく。そのほうがよいじゃろう。」

 剣「そうだな。そうしてくれるとありがたい。」

 滅竜魔法か……。あれ、結構憧れてたんだよな〜。ドラゴンの力とか…。

 老「おぬし、向こうについてからの容姿はどうする。ここで決めてもよいぞ。」

 剣「それじゃ、「RAVE」のハル・グローリーで頼む。」

 老「あい解った。では、もう行くかの。」

 え、もう?と言おうとしたが、体がだんだん消えていくのが見えた。なんだ、穴が開いて落ちるとかじゃないんだ。

 老「そうじゃ、いい忘れていたが場所はフェアリーテイルのある町からかなり遠くの、深い森の中じゃから気をつけるのじゃぞ〜。」

 え、そうなの?危険じゃね?と思ったが、そのときには体が消えてしまった。

 老「がんばるのじゃぞ。少年。」



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 剣「こりゃ……。ほんとに森の中だな…。」

 目が覚めたら周りは木ばっかりな、完全な森だった。

 剣「……これからどうするかね…。」

 ?「おい、そこの小僧。」

 剣「へ?俺か?」

 そう答え、後ろを向くと……。

 ?「そうだ。お前だ。」

 そこには白いドラゴンがいた……。

-2-
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