〜ララバイの正体〜
エルザ「話で夢中で忘れていた……何と言うことだ!あいつは乗り物に弱いというのに!私の失態だ!とりあえず私を殴ってくれないか!」
エルザ、それは間違ってはいないが途中変な方向にいっているぞ。まぁ、それが望みなら。
ハル「じゃ、殴るぞ。」
ルーシィ「えぇぇーーー!!!」
ハル「いくぞ……。」
エルザ「っ!!!」
俺は手を振りかぶって、
ポフ……。
エルザの頭に置いた。
ハル「責任感強いのはいいが、それを変な方向に持ってくのはよくないぞ。少しは自重しろ。」
そういってエルザの頭をなでた。
エルザ「…………。」
エルザは恥ずかしいのか、顔が赤くなっている。ま、いいよな。
ハル「それじゃ、電車を止めるか。」
エルザ「あ、あぁ……。」
そしてエルザは原作通り、オニバス駅の緊急停車のレバーを引いて電車を止めた。だが、時々こっちを見るのは何だろうか?
エルザ「仲間のためだ。解ってくれ。」
「無茶いわないでください!?」
エルザ「私たちの荷物をホテルまで頼む!」
「いや、なんで私が…?」
その人のいう通りだよ。エルザ、そこも自重すべきことだぞ。
ルーシィ「フェアリーテイルの人達って、やっぱみんなこうゆう感じなのね。」
グレイ「俺は違うぞ。」
半裸のまま言うのはどうかと……。
ルーシィ「だから服は!?」
ハル「しかし、俺は違うと思うが。」
ルーシィ「あれ言って自覚無いとか…。」
自覚?何の話だ?
そして俺らは急いで魔法四輪に乗って列車を追いかけた。どこにあったかは聞かないでくれ。
ルーシィ「エルザ、飛ばし過ぎじゃない?」
エルザ「大丈夫だ。」
ハル「つらくなったら変わるからな。」
グレイ「おい、列車が見えてきたぞ!」
グレイが屋根に張り付きながら言った。てか何故屋根に?
ルーシィ「ナツーー!」
そしたらナツが列車から飛び出してきた。そして屋根にいたグレイに、
ゴチ〜〜ン
頭同士でぶつかった。
エルザ「ナツ、無事か!?」
ナツ「……あ"い”」
ナツは無事(?)みたいだな。
グレイ「痛ぇだろボケ!」
ナツ「うるせぇ!それよかよくも置いていきやがったな!」
グレイ「それは…すまねぇ。」
エルザ「だが、怪我はないようだな。なによりだ。」
ごっ!! ナツ「硬ぇ!?」
エルザがナツを引き寄せ、鎧に当たった。
ナツ「たくよ、無事なもんか!列車で変なやつに絡まれたしよ!」
ハッピー「変なやつ?」
ナツ「何つったっけなそいつ…」
グレイ「おいナツ、そいつアイゼンヴァルトとか言ってなかったか!?」
ナツ「あぁ、確かそんなこと言ってたようn「馬鹿者ーーー!!」ブフォッ!?」
ナツがしゃべってる間に強烈なビンタが入った。当然エルザの仕業。
エルザ「アイゼンヴァルトは私達が追ってるものだ!何故みすみす見逃した!
ナツ「そんな話初めて聞いたぞ?」
エルザ「さっき説明したろ!人の話をちゃんと聞いてろ!」
ハル「いや、ナツはエルザのせいで二度も気絶したんだからな。」
エルザ「そうだった……。」
ナツ「ておい!?」
哀れなりナツ……。
ハル「それで?列車の乗ってたってやつは、どんなやつだった?」
ナツ「特徴?なかったなぁ。あ、そう言えばドクロっぽい笛持ってた。三つ目のあるドクロだったな。」
ルーシィ「三つ目のドクロ!?」
ちょっと声かけするかな。
ハル「三つ目のドクロっつったら……。」
ルーシィ「思い出した!」
エルザ「どうしたハル、ルーシィ」
ハル「噂で聞いたんだが、確か呪殺の道具だったか。」
ルーシィ「そう!でもララバイはもっと恐ろしい呪殺をする道具なの!」
ハッピー「もっと恐ろしいって?」
ルーシィ「ララバイは、その笛の音を聞いただけで死ぬと言われているの!」
「「「「なっ!?」」」」
ハル「その名も、集団呪殺魔法ララバイ!」
ナツ「集団…」
ハッピー「呪殺魔法…。」
グレイ「おい、そんなものを町の中なんかで吹かれたら!?」
ハル「確実に聞いた者は…死ぬ。」
「「「「っ!!!」」」」
エルザ「冗談ではない!アイゼンヴァルトの奴らがそんな者持ち出したら、何をするか解らん!すぐに乗れ、追いかけるぞ!」
エルザは腕にプラグを付けながらそう言った。