小説『FAIRY TAIL 光の魔法剣士』
作者:ライデン()

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 〜無双タイム〜

 エルザ「ハァァッ!」

 エルザは現在、アイゼンヴァルトの連中を相手に蹂躙していた。

 ルーシィ「すごい!」

 「くそ、遠距離攻撃(これ)でも食らえ!」

 おいおい、そいつはマズいだろ。
 そう思った俺は足をオーラで強化してそいつに近づいて、

 ハル「女剣士に向かってヒドいんじゃない?」

 「ぐはぁ!」

 腹を殴って黙らせた。もちろんオーラ付き。

 ルーシィ「うそ!?いつの間に!?」

 まぁ、驚くのも無理はない。
 エルザはこっちのことは気にせず、槍・双剣・斧に換装して戦っていた。俺は引き続き、傍観とエルザの補助をしていた。

 ルーシィ「二人共、すごいなぁ。」

 ハッピー「でもね、エルザもハルもすごいとこはココからだよ。」

 カラッカ「エルザ?ハル?」

 アイゼンヴァルトのカラッカはなんか言っているが気にしない。

 ルーシィ「よーし、私だって!」

 ハッピー「えー!?これからがエルザとハルの見せ場なのに!」

 ルーシィ「開け、巨蟹宮(きょかいきゅう)の扉!キャンサー!」

 ルーシィは星霊魔法を発動し、キャンサーを読んだ。

 キャンサー「今回も戦闘か、エビ!」

 ルーシィ「ビシッと決めちゃって!」

 そしてキャンサーは敵陣に突っ込み、持ってたハサミで敵の頭と武器は切り刻んだ。

 キャンサー「ナイスカット、エビ」

 エルザ「やるじゃないか!」

 ルーシィ「そ、それ程でも。(やった!あたしの好感度アップ!)」

 ハッピー「それが狙いだったの!?」

 エルザ達はほめてるが俺は、

 ハル「おい!数減らしてんじゃねぇよ!カニが!」

 ルーシィ「え、えぇぇ!?」

 俺がやるときの数が少なくなるだろうが!

 ハル「それにカニなのに何で語尾がエビ何だよ!カニだったら普通語尾はカニだろうが!」

 ルーシィ「だ、ダメ出し!?」

 キャンサー「エ…エビ……」

 ハッピー「やっぱそうだよね!やっぱカニだよね!」

 そう言ってる間にルーシィの後ろから攻撃してくる奴がいた。しかし…

 レット「ハァァ、デヤァ!」

 「グホォ!」

 レットが応戦し、蹴散らした。

 ルーシィ「うそ!?オレンジのハッピー強い!」

 レット「失礼な!俺はオレンジのハッピーではない!レットだ!」

 エルザ「しかし、まだこんなにいるのか…面倒だ、一掃する!」

 エルザがそう言うと、体が光り輝き、鎧が消えていく。

 「おぉっ!なんか鎧が剥がれてく!」

 するとハッピーがルーシィにエルザの魔法を説明し始めた。

 ハッピー「魔法剣士は通常、武器を換装しながら戦うけど、エルザは自分の能力を高める魔法の鎧も換装しながら戦うことが出来るんだ!それがエルザの魔法…『騎手(ザ・ナイト)』!」

 エルザは換装を終え、鎧を天輪の鎧に変えていた。

 ルーシィ「わぁ!」

 「「「「「「「おぉっ!」」」」」」」

 エルザ「舞え、剣達よ!」

 するとエルザの周りに無数の剣が現れた。

 カラッカ「エルザ!?こいつまさか!?」

 エルザ「循環の剣(サークル・ソード)!」

 空中にある剣を円状に配置し、それを回転させアイゼンヴァルトの連中を吹き飛ばした。

 カラッカ「妖精女王(ティターニア)のエルザだったのか!?」

 ルーシィ「すごっ!一撃で半分も!?でもちょっと惚れそう!」

 エルザ「数は調整しておいた。後は…」

 ハル「あぁ、任せろ!」

 俺はそう言って背中にあるTCMを掴み、抜いた。そんじゃ、行きますか。

 ハル「さぁ、お前らの罪を…数えろ!」

 俺は某二人で一人のハードボイルド探偵の決め台詞を言った。こういう場面だとこれが一番だ。

 「ふざけやがって!」
 「ぶっ潰してやる!」

 おーおー、物騒な。
 俺はTCMを音速の剣(シルファニオン)に変え、振り上げる様に振り、七つの斬撃を放った。

 「「「「「「「ぐぁぁぁ!!」」」」」」」

 ルーシィ「剣の形が変わった!?しかもすごいスピード!」

 レット「あの剣はテン・コマンドメンツ。魔力を込めることで十の剣に変化する剣だ。そしてあの剣はシルファニオン。かなり軽い剣で、使用者の体も軽くすることが出来るんだ。」

 ハル「そろそろ新技いくか。」

 そして俺は新たに逆刃刀を換装で取り出し、口に加えた後、TCMを十個の中で唯一の二刀流、双竜の剣(ブルー=クリムゾン)に変え、構えた。

 ハル「三刀流……爆氷・大龍巻き!!」

 ドゴォォォォン!!

 「「「「ギャァーーーー!!」」」」

 ルーシィ「すごい!人が有り得ないほど飛んでる!」

 ハッピー「でしょ!ハルもすごいんだ!!」

 カラッカ「ハルだと!?てことはこいつは!?」

 ビアード「くそ、俺様が相手じゃぁーー!」

 俺は即座に剣をTCM一本にし、メル・フォースで構えて牙突を放った。

 ハル「牙突・真空壱式!!」

 ビアード「グハァァァァ!!」

 ドゴォォォォン!!

 カラッカ「光の魔法剣士、ハルだ!!」

 ルーシィ「すごぉーい!」

 カラッカ「あ、相手が悪すぎるー!」

 カラッカの奴逃げたな。

 エルザ「エリゴールのところに向かうかもしれん。ハル、ルーシィ、追ってくれ。」

 ハル「OK!」

 ルーシィ「あたしが!?」

 エルザ「頼む(ギロッ)!」

 ルーシィ「はっはいい!行って参りまぁーす!」

 そんな怖い顔しなくてもいいのに…。
 しばらくすると分かれ道があった。分かれるか。

 ハル「俺は右、ルーシィは左を頼む。」

 ルーシィ「えぇ!?分かれるんですか!?」

 ハル「そっちの方が効率いいだろ。」

 ルーシィ「……わかりました。」

 そして俺とルーシィは分かれた。
 俺の目的は外に出てエリゴールを倒す。だけど魔風壁ができてたらナツに頼むか。それぐらいはいいだろ。アイツもぶっ飛ばしたいだろうし。そう思いながら駅の外を目指した。

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