〜光の滅竜魔法〜
白い、と言うより太陽の光を反射するような白銀の体。原作のイグニールのような鱗ではなく、鏡のような鱗。姿は普通のドラゴン。大きさは……、なんか予想より大きい。なんか、普通に食われそうな感じがあるんだが……。
?「小僧、聞いているのか。」
剣「あ、すいません。考え事をしていて……。」
?「ほう、俺を目の前にして考え事か。面白い小僧だ。」
剣「は、はぁ。」
さっきから気になってるけど、「小僧」とか呼んでいるんだから、俺小さくなってんのかな。そのせいでこのドラゴンが大きく見えたのか…。そういえば……。
剣「あの〜。あなたの名前教えてくれませんか?」
ライトナーガ(以後、ライト)「ん?俺の名前か?俺の名前は「ライトナーガ」。光の竜だ。」
光の竜!?てことは滅竜魔法は光か!?いいなぁ。光か〜。ワンピースの黄猿のような感じなのかな…。いいかもな〜。
ライト「俺が名乗ったんだ。小僧、おぬしの方こそ名前はないのか?」
剣「俺の名前?」
そうだな……。確かにこのままの名前だとこの世界に合わないしな……。う〜ん。せっかくこの顔だし、あれでいくか。
ハル「俺の名前はハル・グローリー。親は途中でいなくなって、当てもなく歩いていたんですけど、迷い込んでしまったみたいで……。」
ライト「そうか。ならば小僧、おぬしは魔法に興味はないか?よければ俺が教えてやろう。」
来た!!これなら自然に魔法を学ぶことができそうだ。よし!
ハル「本当ですか!?ぜひ、お願いします!!」
ライト「そうか、ならばついて来い。」
これで滅竜魔法を覚える算段がついた。原作の奴らと肩を並べるなら、それなりの覚悟をしないとな。がんばらないと……。
ライト「それと……。」
ハル「はい?」
ライト「その丁寧な言葉、やめてくれないか。気になってしょうがない。」
ハル「あ、あぁ。わかった。よろしく。」
ライト「おう。」
俺は新たな覚悟で光の竜、ライトナーガについていった。