小説『FAIRY TAIL 光の魔法剣士』
作者:ライデン()

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 〜歓迎はまだ続く〜

 ?1「私が先だ!」

 ?2「何言ってやがる、俺が先だ!」

 ?3「何を言う!最初に声をかけたのは私なんだぞ!」

 ハル「……不幸だ…。」

 どうも、思わず呟いてしまった俺、ハルだ。しかし何だこのカオスな状況は…。

 説明すると、前回最後に声をかけてきた人が、?3、基エルザだった。その後、面白そうだと言って参戦してきた?1、基ミラジェーンと、?2、基ラクサスで誰が先に戦うかでもめているのだ。 俺としてはだれでもいいんだけど…。

 エルザ「それじゃあ、相手のハルに決めて貰おうじゃないか。」

 ハル「へ…?」

 ミラ「さぁ…。」

 ラクサス「お前は…。」

 エ・ミ・ラ「誰と戦いたい!!」

 ハル「何故こうなる…。」

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 結局、マスターのマカロフが決めることとなり、順番はミラジェーン、エルザ、ラクサスになった。
そして今俺の目の前には…。

 ミラ「さぁ、さっさと始めようぜ!」

 ミラジェーンがやる気満々で立っている。しかもなんかかっこいい姿になって。まぁ知ってるんだけどさ、一応聞いとくか。

 ハル「一つ聞いていいか、ミラジェーン。」

 ミラ「あぁ?」

 ハル「その姿は?」

 ミラ「あぁ、これか。接収(テイクオーバー)の中のサタンソウルって言うものだ。ちょっと怖いけどな。」

 ハル「…そうか。OK、始めよう。」

 さて今回も武器は使わないでいこうかな。つらければあれを使えばいいし…。

 マカロフ「では、始め!」

 合図と同時に飛びだした。ミラジェーンも同様に飛びだした。そして拳を突き出し…。

 ガン!!

 ミラ「あんた何の魔法だ!?私の拳を拳で受けて、平然としてるなんて…。」

 ハル「さぁ、何の魔法だろうね?」

 ミラ「くっ!!なめやがって!!」

 俺達はその後拳を出し合った。俺も何発かもらったが、オーラで強化していたから致命傷にはならなかった。それは向こうも同じみたいだけど…。俺はこの均衡状態を破るため、ミラジェーンの腹に蹴りを一撃当てた。

 ミラ「ぐっ!!」

 予想通りミラジェーンは離れ、俺も引いた。やっぱ強いな…。でも…。

 ハル「面白いの見せてやるよ。」

 ミラ「…?」

 俺は右手に大量のオーラを纏わせ、それを全て電気に変化させた。

 ハル「いくぞ。これで決める。」

 ミラ「くっ!!」

 俺は残りのオーラで足を強化し、飛天御剣流の神速でミラジェーンの後ろに回り込んだ。ミラジェーンはこれに反応したのか、振り向きざまに右手で裏拳をかましてきた。が…。

 ハル「予想済みだ。」

 ミラ「!!!」

 俺はしゃがむことでそれをかわし、裏券をした右手をつかんで腹に向けて腕をのばした。

 ハル「電撃球(エレキボール)!」

 ミラ「!!くっ!!」

 ………………。

 ミラ「…あ、あれ?」

 ミラジェーンの腹にはあてず、寸止めした。まぁこれぐらいすれば…。

 マカロフ「そこまで!勝者、ハル!」

 俺はジラジェーン相手に勝利をおさめた。

-8-
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