小説『ハイスクールD×D改』
作者:ダーク・シリウス()

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ルシファー達と出会い時は流れた。あれから厳しい修行や鍛錬をこなし今ではルシファー達を匹敵する程の

力を持つ事が出来た。

一誠 「よし。たまには違う道でもいくか能力でいつでも帰れるしね」

とあるスーパーから出てきた一誠、食材を片手で持ち違う道で帰路に付いている。しばらくすると

二つの岐路がありどちらにしようかと悩むが一誠は勘で一つの道に選ぶ

一誠 「さてと、今日の夕飯は・・・あっ」

夕食の献立を思考しながら進むと道端の電柱に寄りかかる様に横たわっている。小さな生物・・・一匹の

黒い猫がいた。が、動かないので不審に思い近寄り確認すると、

一誠 「酷いな怪我をしている・・・・誰がこんな事を・・・こいつを家で手当てをしなきゃ」

体中、傷だらけだけど出血は少ないな、けどこのまま放置していたら命が危ない・・・そうだ!

一誠 「お前を家で手当てしてそのままお前を飼う。俺が決めた事だ。異論は勿論、反論も認めん」

黒猫は衰弱しきっているのか鳴き声も出さず、一誠に抱えられる。

一誠 「誰もいないな?よし、」

急いで裏道に入り人がいないことを確認して、空間に歪みが生じて一誠は空間の中に入り消えた


次元の狭間


ここはガイアが支配する世界と世界の狭間だが、一誠の希望により無の空間のはずだが一つだけ有の存在――強固な護りに覆われた家があった

一誠 「よし着いたっと」

 ガチャッ!バタン!

玄関のドアを開け放て中に入り閉める

一誠 「ただいまー!」

靴を脱ぎ台所まで進み買い物袋を置く、そこに

ガイア 「お帰り・・・一誠その猫はどうした?随分弱っている様だが」

一誠 「帰りに見つけてねこのままだと命の危険があるから傷を治してそのまま飼うんだ。」

ガイア 「そうか、この家の家主はお前だ。我は何も言わん」

「それにそれこそお前が目指す道でもあるからな」と、ガイアはソファーに座りに移動しながら一誠に言う

一誠 「ありがとう。ガイア」

感謝を言い自分の部屋に行く。

ガイア 「・・・」

レヴィアタン 「あれ〜ガイア何で赤くなっているの?」

ルシファー 「本当ね何故かしら?」

メイビス 「一誠から何か嬉しい事でも言われたからじゃないですか?」

ベルゼブブ 「きっとそうだよね」」

アスモデウス 「可愛い処もあるのね」

と、言うがそれがガイアの逆鱗に触れる事になった。


ガイア 「貴様等・・・言いたい放題言ってくれるな・・・よし、気分が良いから、

     今日の修業は5倍にしてやる。感謝しろよ?」

『ごめんなさいっ!勘弁してくださいっ!』

ガイア 「さっさと行くぞ、ーーー地獄の修行場へ」

 ズルズルズル・・・・

そう言って五人を捕まえ引きずって部屋を後にする。

 『いっいやあああああ!』


一誠の部屋

『いっいやああああああ!』

一誠 「ん?なんか悲鳴が・・・まぁいっか、とりあえず」

黒猫を抱えベットに座り両腕に付いている十字架のアクセサリーを片方だけ外し取り三つの『神器』の一つ

『神愛護珠』の能力を使った。離れてもできるが、こうした方が良いと思いギュッと優しく抱きしめた。

黒猫 「にゃん」

数分で傷が完治して、しばらくしたら猫が目を覚ました。

一誠 「よし!治ったな後は、その所々に固まっている血を洗い落とさないとなついでだし、俺も入るか」

と、着替え持ち猫を抱き抱え風呂場へ直行する。


――――――――――――

風呂場

猫は水が嫌いなのだがどうやらこの猫は大丈夫の様で無抵抗で一誠に洗わせている。血の塊はあらかた

無くなり温泉に入る

一誠 「気持ちいいなぁ〜」

黒猫 「・・・・・」

どうやら黒猫もお気に召したようで目を閉じて堪能していた。だがこの後一誠に嬉しい&恥ずかしい出来事が起こる

ガイア 『一誠温泉はどうだ?』

一誠 「大丈夫だ。湯加減も丁度いい、皆の力を合わせて温泉を繋げたから極楽だ。」

ガイア『ふむ、なら我も入るとしよう』

・・・・・えっ?

―――――ガラガラ!―――――

ガイア 「ふむ、丁度好さそうだな」

一誠 「おっ・・・おおお前!?」

そこにガイアはタオルを巻かず全裸で入ってきたため一誠は驚愕し抗議する

一誠 「ガイア!?何でタオルを巻かない!?」

ガイア 「何を言ってる。そんなこと決まっているではないか?好いているお前に何故

     隠さなければなるまい?」

堂々と発言するガイアの告白に一誠の顔は真っ赤に染まった。

ガイア 「それと我だけではないが・・・・・な?」

彼女が後ろに視線を向けた事に、俺はまさか・・・と脱衣所に繋がる扉を見た。そこから

アスモデウス 『ほらほら、入っちゃおうよ!』

ルシファー 『いっ嫌!恥ずかしいでしょ!?一誠がいるのよ!?』

レヴィアタン 『私も恥ずかしいけど、皆と入れば大丈夫だよ♪』

メイビス 『私は後で入りたいです・・・・・』

ベルゼブブ 『偶には皆と入ろう?裸の付き合い大事だ。メイビス』

何やら脱衣所から衣服を脱ぐ音や皆の声が聞こえ、やばい!と感じ脱出を試みようとしたが

ガイア 「何処へ行く一誠?」


彼女に捕獲された。

一誠 「え〜と・・・ガイアさん?手を放していただけると有り難いのですが・・・?」

淡い希望を抱いて言うが、彼女は微笑みながら一誠に言う

ガイア 「NOだ」

結果、ルシファー達と温泉に入る事になった一誠は理性を保つ事で精一杯だったが、

恥ずかしながら偶にはこんな事も良いかと思った。

一誠 「ん、こんな感じかな?けど、綺麗な黒い毛並みだな〜』」

黒猫 「にゃー」

一誠は一足早く出て黒猫の頭や体を拭く黒猫を抱き毛並みの感想を言いながら、

台所に向かい夕食の支度をする。

トントン、トントン、グツグツ、グツグツ

一誠 「〜♪〜♪〜♪」

鼻歌しながら調理する、よしできた。最後は―――

レヴィアタン 「さっぱりしたぁ!一誠くん、今日の夕飯は何かな?」

先に上がったレヴィアタンは一誠の背中に飛びつきながら献立を聞く

一誠 「調理しているから飛びつかないでね?危ないから、今日は―――――って、こら!」

献立を言おうとするが横から摘み食いする不届き者達がいた。

ガイア 「(パク)ふむ、やはり一誠の作る料理は美味いな」

ルシファー 「(モグモグ)そうね・・・女としてのプライドを壊すほどにね・・・」

アスモデウス 「(「パクリ)うん・・・」

ベルゼブブ 「(モグリ)だけど、私達も負けていられない・・・・・」

メイビス 「(パクパク)頑張らないと・・・」

各自、落ち込んだり、負けられないと決意しながらパクパク、モグモグと摘み食いをする。

レヴィアタン 「ずるい!私もするー!」

一誠 「皆!摘み食いするな――――――!!!」

その後、一悶着があったが、七人と一匹は楽しく騒がしく夕飯を終え後片付けは、摘み食いした

罰として皆にさせた。

一誠 「皆、お休み。俺は先に寝るな」

『お休み(なさい)』

猫を抱え自分の部屋に戻る

一誠 「じゃあ、此処に寝てな?お休み」

寝床を作り一誠はベットの布団に潜り意識を落とし寝に入る。―――が、黒猫は一誠の処に移動した。

そして、ベットに飛び乗り布団に潜り込み頭を一誠の胸に押し付け抱き抱えられる様にして黒猫も眠りに付く

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