小説『ハイスクールD×D改』
作者:ダーク・シリウス()

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一誠 「ん〜〜〜・・・?」


何か胸に重みを感じ布団を捲ると・・・


「すう〜すう〜・・・」


両手に一誠の寝巻を握りしめ足を足に絡ませ猫耳や尻尾が生えて黒い着物が少し肌蹴た姿した女性がいた。


一誠 「―――――――――――」


えっ?誰?昨日は確か黒猫と一緒にこの部屋に入って、俺はベットで寝たけど猫耳に尻尾を生やした人は・・・ん?猫耳に尻尾?・・・


「ん〜?あ、おはようにゃん」


一誠 「あ、ああ・・・おはよう、そして・・・誰?」


「私?私は・・・」


黒い着物姿の女性は名乗ろうとしたが
    


ガイア 「一誠、起きているか?今日の修業だが・・・・・おい、貴様は誰だ?」


ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!


今日の修業について部屋に入るが一誠と一誠のベットに見知らぬ女性が居た為、怒りのオーラが溢れ出る。


「昨日此処に連れてこられた黒猫にゃん私は」


『はい?』


呆然と黒猫=女性を見る


取り敢えずお礼と説明するから皆を集めて欲しいにゃん


『・・・解った。』


皆を起こしリビングルームに集まった処で説明を話しさせる。


「最初はお礼を言わなきゃね、私を助けてありがとうにゃん。そして私は傷だらけで此処に連れてこられた

 黒猫、私の名前は黒歌。元猫又ではぐれ悪魔よ」


お礼を言って自己紹介をする。


一誠 「どうしてあそこで傷だらけで倒れていたんだ?・・・それにどうしてはぐれになったのか

    教えてくれる?」


黒歌 「・・・・・」


話したくないのだろう、顔の表情が暗い


ガイア 「話せ、お前に拒む権利など無い」


一誠 「ちょっ!ガイア!?何でそんなこと言うんだ!?」


ガイアの余りの言い草に一誠は詰めかかろうとしたが


黒歌 「いいえ、そいつの言う通りよ。見ず知らずの猫・・・私を助けて傷を治してくれた彼方に恩を仇で

    返すのは嫌だから話すわ」


ガイアの言葉に同意して、全てを話す


黒歌 「私には妹が居るのだけど、親と死別し住む場所も帰る場所も無く途方に暮れる生活になった。

   それでも私達二人は一所懸命、一日一日とお互い頼り、支え合い離れずに生きてきた。そして

   とある上級悪魔に拾われその悪魔の眷属となった。その時は妹も一緒に住める様になって、

   私たちはやっとまともな生活を送り幸せになれると信じた・・・けど、それは儚く散った。」


それは二匹の猫の物語だった


黒歌 「転生悪魔になるため『僧侶(ビショップ)』の駒を選ばれた。私は元々妖術の類いない程

    秀出ていたのよ『僧侶(ビショップ)』の駒が二つ消費した。おかげで魔力の才能も開花し身体に

    流れるエネルギー・・・気を操る事が出来る仙人のみ使える仙術を扱えるようになった。」


『・・・・・』


黒歌 「でも力が増幅し力に溺れた私は主である悪魔を殺し、妹を置いて逃走。SSランクのはぐれ悪魔と

    なった私に追手が現れ幾度も逃れ、撃退、壊滅を繰り返した。・・・けど、油断した為おかげで傷を

    負ったの・・・でも」


彼女の顔が憎悪の表情になり


黒歌 「真相は主の悪魔の奴は自分達の立場が逆らえられない事に良い事に滅茶苦茶な命令を好き放題

    言いだして、逆らったら妹を楯に脅迫まがいな事を言いだしやがったのよ・・・・・だから・・・

    だから!私は・・・っ!」


これまでの経緯を話す最中、一誠は黒歌に近づいた


一誠 「妹の為に主の悪魔を殺した事ではぐれになった事は解った。俺もその立場だったらきっと

    俺もそうしていると思うんだ。けど、どうして妹も一緒に連れてこなかったんだ?今頃、寂しい

    思いをして―――」


ドォォォォオオオオオオン!!!


黒歌 「アンタに一体私の何が解るのよ!?何も知らない癖に解った風に言うな!」


一誠の言葉に激怒して一誠を魔力の波動で吹っ飛ばした。


『一誠(くん)!?』


『イッセー(くん)!?』


ガイア 「おのれ!よくも・・・!?」


黒歌の暴挙に敵意の眼差しを込め詰め寄ろうとする・・・が、(手を出すな)と視線を送り踏み留ませる。


一誠 「確かに俺はお前の事は何も知らない・・・だったら、一緒に住んでお前の事を知りながら

    お前を狙う奴等から護りたい」


黒歌 「余計なことよ!私はこれからもずっと!ずっと!一人で生きて!陰から妹を・・・

    白音を見守る・・・そう決めたの!だから・・私の邪魔をするな!」


妖術仙術のミックスの波動を一誠に放った


ドゥッ!


一誠 「君だけ辛い事しなくていいんだ。俺も一緒にお前が背負っている辛さ悲しみ苦しみも

    背負う、だから!」


避けもせずに一誠は敢えて黒歌の攻撃を受け続けて一歩、一歩、また一歩と黒歌に近づく


黒歌 「っ!?アンタは一体何なのよ!?」


その光景をみて彼女の瞳から怯えが現れ今でも攻撃を受け続けて迫る一誠に恐怖する


一誠 「お前を此処に連れてくる時言ったはずだ。俺はお前を飼う反論は勿論

    異論は認めないって、だから」


攻撃する黒歌に辿り着きそのまま抱きしめる。


黒歌 「―――――えっ?」


一誠 「もう一度言う・・・一緒に住もう?お前の事を知ってお前を護りたい。ずっと・・・」


攻撃を受け続けてダメージが蓄積している事で足が崩れ身体が力が抜け倒れようとするが



バッ!


彼女に抱き抱えられた。


黒歌 「私の・・・私の負けよ、イッセー・・・ごめんなさい・・・」


一誠 「許すから・・・一緒に住もう、黒歌・・・な?」



黒歌 「うん・・・」


一誠 「皆も許してくれ良いな?」


そう言われ皆は渋々納得するが・・・


ガイア 「・・・・・」


一人だけ納得いかず不満な表情を出す


一誠 「ガイア・・・お願いだ・・・許してあげてくれ」


ガイア 「・・・・・ふん、お前が決めた事だ。我は何も言わん、だがな!」


不貞腐れながらも言う通りにするが黒歌を睨めつけて言う


ガイア 「貴様!もし、一誠に命を脅かすような真似をしてみろ!その時は一誠の言葉も

     聞かず貴様を葬るぞ・・・!」


黒歌 「解っているわよ。一誠に攻撃なんてしない。二度としないわ」


ガイアの忠告に従い誓った。


一誠 「じゃあ、一緒に此処に住んでくれるかな?黒歌」


黒歌 「ええ、でも条件が有るわ一つは白音の安否や行動を調べさてくれるかしら?

    もちろん一緒でも構わないわ、二つ目は私に自由に行動させてくれる?勿論これは一つ目の条件と

    同じだけど、私はあまり決められた事は好きではないの。三つ目は・・・・・」


「ん〜」と悩むんでから一誠をまっすぐ見詰めて


黒歌 「今はないにゃん。でも、決まったら言うわ」


一誠 「解った。条件を呑もう」


条件を呑んだ事により黒歌と言う新たな家族を得た一誠


オマケ


その後、改めて一誠達と自己紹介をした黒歌、ルシファー達の存在に驚愕そして数分後、黒歌は一誠に尋ねた


黒歌 「仙術って興味あるかしら?これを会得出来たら対象の相手の行動は気や生命で把握できて解るし

    操る事も出来る。逆に相手の気を操って乱したり断つ事で生命ダメージを与え行動不能もできる。

    もちろん、対処方法は限られているから大概死んじゃうけど」


と仙術の説明をしてどうかにゃん?と尋ねる


一誠 「・・・それは俺にも仙術扱うことができるのか?」


仙術の扱いは難しいんだろう?と黒歌に聞く


黒歌 「今直ぐとは当然言えないし解らないにゃん【仙術】を扱うことができるかそれは才能とセンスが

   必要だにゃん。でも、イッセーなら会得できると信じているにゃん」


一誠 「そこまで言われたら意地でも会得するぞ!黒歌、俺に仙術を教えてくれるか?」


黒歌 「ふふふっ、それでこそ私の主にゃん♪これからもよろしくね?・・・ん」


一誠 「ん!?」


突然一誠にキスをする黒歌、今まで誰も奪われていなかった一誠のファーストキスが今、奪われ


『何しているんだ――――!!!』


怒りを超え噴火したようにルシファー達は激怒した。


黒歌 「何ってキスよまさか知らないの?」


ガイア 「おのれ!一誠のファーストキスを奪いおって!私が最初に奪おうとしたのだぞ!?」


レヴィアタン 「違う私が!って違う!そうじゃなかった・・・(コホン)私達が言いたいのは!」


ルシファー 「何故イッセーにキスをする!?よりによってファーストキスがーーーー!?」


と、他の皆も自分の欲望や本音を見え隠れする言い方をする。(実際ただ漏れだが)黒歌に尋問する


黒歌 「だって・・・私は彼の事を好きになったにゃん、それも心の底からね?愛しているとも

    過言ではない程に。私の為に凄く想ってくれるなんてこんなに好い男なのよ?

    見逃す私ではないわよ?・・・イッセー、私は彼方を心の底から愛していますにゃん♪」


一誠を抱きしめ黒歌のストレートな告白で首まで紅く染める一誠


ガイア (誠の・・・一誠の唇が!・・・なら・・・私も!!!)


フラフラと黒歌と一誠に近寄り二人の肩を掴み


グイッ!


黒歌 「なっ!?きゃっ!?」


ガシッ!


一誠 「えっ?ちょ?ガイ(チュッ!)むぐ!?」


無理矢理、黒歌から一誠を引き離しそのまま黒歌がしたキス以上の濃厚なキスをする


『あぁーーー!?』


黒歌 「・・・・・」


再び一誠とキスの光景を見てルシファー達はショックを受けた。


ガイア 「(クチュクチュ・・・プハ!)―――――ふぅ・・・二番目だのが残念だ・・・

     だが、想い人とのキスは素晴らしいとはここまで思わなかったぞ・・・それと貴様にも言っとくが

     一誠は我のものだ!絶対に渡さんぞ!」


黒歌 「・・・・・ふふふっ、上等よ!」


一誠争奪の宣戦布告に黒歌とガイアの両者の目から火花が散る余所にルシファー達は


ルシファー 「ずるい!私もキスする!」


ベルゼブブ 「私だって!一誠!私とキスをしよう!」


アスモデウス 「私も一誠くんが好き!愛しているわ!」


レヴィアタン 「あははっ・・・皆凄いなぁ、だけど、私も一誠くんとキス!一誠くん好きだよーーー!」


メイビス 「負けていられない!イッセー、私達もしましょう!」


自分達も一誠とキスをしようと迫って行った


一誠 「皆!?ちょっと待っ!?うわぁーーーーーーーーーー!?」


ガイア 「貴様等!?我の一誠に何をする!」


黒歌 「イッセー♪もう一度しようにゃん♪」


ガイア 「んなっ!?貴様がそうなら我もだ!一誠もう一度だ!


と、皆は何度も一誠とのキスをして堪能した。

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