小説『ハイスクールD×D改』
作者:ダーク・シリウス()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

≪ジリリリリリ!!!≫


目覚ましが鳴りに俺は、何時も通り起きようと上半身を起こそうとするが胸に重みを感じ布団を捲ると


黒歌 「すぅ〜すぅ〜・・・」


静かに寝息を立て俺にしがみ付いて寝ていた。


一誠 「またか」


この家に住む事になり黒歌は自室に寝かず俺の部屋に寝入る様になった。起こさぬように慎重に黒歌から離れ

優しく布団を被せて俺は水とタオルを持って庭に出る、


二時間後


一誠「ふぅ、取り敢えずは、これ位にしとくか続きは帰ってからだ。」


タオルで汗を拭き水を取り水分補給をしながら家に帰る黒歌に仙術を教えて貰ってそれ以来会得する為、

修行や鍛錬を欠かさずしてきた。何とか会得する事が出来た

一誠を自分の事の様に黒歌は大喜びした。今では黒歌に匹敵する程になったが慢心せず鍛錬を続けている。


一誠 「さて朝食を作りますか」


と、汗を掻いたままで悪いけど、思いながらキッチンに向かったが、先客が居た。


「一誠様、御疲れさまですお先にお風呂に入られてはどうでしょうか?」


一人のメイドが既に朝食の支度を終えていた。


一誠 「リーラ、いつもありがとうね?助かるよ」


リーラ 「いえ、主のいない私達のために主になっていただいて感謝しておりますのでこれ位は当然です」


この銀髪のメイドはリーラ・シャルンホルスト、料理が作れる人は俺と黒歌しかおらず黒歌は朝が弱い為に

作れずにいる。他の皆は一応・・・作れるが、一度試食してみたら・・・意識を失った。目を覚ましたら

皆が泣きながら謝った。皆が美味しい料理を作りたい!との希望でアスモデウスが人材派遣した所、

メイド達を雇ったのだ。だが、アスモデウスが雇ったメイド達は変わったメイド達だった。


一誠「彼女達は今はどうしている?」


リーラ 「はい我々MMM、第五装甲猟兵待女中隊(パンツァーイエーガーメートヒェンカンパニー)は

     各地でメイド喫茶を開いておりそこで待機しております」


そうリーラはただのメイドではなかった。

第五装甲猟兵待女中隊(パンツァーイエーガ―メートヒェンカンパニー)の大尉(ハウスキーパー)なのだ。

このメイド達との出会いは何時か話そう今は、


一誠 「解った。すぐに出てくるから皆を起こしてくれるか?」


リーラ 「畏まりました。」


風呂に入る事だ。


――――――――――――――――――――――――――――――――


一誠 「ふぅ、さっぱりした。」


頭を拭きながらリビングに入るとルシファー・メイビス・アスモデウス・レヴィアタン・ベルゼブブの

五人が既にいた。一誠はルシファー達に挨拶するとルシファー達も挨拶を返した


一誠 「皆おはよう〜」


『おはよう(ございます)』


レヴィアタン 「早く朝食にしよう?転校初日に遅刻しちゃいけないしね」


一誠 「そうだね、折角久しぶりの学校だからね楽しみだから早く食べようか・・・?ガイアと黒歌は?」


リーラ 「先程起こしましたが・・・」


おかしいですね・・・とリーラが疑問に思った。が直ぐにその理由が解った。


ドッタンバッタン!ドガッ!バタッ!バタタタ!!!ドドドド!!!


二階から物凄い音と叫び声が聞こえた。


ガイア 「貴様!またしても一誠のベットに忍び込んで、もはや許さんぞ!」


黒歌 「そう言う貴女だって!私が気持よく寝ている処に『一誠のベットにダイビーング♪』って、

    言いながら飛び込んできた癖に!」


ガイア 「ふん、我は良いのだ。一誠を愛しているのだからな!我の至福の時を邪魔したお前は邪魔だ!」


黒歌 「何よ!?私だってイッセーの事が好きなのよ!愛しているのよ!彼の部屋に居るだけで幸せな気分に

    なれるのよ!?貴女だってそうだから来ているのでしょ!?」


ガイア 「当然だ!それに、此処は我の聖域なのだ!貴様が一誠と寝るなど言語道断!」


黒歌 「出遅れた貴女何かに言われたくないわ!」


と聞こえて争いの声がリビングまで響く


一誠 「―――止めてくるよ・・・」


『御愁傷様・・・・・ハウッ!』


『・・・・・』


この後の展開が解り皆は静かに胸に十字を切った瞬間、ルシファー達悪魔は頭痛が起こり頭を抱える。

一方、一誠は自室に入ると部屋は荒れ放題になっていた。二人は一誠が入ってきた事に気付かず未だに

ガイアと黒歌は喧嘩をしていた。それに対して一誠は


一誠 【二人とも?】


――――――――キレテイタ――――――――


『一誠(イッセー)?・・・・・あっ』


二人とも一誠に気付いてそれから辺りを見回すと、部屋とは思えない程荒れていた。


一誠 【・・・・・ねぇ?】


『はいっ!?』


一誠 【何か言う事は?】


『えっと・・・・・・』


二人は目を泳がせてしまい一誠は更に圧力をかける


一誠 【ん〜?】


『すいませんでした〜っ!!!』


ズザザザザ〜〜〜〜!!!!!


一誠の目の前に滑りながら綺麗に土下座をする


一誠 「・・・はぁ、もうこんな時間だから今日は説教無し。この部屋を直してくれたら許してあげるよ。」


『解った・・・』


二人とも反省した様なので、リビングに戻る。


一誠 ごめん、待たせたね、食べよう・・・頂きます!


『頂きます!』


一誠 「リーラも食べよう?」


リーラ 「いえ私はメイドです御一緒に食べる事等・・・」


一誠 一緒に食べよう?な?


リーラ 「畏まりました。其処まで仰るのであれば(その笑顔で言うのは卑怯です。一誠様)」


一誠の笑顔に負け心の中一緒に朝食を摂る。こうして、一誠の登校初日の朝は始まる

-12-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える