小説『ハイスクールD×D改』
作者:ダーク・シリウス()

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リアス・グレモリーと接触してから二日が経った。俺と和樹は屋上で昼食を食べ終わった教室には戻らず雑談していたそんな時だった。俺達以外の誰かが屋上に繋がる扉を開け放ち入ってきた。その人物を見るとアイツだった


「此処にいたのね」


二日前に接触したリアス・グレモリーだった。どうやら俺達を探していたようだ


和樹 「何か用?また一誠に何か話を」


リアス「いえ、今回は式森くんも話があるの」


和樹 「僕?何で僕も?特にグレモリー先輩の目に留まる様な事はないと思うけれど」


魔術師以外は・・・な


リアス 「私があの後、兵藤くんと式森くんの事を調べたのよ。式森君の場合、父と母と共に魔術師の家系。

     魔術師の世界では知らない者がいないほどの有名な式森家の者であり世界中の偉大な魔術師である

     先祖たちから受け継いだ強大な魔力を秘める父は神導を、母は魔導を極めた魔術師でその間に

     生まれた式森くんはその両方を極めた神魔導師。貴方はその両親の間に生まれたのだから必然的に

     世界中の偉大な魔術師である先祖たちの血を受け継ぎ魔法潜在力は天文学的な数値を誇る」


和樹 「・・・・・良く調べましたね?と、言いたいところですが親父たちは情報を隠そうともしないから

    其処まで情報を得る事が出来て当然ですね」


プライバシーを気にしないのか?和樹の両親は心が広いというか気にしていないと言うのか・・・・・解らん


リアス 「後、式森くんは婚約者がいるそうね?三人も」


和樹 「―――はい?」


一誠 「まさか、知らなかったのか?」


婚約者が三人も存在すると情報が聞かされた和樹は唖然とした様子に俺は気になり問うと「うん」と肯定した


和樹 「グレモリー先輩。その情報は確かですか?僕、婚約者がいるなんて聞いた事すらないのですが・・・・・」


リアス 「婚約の件については新しい情報だから何とも言えないわ」


和樹 「そうですか・・・親父たちに訊いてみないと」


困惑気味になりながら和樹はそう呟いた。


リアス 「次は兵藤くんの情報なんだけれど・・・・・無いわ」


一誠 「・・・・・」


そりゃあ、先の戦争が始まる前に死んだ事になっているからな当然、俺の情報なんて無いに決まっている


リアス 「貴方、一体何者なの?住所は判明されているだけで他の情報が無いなんて有り得ない、

     両親はどうしたのかしら?」


一誠 「答える必要性が無いので黙秘権を使います」


リアス 「そう・・・なら、本題に入るわ。貴方達私の眷属悪魔として悪魔に転生してみないかしら?

     永遠に近い命を得られるわよ」


『・・・・・』


俺達は黙った。何故なら俺達は既に永遠の命を得られているからだ。


リアス 「答えは今じゃなくてもいいわ、答えが決まったら私の所に来て頂戴」


そう言い残し屋上から去って行った。


一誠 「和樹」


和樹 「一誠」


『答えはNOだな(だね)』


異口同音で俺達は言った


和樹 「だって永遠の命なんて既になっているし」


一誠 「悪魔になんか成りたくないし」


和樹 「じゃあ放課後、オカルト研究部に行く?」


一誠 「そうだな。答えを言いに行かないと・・・・げっ」


時計を見ると授業が始まる3分前だったので俺達は急いで教室に戻った。




放課後になって和樹と一緒に校舎の裏手に向かい二階建ての木造校舎、旧校舎に歩を進む最中に

俺達は足を止めた


一誠 「・・・・・和樹」


和樹 「グレモリー眷属以外に誰かいるね」


俺は気、和樹は魔力で感じたようだ。誰だ?と思いつつ歩を進めた。二日前と同じ二階建ての木造校舎を

進み、階段を上る。更に二階の奥まで進みオカルト研究部と言うプレートが掛けられている教室の前で止まる


コンコン


ノックをしてから俺達は室内に入った瞬間、何故か張り詰めた空気になっていた。主な原因はストロベリーブロンドより鮮やかな紅の髪を持つリアス・グレモリーとメイド服を着こんでいる銀髪の女性だった。姫島先輩は何処か冷たいオーラを漂わせ小猫は部屋の隅で椅子に静かに座っていた。できるだけ部屋にいる者達と関わりたくないって感じだ。成神、アーシア、木場は一緒に立っていた


リアス 「あら、もう答えを言いに来たのかしら?」


一誠 「そのつもりで来たんだけど・・・どうやら取り込み中の様だから後日にする」


リアス 「構わないわ、それで貴方達の答えは?」


俺達は再び異口同音で「答えはNO」と、言い放った。


リアス 「そう・・・でも、何でかしら?永遠の命が得られるというのよ?」


一誠 「俺達は既に永遠の命を得ている」


和樹 「悪魔が一万年まで生きられるとは知っていますが僕達はそれ以上生きていられるんですよ」


『それに悪魔なんかなりたくないから』


俺達はそう告げると溜息をついて「残念ね」と呟いた


和樹 「所で彼女は誰ですか?」


リアス 「彼女は私の兄であり魔王様の専属メイドの」


「グレイフィアです。以後お見知りおきを」


メイドだったか、リーラ達の様なメイドでもなさそうだ。


一誠 「兵藤一誠」


和樹 「式森和樹です」


グレイフィア 「兵藤・・・・・」


一誠 「何か?」


彼女は「いいえ、何でもありません」と、答えた。お父さん達を知っているのか?


和樹 「それで、何故彼女が此処に?それに何で室内は張り詰めるような空気になっているんですか?」


リアス 「部活をする前に少し話をしようとしたところだったのよ」


「実は―――」と、話を続けようとグレモリー先輩が口を開いた瞬間だった。部屋の床に描かれた魔方陣が

光りだす。最初に描かれていた文様が変化して違う文様に変わった。


木場 「―――フェニックス」


そう口から漏らした木場。成程これがフェニックス家の文様なのかと、思っていると室内を眩い光が覆い、

魔方陣から人影が姿を現すと同時に


ボワッ!


魔法陣から炎が巻き起こり、室内を熱気が包み込む。・・・・・熱いな


和樹 「全く、火事になったらどうするんだ」


呆れながら腕を突き出す和樹は「水流」と呟くと炎の中で佇む男の上に空間が歪むと滝の様な勢いで水が流れ

出て炎を消した。途中「ぐえっ!?」っと、聞こえたが気のせいだろう。炎が消えると分かると和樹は指を

鳴らすと空間が消えたと同時に水だらけになった床が一瞬で無くなった。当然、床は濡れていなく水一滴も

無かった。


朱乃 「・・・凄い」


和樹の魔法を見てそう口から漏らした姫島先輩。確かに凄いな、和樹は・・・所で


一誠 「未だに這いつくばっているあの男は誰だ?」


ピクピクと痙攣を起こしながら未だに倒れている男を聞くが誰も答えてくれなかった。


数分後


「ふぅ、人間界は久しぶりだ。相変わらず汚い風だけどな・・・・」


意識が戻って開口一番に言葉を発した赤いスーツを着た一人の男。スーツを崩しているせいか、

ネクタイをせずに胸までシャツをワイルドに開いていた。見た目は二十代前半ようだな。整った顔立ちだが、

悪ガキっぽい影がある。ポケットに手を突っ込んでいた。―――ホストっぽい男だな。て言うか、

ホストに働いている悪魔なのか?フェニックス家のくせに。男は部屋を見渡し、グレモリー先輩を捉えると

口元をにやけさせた


「愛しのリアス。愛に来たぜ」


リアス 「ライザー・・・」


半眼で男、ライザーを見るグレモリー先輩。和樹の母親の言った通りこいつはグレモリー先輩の

婚約者の様だな

ライザー 「おいおい、そんな表情をしないでくれ美しい顔が台無しになってしまう。笑顔になってくれ」


見ればわかるほどライザーを歓迎していないグレモリー先輩の様子など気にせずライザーは近づいて行く


ライザー 「さて、リアス。早速だが、式の会場を見に行こう。日取りも決まっているんだ、

      早め早めが良い」


流石はホストみたいな恰好しているだけあって軽々しいな、ライザー・フェニックス


リアス 「・・・・・放して頂戴、ライザー」

低く迫力ある声音でライザーの手を振り払った。どうやら怒っている様子だな・・・すると、成神がライザーの一連の行動を見てムカついたのか、口を開き始めた


成神 「おい、あんた。部長に対して無礼だぞ。つーか、女の子にその態度はどうよ?」


ライザー 「あ?誰、お前?」


不機嫌な口調で成神に向かって言った。成神を見る目は明らかに人を見下す目だ。嫌悪感も伝わってくる


成神 「リアス・グレモリーの眷属悪魔の【兵士(ポーン)】成神一成だ!」


ライザー 「あっそ、どうでもいいな」


一誠 「グレモリー先輩一応聞きますが、こいつは誰?」


俺は知っているが敢えて問いかけるとライザーは少し驚いた。


ライザー 「おいおい、俺の事知らないのか?しょうがない、此処は寛大な心を持って

      自己紹介をしようではないか、俺は純潔の上級悪魔【元72柱】の一つフェニックス家の三男。

      ライザー・フェニックス。そしてリアスの婚約者だ」


成神 「えええっ!?」


絶叫が起きた。


ライザー 「さて自己紹介は終わった。此処に来た用事を済ませようリアス、式の会場を見に行こう、

      日取りも決まっているから早めに見ても損は無い」


そう言って再びグレモリーの腕を掴み連れて行こうとするが、手を振り払いライザーを睨みつける


リアス 「―――ライザー・・・いい加減にしてくれるかしら?それと腕を放して頂戴、私は貴方とは

    結婚するつもりは無いわ!私は気に入った者としかしないの!それに、私の人生は私が決める!

    父や兄に何言われようともね。もう一度言うわ、私は貴方とは結婚するつもりは無いわ!


結婚を拒否されライザーは不機嫌になった。目元を細め引き攣り舌打ちまでした。


ライザー 「―――チッ!リアス俺は、フェニックス家の看板を背負っているんだ。」


リアス 「私もグレモリー家の看板を背負っているわ。家を潰すつもりもないし、婿養子だって

     迎い受け入れるつもりよ。でも、私が良いと思った者と婚約する。貴方ではないのよ、ライザー」


ザワ!


ライザー 「―――解った。リアス、俺はキミを冥界へ連れて行く、キミの下僕を全て燃やし

      尽くしてでも連れて帰るぞ・・・それとそこの二人、巻き込まれたくなければさっさと逃げな、

      じゃなきゃお前等も燃やすぞ」


グレモリー先輩の言葉を受けたライザーは身体に炎を纏い背中にはまるで、火の鳥の様な炎の翼が展開した。

対してグレモリー先輩は、紅い魔力を纏いライザーと対峙した。部室の空気は敵意と殺意・熱気に包まれ

グレモリー眷属の数名は、臨戦大戦に入っても可笑しくない空気を作りだしていて、残りの数名は

怯え、震えていた。


グレイフィア 「―――そこまでです」


その空気の中で冷静に介入した者がいた。今まで会話の成り行きを見守っていた―――――メイド服を纏った

銀髪の女性グレイフィアだった。


グレイフィア 「リアスお嬢様、ライザー様これ以上やるのでしたらとある提案を受け入れてください」


『提案?』


グレイフィアの提案の申し出に二人は矛を収めたので部室は張りつめた空気が無くなった。


和樹 「グレイフィアさんそれはどんな提案ですか?」


グレイフィア 「旦那様もサーゼクス様もフェニックス家の方々もこうなる事を予測していたのです。

そして、正直申し上げますと実はこれが最後の話し合いだったのです。お互い譲らず決着が着かない場合。

最終手段としてリアスお嬢様がライザー様と『レーティングゲーム』で決める事になりました。」


リアス 「―――!?」


言い渡された提案を聞いてグレモリー先輩は心底驚き言葉を失う


グレイフィア 「リアスお嬢様、そして眷属の方々も御存じでしょうが、説明させていただきます。

        そこの御二人にも聞いても損は無いので、聞いてください」


『はい』


ここは言う通りにした方が良いと判断した。


グレイフィア 「公式なレーティングゲームは成熟した悪魔しかできません。ですが、

        非公式のレーティングゲームならば半人前の悪魔のリアスお嬢様でも参加は認めます。

        御自分の意志を貫き通すのであれば、ライザー様とレーティングゲームにて

        決着を付けてはどうでしょうか?リアスお嬢様」


それを聞いたライザーは口元をにやけて承諾しリアスに問う


ライザー 「俺は構わない、キミはどうするリアス?」


リアス 「―――勿論、こんな好機を逃すわけ無いでしょ?受けて立つわ!私の可愛い下僕達と共に貴方から

     勝利をもぎ取り貴方との婚約の破棄をするんだから!」


睨みあう両者。激しい眼光をぶつけ合って火花が散る


グレイフィア 「では、御二人の意思は確認しました。立会人としてこのレーティングゲームの指揮は

        私グレイフィアが行います。よろしいですね?」


リアス 「ええ」


ライザー 「ああ」


グレイフィアの問いに二人は了承した。


グレイフィア 「解りましたでは。この事を御両家に方々に話しを御伝えます。」


報告する為に変えるのか足元の床に悪魔文字の文様が浮かぶと同時にグレイフィアの姿が消えた。


ライザー 「なぁ、リアス。此処にいる面子がキミの下僕達か?」


リアス 「いえ、そこの二人は違うわ。私の眷属にならないかって誘ったのだけれど断れたわ」


ライザー 「となるとこれじゃあ、話にならないか?人数が少ない上にキミの『王女』である

      雷の巫女ぐらいしか俺の可愛い下僕達と対抗できそうにないな」


ライザーは指を鳴らすとフェニックス家の紋様の魔方陣が現れた。そこからライザーの眷属悪魔らしき

人影が続々と出現した。


ライザー 「と、まぁ、これが俺の可愛い下僕達だ。」


フェニックス眷属悪魔15名集結。ライザーも含めチェスの駒と同じ数、総勢16名になった。だけど、


(何で女性ばかりなんだ?)


そう、ライザーの眷属悪魔は全員、美人・美少女・美女ばかりだった。こいつハーレムを作りたかったのか?


一誠 「女しかいないんだな?ライザー」


ライザー 「英雄、色を好む確か人間界の諺だったよな?良い響き!良い言葉だ!まさに俺の為に

      ある様なものじゃないか!まぁお前じゃあ一生無理だろうな、どうだ?悔しだろう?」


一誠 「いや、別に悔しくないし?お前より凄い奴、知っているから」


ライザー「 ―――っは?・・・そいつは誰だ?」


和樹に向けて指を指して教える


一誠 「此処にいる式森和樹だ。こいつの家は百人を超える優秀な美人だらけのメイドを雇っている。

    一応聞くがお前の眷属悪魔の女は料理ができる奴いるか?」


『・・・・・』


いなかったようだ。嫌、いたとしても、一人や二人ぐらいだろう・・・


和樹 「ちょっと一誠!?何でバラスの!?別に言わなくてもいいじゃないか!」


一誠 「良いじゃないか、男のロマンを実現させて自慢だろ?」


和樹 「それだったらお前だって僕と同じぐらいの人数メイドがいるじゃないか!」


一誠 「そこで言うか!?てかっ、バラすな!」


和樹 「お前が先にバラしたじゃないか!」


と言い合った俺と和樹を他所にライザー達は


ライザー 「・・・お前達、帰ったら料理しよう」


『はい・・・ライザー様』


どんよりと重く暗い空気が彼女達の周りに圧し掛かる。視線を変えると成神が何故かムカついていた。


成神 「どいつもこいつもハーレムだと!?それに何が英雄だ!お前の場合は種を撒く事しか

    能がない唯の種撒き鳥だ!嫌、違うか焼き鳥・・・そう焼き鳥野郎だ!」


ライザー 「焼き鳥?・・・この俺を焼き鳥だと!?貴様、無礼だぞ!リアス、下僕の教育は

      どうなってんだ!?」


「知るか」と言わんばかりそっぽを向くグレモリー先輩


成神 「焼き鳥野郎!ゲーム何か必要ねぇ!関係ねぇ!ここで今直ぐこの『赤龍帝の籠手』で

   お前等全員、潰してやる!」


『Boost!』


おっ、あれが『赤龍帝の籠手(ブースデット・ギア)』の能力か?でも力を上げるだけじゃ、勝てるわけ無いのにな


一誠 「負けるな」


和樹 「うん負けるね」


唯イノシシに様に突っ込んで行くだけのワンパターンの行動に俺達は負けると確信した


ライザー 「ミラ。やれ」


「はい、ライザーさま」


ミラと呼ばれた女の子は長い棍を器用に回し素早く移動して成神に向かった。そして、


ガッシャァァァン!!!


腹部に棍を突き刺しぶっ飛ばされた成神


成神 「ガハ!?」


気づかなかったのだろう何が起きたのか解らない腹部の悶絶しながらそんな表情をしていた。

俺は目線を外し和樹に向けた。


和樹 「やっぱりそうだったね」


一誠 「ああ、そうだったな」


ライザーは成神に近寄りペチペチと頭部を愉快そうに笑いながら叩いていた。

そして何かに思いついたのかライザーは


ライザー 「リアス、LG(レーティングゲーム)は十日後でどうだ?今すぐやってもいいが、

      それではつまらないからな。十日後にそうすれば少しは面白い戦いになるはずだ。」


ハンデをしてやると、堂々の発言にリアスは気に入らない様子だった


リアス 「・・・ハンデをくれるのかしら?」


ライザー 「悔しいか?屈辱か?LG(レーティングゲーム)キミは初めてなんだ。それに自分の感情だけで

      勝てる程『レーティングゲーム』は甘くないぞ。実力を出せないまま終わるのは嫌だろう?

      俺もそれは面白くない、どうせなら十日間の間それまでに修業をして力を付けといてからでも

      遅くはないはずだ」


徐にライザーが手のひらを魔方陣に向けると光が放つ、


ライザー 「リアスに恥をかかせるなよ、リアスの『兵士』。お前の一撃はリアスの一撃なんだよ」


成神 「―――っ!」


ライザー 「リアス、次はゲームで会おう」


そう言い残し、ライザーは自分の眷属悪魔の女達と共に魔方陣の中に光の中へ消えて行った。さて、

話は終わったようだし帰るとするか


一誠 「では、俺達はこれで失礼します。グレモリー先輩」


和樹 「失礼します。」


リアス 「待って」


帰ろうとした二人に待ったが掛かった


和樹 「何ですか?」


リアス 「お願い、貴方達の力を貸して頂戴」


一誠 「断る」


和樹 「すいませんが無理です」


俺達は否定する。主従関係は成りたくないし悪魔になりたくないからな


朱乃 「一応聞きますが、どうしてそんなに拒むのです?」


和樹 「姫島朱乃先輩、僕達は悪魔になりたくない上に」


一誠 「主従関係の生活はゴメンだ。それに俺はとある理由で堕天使と悪魔が嫌いなんだ。」


俺はグレモリー眷属達にそう伝えオカルト研究部から出て行った


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ハイスクールD×D 13 イッセーSOS (富士見ファンタジア文庫)
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