小説『ハイスクールD×D改』
作者:ダーク・シリウス()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

襲撃再び!


「一誠、彼女に教えなくても良いの?」


「知らない方が幸せな時もある」


「・・・・・そう」


「だけど、何時か知られる時が来るだろう。その時は正直に話す」


「うん、そうした方が僕も良いと思う」


「レイヴェルさんの護衛はバッチリですね」


「ああ、レイヴェルの影にドゥーエを入りこませてセインはレイヴェルのクラスの所に潜ませている。

というか、ナンバーズがこの学校にいる。気配と姿、魔力を消してな」


「リアス・グレモリー達に察知されないように配備させているのね?」


「レイヴェルは俺達の家族だ、家族を狙う輩は俺達が対処する」


体育の授業でグラウンドにいる俺達。仮に襲撃して来たのならジェイル達の発明で一般人を瞬時に

気を失わせる装置を発動させる事にもなっている


「曹操達の情報を全て真意に受け止めるのはどうかと思うけど・・・・・」


「どっちにしろ、無視できる情報じゃない。対策を練らずにいたら大変な状況に成る」


「・・・・・そうだね」


和樹がコクリと頷いた。―――そして、その時が起こった


「・・・・・おい、見ろよ。コスプレしている奴がいるぜ」


一人のクラスメートがあらぬ方向に指を指す。


「おーおー、なんだあれ。魔法使い的な?」


俺達はその言葉を聞いてすぐにそっちに視線を送った。―――眼前で魔法使いのようなものを着込んだ

複数人が、こっちに手を突き出していた。・・・・・その足下には、魔方陣が輝いている。

フードを払う奴等。男が三人、異国の顔立ちだった。


「(―――ジェイル!発動しろ!)」


「(解った!)」


カッ!


学園を包む程の眩い光が一瞬で放った。光が収まるとクラスメート達が地面に倒れていた


「へぇ、既に気づかれていたようだな」


「―――キミ達、魔法使いだね?」


「ああ、そうだよ。世界一の魔術師の式森和樹。キミに会えて光栄極まりない」


「同じ魔法、魔術を使う者として許せない行為だね」


「キミ達の目的は既に把握している。―――フェニックス家のレイヴェル・フェニックスを連れて

行こうとしているんだね?」


「げっ、そこまで気づかれていたのか」


「でも、気付かれたところで今更遅いんだけどな」


ドオオオオオオオオオオオオオオオンッ!


新校舎から爆音が聞こえた。―――ああ、確かにな


「俺達がお前達の目的を気づいて何もしていないと思っていたか?」


「・・・・・」


「取り敢えずはだ、俺達の家族を狙うお前達を―――心身ともに痛みつけてやるよ」



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――



レイヴェルside



な、何ですの!?一瞬の光が見えたと思ったらクラスメート達がいきなり倒れてしまいました!


「あわわ!い、一体何が起こっているんですかぁ!?」


「・・・・・何か来るよ」


「小猫さん?」


「フェニックス家のものだな?」


「―――っ!」


「一緒に来てもらうぞ」


魔法使いのようなローブを着込んだ複数人の人達が私達の教室に進入して私に向かってそう言った。

私が目的・・・・・?


「嫌ですわ!貴方達は『禍の団』の魔法使いですね!?」


「いや俺達はメフィストのクソオヤジに追放された魔法使いだ」


『禍の団』の魔法使いではない・・・・・?それにメフィスト・・・・・『番外の悪魔』の

メフィスト・フェレス。魔法使いの協会の理事を務めているあの方に追放された魔法使い・・・・・?


「そんなことより俺達と来てもらうぞ」


「・・・・・連れて行かせない」


「そ、そうですぅ!」


「こいつがどうなっても良いのか?」


小猫さんとギャスパーさんが私を庇う姿勢に成ると、はぐれ魔法使いの一人がそう言って一人の女生徒に

魔方陣を展開させた!・・・・・くっ!卑怯な人達です!


「さあ、こっちに―――」


「ふふっ、彼女を連れて行かせないわ」


「なっ―――」


ドゴンッ!


「ドゥーエさん・・・・・?」


はぐれ魔法使いの影から出て顎下から拳を突き上げて天井に突き刺しました。ど、どうして・・・・・?


「そう言う事だよ。彼女は私達の家族なんだから」


「「「「「―――っ!?」」」」」


天井にセインさんが水面から出るように顔を出すと指先から五つのビームを放って

残りのはぐれ魔法使いを捕獲しました!


「弱っ、呆気なかったね」


「セイン、私達が強過ぎるのよ」


「それもそっか」


ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!


「・・・・・ノーヴェの仕業ね?」


「あはは・・・・・」


嘆息するドゥーエさんと苦笑いをするセインさん・・・・・


「あっ、あの・・・・・どうして二人は此処に?」


「イッセーから言われたのよ。『レイヴェル護衛をしてくれって』」


「何故ですか・・・・・?」


「それはこいつらに聞いた方が早いかもしれないわ。貴女を連れ去ろうとした者達だから・・・・・ね?」


「「「「「っ・・・・・」」」」」


はぐれ魔法使い達を見てペロリと唇を舐める仕草はとても同じ

女性である私でもどこか怖いですよ・・・・・ドゥーエさん



一誠side



「(そう言う訳だからこっちは大丈夫よ)」


「(解った。ありがとう)」


ドゥーエからレイヴェルを守り、はぐれ魔法使い達を捕まえた連絡が来た。


「おい、お前達の作戦は失敗したぞ」


「っ!やはり、お前達と戦うのは命が幾つあっても足りないな」


「どうする?俺は逃走する事をお勧めするぜ」


「・・・・・そうさせてもらう」


やけに素直だな、まあいいかと思っていると気絶した魔法使いを担いで魔方陣で逃げ出した。

その様子を見て和樹と龍牙に問い掛けた


「仕掛けたな?」


「うん」


「これで逃げた先に魔法使いの居場所が解りますね」


「まっ、向こうも俺達が来る事は想定済みだろうさ。―――夜に成ったら行くぞ」


「「了解」」


その後、壊れた個所を直し、ジェイルに気絶した学生達を起こしてもらうと学校は何時もと変わらない

日常を送った。(ナンバーズ達は捕まえた魔法使い達を洗いざらい聞き出すと泳がせる為に逃がしたそうだ)



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



―――深夜


俺たちは最寄りの駅に来ていた。魔法使いたちが逃げた先に此処にいると発覚したんだ。メンバーは俺と

ガイア、オーフィス、ヴァーリ、龍牙、和樹、レイヴェル、セルベリア、

ヴァイラ、シトリー眷属、英雄派だ。


「―――で、何でお前達まで来るんだよ?」


俺は睨みつけるように―――グレモリー先輩が不在のグレモリー眷属に視線を向けた


「その前になんで英雄派がいるんだよ!?しかも勢ぞろいでだ!」


「曹操たちは俺たちの仲間に成ったんだ。悪いか?」


「はっ!?『禍の団』なんだぞ!どうしてお前の仲間に成るんだ!?」


成神はビシッ!と指を曹操達に指した。俺は嘆息してから説明した


「その『禍の団』から抜けたんだよ。で、俺たちの仲間に成った。これが理由だ」


「それで納得する訳無いだろうが!俺達の敵だぞ!」


「お前はただ騒ぎたくて此処に来たのか?だったら帰れ、邪魔だ」


「夕方の時の話し合いに納得いかないんだ!どうしてお前たちだけで解決しようとしているんだよ!」


あー、だろうな。だけどお前たちじゃあ力不足なんだよ・・・・・


「相手が邪龍かもしれないんだ。だから俺たちが戦った方がいいんだ」


「邪龍・・・・・!?」


「だから、俺達で解決しようとしているんだ。というか、お前達が来ても何もする事なんて無いぞ。

ゼノヴィア、小猫、ロスヴァイセ、イリナは良いとして」


「っ・・・・・!」


「せめての情けだ、外でバックアップしている俺達の家族と一緒にいろ。外でも襲撃がくるかもしれない。

ロスヴァイセ、頼むぞ」


「はい、解りました。皆さん、行きましょう」


『・・・・・はい』


ロスヴァイセに促されて成神たちはこの場から去った


「それにしても魔法使いたちが此処にいるとは思いもしませんでした」


「セインのように地面を潜ってきて地上から潜入したか、それとも冥界側―――列車ルートから

侵入したかだな。次元の狭間を通って」


俺がそう訊くがソーナは首を横に振る。


「いえ、どちらも違うでしょう。やはり、誰かが知らない間に利用されてた・・・・・?裏切りによって

侵入を許したとは思えませんが・・・・・」



「同質のオーラを持った奴が侵入したとかは考えられないか?」


「・・・・・それはできるかもしれませんが、三大勢力で親族の中で『禍の団』に属している者は

存在していないと思います。仮にしていたとしてもあんな大胆な行動を起こせるとは思えません」


ソーナは難しい顔で深く思慮している様子だった。


「―――いや、一人だけいるぞ」


『―――っ!?』


突然、曹操がそう口にした。そうだ、こいつは邪龍と一緒にいた悪魔と接触していたんだったな。

そいつがもしかしたら今回の黒幕かもしれない


「だが、俺が言うよりも直接その目で、耳で確認した方が良いだろう」


「・・・・・解りました。この駅周辺を天界、冥界のスタッフが囲んでいます。冥界のグレモリー領にある、列車用の次元の穴も封鎖しました。相手は何を考えているのか、未だに真意は判明しませんが・・・・・

あとは今回の黒幕に会いに行くだけです」


準備は万端、相手は袋の鼠・・・・・とまではいかないだろうな、既に逃走ルートを幾つか用意して

あるだろう。此処で一気に捕まえれたら良いんだがなぁー


「しかし今回、町の地下という事で戦いによる制限があります。大きな破壊は崩落、地盤沈下の影響が

出てしまいます。極力、派手な攻撃を避けねばなりません。・・・・・状況は違いますが

幽幻龍騎士団対シトリー対グレモリーのゲームのようなものです。破壊はできうる限り回避しなければ

なりません。必要以上の威力は控えて下さい」


「となると、ガイアとオーフィスは滅多に攻撃はできないな」


「我はともかく、オーフィスは力加減が余り良いとはいえないからな」


「・・・・・残念」


「敵が現れたら結界で閉じ込めて爆発で攻撃すれば直ぐに終わらせるよ」


「魔法使いは和樹とゲオルグにやらせよう」


「うん、任せて!」


「同じ魔法使いと戦うのは不思議な気持ちだな」


「僕に挑戦しようとした人とは思えないセリフだね?」


「目標だからだ」


「ははっ、頑張って僕がいる領域に来てね」


「必ずその領域に足を踏み込んでやる」


「ルガールとベンニーアは既に外でのバックアップにお願いしています」


「ん、じゃあ行くか。―――俺達を敵に回した事を後悔させてやるんだ。・・・・・夢まで出てくる程にな」


『おう!』



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



地下に降りた俺たちは、冥界行きの列車用に建設されたホームを進んでいく。広い空間を抜けて、右に左に

通路を進んでいくと―――。途端に不穏な気配を察知した。・・・・・いま歩いている通路を抜けた先に敵が

待ち構えているのだろう。俺たちは無言で視線にて確認しあい、戦闘態勢に入った。前衛は和樹とゲオルグと

セルベリア。中衛と後衛はそれぞれ整うと通路を抜けていく―――。そこは初めて足を踏み入れる地下の

開けた空間だった。地下のホーム以上に広大な場所。天井も一層高い。・・・・・こんな所があるなんてな。

この街の地下にはどんな領域が隠されているのやら。人間界は既に万魔殿じゃないか?と、前方に目を

向ければ、かなりの魔法使いの集団がいたよ。全員、魔術師用のローブを着込んでいた。ローブの種類は

様々だが、学園を襲撃した奴等と似たようなローブ姿も確認できた。まあ、今の和樹が着込んでいる

ローブの方がカッコいいけどな


「お出迎え感謝するぞ、魔法使いたち」


俺の声が地下に響く。奴等は魔方陣を展開して何時でも攻撃に入れるように準備をし出した。おー、

容赦が無いな。召喚したであろう魔物も結構な数だ。魔法使いの一人が前に出た


「これはこれは、幽幻龍騎士団に『若手四王』のシーグヴァイラ・アガレスとシトリーの皆さん。

俺たちの為に来てくれるなんて、光栄の限りだ。なによりフェニックス家の者を此処に連れて来てくれるとは

手間が省けた」


「彼女がどうしても行きたいというもんでな。お前達の真意を知る為にも此処に連れてきた」


「俺たちが言うよりもリーダーに聞いた方が早い」


リーダー?誰だ?


「フェニックスの件はそっちから連れて来てくれたからこれでOKかな?あとはあなたたちとの件だ。特に

『若手四王』のシーグヴァイラ・アガレスとシトリー眷属。というか、どうしてアガレス眷属と

グレモリー眷属を連れて来なかったんだ?俺たちは気になって仕方ないんだよ。メフィストのクソ理事と

クソ教会が評価したっていう『若手四王』の力を興味があったのに・・・・・」


・・・・・なんか、空気を読めよって風に言われている気が・・・・・


「まあいいや、その代わりにそっちには世界一の魔術師と初代ゲオルグ・ファウストの子孫がいるから」


「「・・・・・」」


「やろうぜッ!幽幻龍騎士団!悪魔さんたち!魔力と魔法の超決戦ってやつをよ!」


それが開始の合図となった。怒涛の如く、炎、水、氷、雷、風、光、闇、あらゆる属性の魔法が俺たちに

向けて放たれる。使役している魔物の群れも突っ込んできた。その無数とも思える激しい魔法の雨が降り

注ごうとしているなか、和樹は短くため息を吐いた


「―――どれもこれも全然ダメだね」


バシュンッ!


和樹が腕を横に薙ぎ払っただけであらゆる属性魔法が全て一瞬で消えた。魔物に対しては―――


「闇よ。全て飲み込め」


魔物の群れの上に突如、空間が裂けもの凄い引力で魔物たちを裂け目の中に吸い寄せられていく


『―――っ!?』


「ははは・・・・・、これが世界一の魔術師と称された力の一部というのか・・・・・」


一人の魔法使いが苦笑した。まあ、俺も和樹の力を全部見たわけじゃないから解らないけど・・・・・

こいつ、底が全然見えないや


「―――結」


不意に魔法使いたちを閉じこめるように四角の魔方陣が現れ―――


「無間爆」


ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!


結界内に爆発が起きた。しかも何度もだ。


「私、二度と幽幻龍騎士団と戦いたくありません。絶対に」


「私もです。次やったら死にますよ、これ」


「幽幻龍騎士団は化物ぞろいかよ・・・・・!?」


「さ、逆らいたくありません・・・・・!殺されちゃいます・・・・・!」


失礼な!ちょっと強い勢力なだけだ!と心の中で突っ込んでいたら結界が無くなった。

魔法使いたちはというと・・・・・


『・・・・・』


虫の息、死屍累々だった。


「おいおい、やりすきじゃないか?」


「ん?大丈夫だよ、見た目よりあれは威力を抑えたからさ」


「・・・・・あれで威力を抑えていたのかよ」


「それにしても大した魔法攻撃じゃないなぁー。良くこれで追放されたね?」


「破壊行動を繰り返したから追放されたんだろう?」


「自分の力を試したい余りに破壊を尽くすなんてまだまだ弱い証拠だよ」


やれやれといった表情で首を左右に振り嘆息した。和樹と魔法使い集団との対決、

呆気なく終わってしま―――


「和樹さん!」


ピシッ!


・・・・・突然、この空間に少女の声が響いた。しかもこの声は聞き覚えがあるもので―――


「酷いです、和樹さん!妻の私まで攻撃をするなんて!」


「・・・・・なっ、何でキミが・・・・・」


死屍累々とした魔法使いの集団から出てきた桃色の髪をツインテールに結んだ少女。


「おいおい・・・・・」


「えっ!何で彼女が此処に!?」


「知っているのか?」


「・・・・・自称、和樹の妻。和樹が生まれた魔法世界の住人。―――宮間夕菜だ」


「宮間・・・・・、聞いた事がある。魔術師の名門家、宮間家。西洋式精霊魔法が得意とする魔術師の

一族だったな。だが、ある件で名家ではなくなったと聞いた」


ゲオルグが顎に手を乗せてそう呟いた。その言葉に俺は頷いた


「ああ、それは俺たちも関わっているんだ。和樹や和樹の両親が知らない内に勝手に婚約者と

されていたんだ。しかも三人、名を挙げると風椿、神城、宮間」


「・・・・・どれもこれも有名な家柄だな。だが同時に宮間家と同じように災難な事に成っているそうだぞ」


「和樹の両親が、和樹の生まれた魔法世界の魔法協会の理事に粛清の許可を貰って粛清しに行ったからな」


「そんな事があったのか・・・・・、式森家は魔法協会で保護されている魔術師だ。その家の者に

手を出したら魔法協会と式森家に罰されるとどの魔法使いでも知っている事だ」


へぇ、そうなんだ。それは知らなかったな


「で、その罰された筈の宮間がどうして此処にいるのか不思議でしょうがない。和樹にとってアレは

ラスボスみたいなもんだぞ」


「世界一の魔術師にも天敵がいるのか」


「精神的にだろうさ。勝負じゃあ圧倒的に和樹が勝つ」


「キシャー!」


ドッガアアアアアアアアアアアアンッ!


「一誠!助けて!僕、彼女と戦いたくない!」


「頑張れー!シンシアがお前の帰りを待っているぞー!」


「和樹さん!シンシアって誰ですか!?浮気ですか!浮気ですね!?許しません!許しませんよぉー!

キシャアアアアアアアー!」


「一誠のばかぁあああああああああああああ!」


宮間に猛烈な求愛?を受けている和樹に火を注ぐと業火の炎の如く宮間が更に和樹に攻撃をし出した


「・・・・・何気に酷い事をする」


「大丈夫だ、和樹はあんな攻撃に負ける訳が無いからな」


「キミなんて大嫌いだぁああああああああああああああああああ!」


不意に宮間の真上に空間が裂けた。その裂け目から巨大な黒い手が現れて宮間を掴み、そのまま裂け目の中に

引きずり込んだら裂け目が閉じた。


「いっ、今の一体・・・・・」


ゲオルグが声を震わせて今の光景に疑問を浮かべた


「一誠!酷いじゃないか!危うく殺されるところだったよ!」


「ははは、悪いな!」


「絶対に悪いとは思っていないでしょう!?」


「でもほら、宮間を倒したじゃないか」


「あれは永遠の牢獄に閉じ込めただけ!後でマグマが流れている火山の所に突き落とすつもりだよ!」


「・・・・・それでも死ななさそうな気もするが」


「その時は今度、絶対零度の氷の中に閉じ込める!」


と和樹は決意した。―――刹那。俺たちの先に光が走り、転移型の魔方陣が現れた


「来い・・・・・って事だろうね」


「余程、自信があるんだろうな」


「その自信を打ち砕いてやりましょう!」


俺たちは現れた転移用魔方陣に近づき、次の場所へと移動した


-162-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える




ハイスクールD×D 13【BD付限定版】 イッセーSOS (単行本)
新品 \0
中古 \9915
(参考価格:\4725)