小説『ハイスクールD×D改』
作者:ダーク・シリウス()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

一誠 「此処は一体・・・・・何処?」



僕は万華鏡の中を覗いた様な空間にいた。でもどうして僕は此処に?



「おい」



一誠 「えっ?」



声が後ろから聞こえた。僕は振り返ればそこには



全長百メートルは超える巨大な生物――――――――――真紅のドラゴンがいた



一誠 「あわわ・・・食べられる〜!」



「喰いはせん。懐かしい気配が感じ来てみたらお前がいた。興味がある、お前の名は何だ?」



一誠 「僕の名前は兵藤一誠」



「!?っだからか、あ奴等に似た雰囲気や気配が感じるのは」



一誠 「ねぇ、此処はどこ?」



「此処は次元の狭間」



一誠「次元の狭間?」



「そう、我はこの次元の狭間に住み支配している。」



一誠 「そうなの?そぉ言えばさっき、懐かしい気配って言っていたけど若しかして、お父さん達を

   知っているの?」



「良く気が付いたな、我はお前の両親の友だ。」



一誠 「えええぇぇぇぇぇ―――――――――!?」



赤いドラゴンの発言で一誠は驚愕した。



「クックックッ流石に」



信じられんだろう?と、言おうとしたら



一誠 「本当だったんだ!?お父さん達が『ドラゴンの友達がいるんだよ』って
    
    聞いた事があったけど本当だったんだ!?」



「・・・嘘とは思わなかったのか?」



一誠 「僕はお父さん達を信じているよ、お父さん達、僕に嘘はついた事無いから信じているんだ。    

    この前だって、友達は信じてもらえないけど満月の時だけ、色んな妖精さんや精霊さん達に

    会わせてくれたもん!」



「そうか・・・(あ奴等そんな事をしていたのか・・・・・)」



一誠の両親の行動力は相変わらずだと呆れていた



一誠 「そう言えば。どうして僕は此処にいるの?・・・あっ!そうだ!お父さん!お母さん!」



「落ち着け、今から話す」



一誠を落ち着かせる



「まず、お前が此処にいるのは神器(セイクリッド・ギア)のお陰だ。三つ持っている様だな」



一誠 「神器(セイクリッド・ギア)・・・っそうだ!あいつら!!!』



あの時の事を思い出し憤怒した。



「(無理もないか)そしてお前も我も悲しい事だがお前の両親は・・・死んだ」



一誠に悲しい知らせを言い渡された。



一誠 「――――――――えっ?」



「もう一度言うお前の両親は――――――――死んだ」



一誠 「・・・・・」



「どうした。悲しくはないのか?」



何も言わない事を疑問に思い問いかける。



一誠 「悲しいよ。でもね?僕の家では家訓があるんだ。」



「ほう?それは何だ?」



真紅のドラゴンは興味をもった



一誠 「兵藤家の家訓その一、男は女の子を友達を何があろうとも護る事・・・」



???「・・・」



一誠 「兵藤家の家訓その二、慢心・油断せず常に冷静でいる事・・・っ」



次第に一誠は兵藤家の家訓を教えられた時の両親の事を思い出してしまい涙が出そうになるが

我慢して最後の家訓を言った



一誠 「兵藤家の家訓その三、・・・男・・・は、悲しい・・・事があ・・・ろうとも・・
  
    泣かず受    け・・・入れ前に・・・進む事」





「(強いな・・・泣きそうなのに泣くのを我慢して尚も前に進もうとしてる)」



真紅のドラゴンは家訓を言い終わった一誠に話し掛ける



「泣きたいなら思いっきり泣くがいい」



一誠 「・・・本当に・・・いいのかな?」



其の問いに赤いドラゴンは「ああ」と頷く



一誠 「グスッ・・・うっうわああぁぁぁ―――――――――――――ん!!!!!」



そして、一誠は悲しみを曝け出して号泣した



一誠 「お父さん!!!お母さん!!!あ”あ”あ”―――――――――――――――!!!!!」



「この子を強く育てよう。もう涙を流さずにいられるように強く・・・」



真紅のドラゴンは泣く一誠を見てそう決意した。



-2-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える




ハイスクールD×D リアス・グレモリー ~先輩のおっぱいひとりじめフィギュア~ (PVC塗装済み完成品)
新品 \3426
中古 \3753
(参考価格:\7980)