小説『ハイスクールD×D改』
作者:ダーク・シリウス()

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チンクside


私達は動物園にいる。今日の朝にイッセーに何処行きたいか訊かれ私は

「動物園に行きたい!」と強く懇願した。理由は単純だ。動物園に行ってみ

たかったのだ。何せ其処には触れ合い場もあると言うではないか!?ウサギ

を触り放題なのだ!あのモコモコの感触を思う存分堪能できるのだ!触り放

題なのだ!するとイッセーは了承してくれた。ありがとう!


チンク 「早く行こう時間は有限だからな!セイン!」


セイン 「はいよ〜!」


動物園に着いた途端、私は目を輝かせ妹のセインと手を繋いで動物園の中を

駆け回る


一誠 「こうして見ると、どっちが、姉と妹だか解らないな」


苦笑しながら私達の跡を追うイッセーが何か呟いていたが今の私には聞こえ

なかった。今は私の欲望を満たす時なのだぁぁぁ!


セイン 「チンク姉、Dr.みたいな笑顔になっているよ」


むっ?そうなのか?私は解らないが・・・とペタペタと顔を触ってる最中に

イッセーがいつの間にか横に居て


一誠 「まあ、嬉しいからそうなるよな?」


私の頭を撫でながらそう言ってくれた。私は何故か恥ずかしくなって

「あうあう」と言いながら顔を下に向けて隠してしまう


一誠 「ははっ、今の可愛いぞ?チンク」


チンク 「うぅぅ、セイン!イッセー!早く行こう!」


恥ずかしくなり私は紛らかす為に二人を促す。微笑みを浮かべてセインと

イッセーは頷いた。私は先頭に歩を進めると目的の場所が私の視界に入った


チンク 「イッセーよ!兎だ!兎だぞ!ふわふわのモコモコだ!」


掛け走りウサギに指を指して私は伝えるイッセーは此処の係員と少しだけ

話すと「入っても良い」って言ってくれた。私はウサギたちを囲んでいる

柵の扉を開け放ち早速一匹のウサギを抱き抱えた。その感触は温かく

ふわふわのモコモコだった


セイン 「チンク姉、幸せそうだね」


一誠 「そうだなぁ」


私が満足するまで色んなウサギを触れ抱き締めた。


セインside


チンク 「パンダだ!あぁ〜触りたい!触りたいぞ!」


一誠 「・・・・・チンクってふわふわとモコモコの動物が好きなのか?」


セイン 「イッセーは知らないだろうけどチンク姉の部屋はぬいぐるみが

     いっぱいがあるんだよ」


一誠 「そうなのか?」


興味津津の様で訊いてきた。チンク姉の部屋は殆どふわふわでモコモコしたものばかりあるけどね


チンク 「何を話しているのだ?」


セイン 「チンク姉の部屋の事だよ」


チンク 「私の部屋?」


首を傾げ「何処か変なのか?」と訊かれた。


一誠 「チンクの部屋はぬいぐるみだらけと聞いていたところだ」


チンク 「そうか・・・イッセーは私の部屋に興味があるのか?」


一誠 「皆は俺の部屋に来るけれど俺は皆の部屋に入った事無いからな。セインに訊いて興味が湧いた」


チンク 「・・・なら、私の部屋に来るか?」


モジモジと指をいじりながらチンク姉はイッセーに訊いた。うわ、その仕草は

可愛いよチンク姉・・・・・


一誠 「ああ、そうさせてもらうよ」


チンク姉の部屋に入る事を約束した後の私達はいろんな動物を見に行った。

特に鳥の楽園に入ったら鳥達がイッセーの頭や肩、腕に一斉に飛び乗って

来てそれを見た係員が驚いていたのが面白かったなぁ。


一誠side


腹が減って来たな・・・あそこのベンチで食べるとするか


一誠 「二人ともお昼にしないか?今日は俺が作ってきたけど」


セイン 「イッセーのお手製弁当!?」


チンク 「イッセーが作った弁当か!?」


空間の裂け目から弁当を取り出して見せた瞬間、二人は俺が「作った」と聞いて目を輝

かせた。そう言えば週一回だけ俺が作る事に成っているから俺が作る料理は皆にとって

楽しみの一つだったな。と思いながら俺を真ん中にして二人は俺の左右に座り


一誠 「頂きます」


『頂きます!』


弁当の箱を開けて作った料理を一口食べた。うん、美味しいな。自分で作って何だけど


チンク 「・・・美味しいぞ!まさか、イッセーの料理が食べれるとは嬉しいぞ!」


セイン 「美味しい!」


一誠 「そう言ってくれると作った甲斐があったよ―――そうだ。二人も料理作ったらどうだ?何か一つでも

    できる事が有ると良いぞ?」


セイン 「うーん、そうだね。私達も料理してみようか?」


チンク 「そうだな、イッセー。料理の施しを頼む」


一誠 「任せられた。プロ級の料理ができる腕にしてやるよ」


料理を教える事に決まった。良し皆にも驚かせよう!と決意後、昼食を食べ終え再び色んな動物を見に

行った。そして帰る時間に成った。


チンク 「もうこんな時間か?もう少し楽しみたいのだが帰られないと」


セイン 「そうだね、今日は楽しかったよ。イッセー」


一誠 「どういたしまして!こっちも楽しかったよ。また行こうな」


チンク 「・・・約束してくれるか?」


一誠 「勿論だ!」


今度は皆と行きたいからな


チンク 「―――イッセー、しゃがんでくれるか?」 


一誠 「ん?」


俺は言われた通りしゃがむとチンクは唇を突き出して俺の唇に合わせた。

えっ・・・・・キス!?


チンク 「私のファーストキスだ。これで絶対に約束破れないからな///」


セイン 「大胆だね、チンク姉・・・なら、私も・・・ん」 


一誠 「(また!?)」


セイン 「イッセー!約束だよ?」


二人にファーストキス+約束のキスされてしまい


一誠 「・・・解った。約束は守る、何時かになるけどいいか?」


チンク 「勿論だ」


セイン 「大丈夫、気長に待つよ」


これは破れないなと俺は二人からの約束のキスをいつか果たそうと決意する

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