小説『ハイスクールD×D改』
作者:ダーク・シリウス()

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ベルゼブブ 「そういえば一誠と出会って色々とあったな」


一誠 「そうだな。ガイアやルシファー達と出会い、黒歌も出会いリーラも雇ってジェイル達も救出&スカ

ウトしてその後も色々とあったな」


本当、色々とあったな。和樹も出会いお父さん達との知り合いも出会えたし暇な一日は無い程だ


ベルゼブブ 「ふふ、今後も様々な事が起きるだろう」


一誠 「あははっ、そうだな。悲しい事が無い日常もあるだろうしね」


ベルゼブブ 「そうだな・・・」


一誠 「でもいいのか?」


ベルゼブブ 「何がだ?」


不思議そうに尋ねてきただってなぁ、



一誠 「外に出かけなくて良いのか?」


ベルゼブブ 「確かに魅力的なんだが、此処の所、一誠は出掛けっぱなしだ。偶には家でのんびりするのもい

       いだろう?」


一誠 「そうだな。ありがとう、ベルゼブブ」


今現在、屋上にある芝生の上にベルゼブブの膝に頭を乗せ横たわっている


一誠 「ジェイル達が作った作品は人間界では人気あるらしいな?」


ベルゼブブ 「そう言えばそうだな。中には無料で雨を人工的に降らす機械を渡したら、そのお陰で水不足が

       解消された国も少なく無いらしいぞ?」


俺がジェイル達に試しに「ジェイル達が作った機械を売ってみたらどうだ?」と言ってジェイル達は試しにし

てみたら爆発的に売れた。雨を人工的に降らす機械は雨が降らない国に無料で提供してその性能を見せたら感

涙の涙を流して感謝感激歓喜の言葉を貰った。勿論、他の国でもそうだ。今では人間界では知らない人がいな

い程になった


一誠 「また救済ができてよかったよ」


「一誠の夢だからね」


ベルゼブブ 「どうした、何か用か?」


この屋上に第三者の声が聞こえた。―――アスモデウスだ。


アスモデウス 「勿論、私も一誠くんの傍にいる為に来たのよ」


そう言いながら俺とベルゼブブの傍に腰を下ろした


アスモデウス 「心地よさそうね?」


一誠 「ああ、芝生も良いけどやっぱり人の温もりが有る方が良いや」


アスモデウス 「そう・・・・・ねえ、お願いが有るんだけど」


「何だ?」と何かを頼もうとする彼女に訊くと


アスモデウス 「それはね?」



――――――――――――――――――――――



アスモデウスside



一誠 「これでいいのか?」


アスモデウス 「えぇ、良いわ」


ベルゼブブ 「・・・・・」


私とベルゼブブは一誠くんに腕枕をして貰っている。ふふ、偶にはこういうのも良いわ


一誠 「ベルゼブブは寝ちゃっているみたいだ・・・・・身動きとれない」


アスモデウス 「ふふっ、可愛い寝顔だこと」


彼を抱き枕みたいにして寝ちゃって、


一誠 「アスモデウスも寝たらどうだ?」


・・・そうね、どうしてだが解らないけど眠くなってきたわ


アスモデウス 「そう・・・ね私・・も寝るわ・・・お・や・・す・みな・・さ・・い」


私は意識を落とし眠りに付いた。



――――――――――――――――――――――



ベルゼブブside



いつのまにか寝てしまったか、一誠とアスモデウスを視界に入れると


『すぅ〜すぅ〜・・・』


寝顔が可愛いなぁ、それにアスモデウスも寝ていて幸せそうに寝ている・・・私達四人は出会ってから何時も

離れずに傍にいた。魔王になってからも先の大戦でも・・・そして今現在もだ。今は沢山の仲間、家族、

そして―――一誠と言う、愛してやまない彼が傍にいる。きっと他の皆もそうだろう


一誠 「ベルゼブブ・・・」


ベルゼブブ 「ん?」


寝言か・・・・・?


一誠 「これからもずっと一緒だ。勿論、アスモデウスや他の皆も・・・」


・・・・・ふふっ!


ベルゼブブ 「あぁ、この命は既に一誠お前の物だ。私が離れる訳がないさ」


彼の顔に近づけ唇を押しつけた最中「ずるい」と私の耳に入った。顔を上げると少し不機嫌な表情をしたアス

モデウスが顔を上げて此方を見ていた


アスモデウス「ずるい、寝ている一誠くんにキスなんて―――私もするわ」


私に負けじと彼にキスをした。私はふと思った事を彼女に訊いてみた


ベルゼブブ 「アスモデウス」


アスモデウス 「うん?」


ベルゼブブ 「私達四人は何時までも一緒だよな?」


「勿論!それと」と言う彼女に「何だ?」と訊く私に向かって


アスモデウス 「彼を何時までも守っていきましょう?私達で」


真剣な眼差しで私に言った。当然だ、私達が守らず一体誰が彼を守るんだ


ベルゼブブ 「そうだな。私達で愛しい一誠を守ろう」


アスモデウス 「ええ、それに私達の命は既に」


『彼のもの・・・・・一誠(くん)、私達はずっと傍にいるから・・・・・私達とずっと幸せになろう』


両頬にキスをして再び私達は一誠に抱きついて目を閉じて意識を落とした


一誠 「・・・二人とも、ありがとう」


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